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2章
壊れる体
むっちりとした太腿が、ずぷりとゲルの中に沈んでいく。
ひやりと冷たい感触は一瞬だけで、直後に体は熱を持ち始める。サウナに入ったような、身体の芯がじりじりと熱せられる感覚。
「ふ、ぅ……っ」
「感度も上がるでしょ? ほらほら」
「あ、う……はは、こんなもん、かよ」
ノウの指がゲルの中に入ってきて、漬け込まれている流華の太腿に絡みつく。内腿を擦り上げられ、その度にびくびくしながらも、流華は汗まみれの顔で笑みを作った。
「大したこと、ないな……。何時間だって、耐えてやるよ、こんなの……」
「本当に、馬鹿ね」
「何言って――ひあ……っ!」
台座の下降は続いていて、陰毛と秘部と、乳頭が同時にゲルの沼に沈んだ。
性感帯でもなんでもない太腿に触れただけで喘ぎ声を漏らす媚薬。それが一気に身体にまとわりついて、流華は嬌声を上げた。
「くぅぅああああっ!」
(熱っ、あづい! からだ、じんじんして……っ!)
ぷしっ、と何もされていないのに軽く潮を噴き出す。腰がガクガクと震えてしまって、それで陰核と乳首の位置が変わる。あたかもゲルに愛撫されているような刺激に、流華は大きな絶頂を迎える。
「ぎ、あ……っ! あああああああっ!」
「はい、一回目。いや、二回目かしら? ねえ、何回目か教えてくれるかしら?」
ノウは流華の腰を掴んで、四方に揺する。胸と尻が劣情を誘うようにぷるぷると揺れ、官能に溺れた女の声が反響した。
「あ、あん……っ! ああん……っ! くああ! 揺らすなああ……っ!」
「なにそれ、自分から弱みを教えてるようなものじゃない。やっぱり沼責めはキツいのかしらね」
台座はさらに沈んでいて、今や四つん這いの肩を覆うようになっていた。
下を向いては窒息する。鯱鉾のように喉を晒す格好を取るしかない。
ノウは平然と沼の中に立ち、流華を正面から見下ろした。
「良い格好ね。遠吠えでもしてみる? 鳴いてみなさいよ、ワンでもニャーでもいいから」
「……死、ね……っ」
「顎を撫でたらごろごろ鳴くかしら」
「あ、ああ……っ! ひああ……、ぐ、く……っ」
剥き出しの喉をくすぐる。涙目で紅潮しながらも、流華は気丈に敵を睨んだ。
「拘束、媚薬沼の中、全裸、排便、絶頂、四つん這い。そのうえ喉元を弄ばれて、それでも抵抗する意味があるのかしら? ねえ、ほらほら」
ノウに状況を列挙され、痛いぐらいに頭が灼けつく。身体中が熱い。首をくすぐられるだけで果てそうになる。
それでも流華は、折れることはない。
「言って、ろ。カス……。あぁ……っ。あたし、はなあ……っ、ふぁ、何されたって、諦めないって、ぇ……くあっ、決めてん、だよ……っ」
「こんなことされても?」
「あああっ!」
触手が肛門に殺到する。排便の残りを洗浄し、さらに腸の奥にまでゲルを塗り込んでいく。
「トイレに行くたびイくようになっちゃうかもだけど、これでも折れないかしら?」
「ああっ! く、どいんだよっ! この、程度っ! ひぃぃああああっ!」
肛門から何本も触手を生やしたまま、流華は果てた。緩んだ唇の端から唾液が垂れる。
「じゃあ、次は乳首ね。吸ってあげる」
「待っ……! そこは、ああああああっ!」
ゲルのまとわりついた触手がブラのように胸を覆い、びりびりとした快感が突き抜ける。
「さらにー、陰核もね。こっちは扱くように」
「ひぃぃあっ! あ、が、ぐぅぅうああああっ!」
「膣口は触手で開いて、ゲル詰めしてあげましょう。あなた身体付きも良いし、とっても上等な娼婦になれるわよ」
「あ、ああっ! っぐう! ぐく! あああっ!」
(イくイぐ! 止まらない! 身体おかしく、なってる……っ! いっくイく!)
ノウの言葉のたびにびりびりと快楽を受ける箇所が増えていき、ついには全身を覆い尽くされた。乳首も陰核も子宮も、太腿や首なんて性感帯ではない場所も信じられないぐらい熱く昂る。
愛液は、蛇口を捻ったように溢れ出ていた。
「あああああ! ひああああっ! っくうああああっ!」
「あらあ? 喋れなくなっちゃったかしら?」
「だ、れがぁぁああ! こ、のぐらいぃぃっ! ぅぅうああああっ! くううううううっ!」
「あはは、喋れてないじゃない」
(無茶、言いやがって……っ! こんなの、耐えられるわけ……っ! ちく、しょ……っ! 全然我慢できない! 腹が、熱くなっ……て……っ!)
「あああ! イぐぅううううう!」
流華は盛大に愛液をしぶかせる。度重なる調教で覚えてしまった宣言。敗北に等しいその言葉をついに自分から叫んで、へこへこと腰を振り立てる。
汗の滴る尻を、ノウは軽く叩いた。
「イったのね。自分から言ったんだもんね、これで少なくとも一回目かしらね」
「違……う」
「はあ?」
「聞き間違い、だろ。あたしはそんなこと、言って、ない……」
「……はあ。この期に及んで、まだ無駄な抵抗するの?」
「あぐっ!」
顎を掴まれて、乱暴に顔を上げさせられる。指を形作る微細な触手が流華の頬を撫でて、ゾワゾワと悪寒がした。
「屈服なさい、第二位。差し当たって、絶頂宣言を一〇〇回。それで休憩をあげる」
流華は、返事さえしなかった。唾をノウの顔に吐きかけて、震える唇を弧の形に歪める。乱れた前髪の奥では、ぎらぎらと目が輝いていた。
「何度でも、言うぞ。あたしは、屈さない。ぜったい、に」
「そう」
ノウの合図で、拘束が変わった。四つん這いから大の字へ。
首から下を全て沼に沈められた姿勢にさせられて、流華の周囲に触手が立ち上がる。
胸に形を合わせたもの、陰核に嵌る形のもの、男性機を模したもの、用途不明の大量の繊毛。
それらに囲まれた流華に、もう一度、ノウは言った。
「屈服、しない?」
「……しないっつってんだろ。やりたきゃ、やれよ」
「そう。……じゃあ、またいつかね」
ノウは踵を返す。罠部屋である校長室からも出た。
閉めた扉の向こうから、悲鳴とも嬌声ともつかない絶叫が響き渡った。
ひやりと冷たい感触は一瞬だけで、直後に体は熱を持ち始める。サウナに入ったような、身体の芯がじりじりと熱せられる感覚。
「ふ、ぅ……っ」
「感度も上がるでしょ? ほらほら」
「あ、う……はは、こんなもん、かよ」
ノウの指がゲルの中に入ってきて、漬け込まれている流華の太腿に絡みつく。内腿を擦り上げられ、その度にびくびくしながらも、流華は汗まみれの顔で笑みを作った。
「大したこと、ないな……。何時間だって、耐えてやるよ、こんなの……」
「本当に、馬鹿ね」
「何言って――ひあ……っ!」
台座の下降は続いていて、陰毛と秘部と、乳頭が同時にゲルの沼に沈んだ。
性感帯でもなんでもない太腿に触れただけで喘ぎ声を漏らす媚薬。それが一気に身体にまとわりついて、流華は嬌声を上げた。
「くぅぅああああっ!」
(熱っ、あづい! からだ、じんじんして……っ!)
ぷしっ、と何もされていないのに軽く潮を噴き出す。腰がガクガクと震えてしまって、それで陰核と乳首の位置が変わる。あたかもゲルに愛撫されているような刺激に、流華は大きな絶頂を迎える。
「ぎ、あ……っ! あああああああっ!」
「はい、一回目。いや、二回目かしら? ねえ、何回目か教えてくれるかしら?」
ノウは流華の腰を掴んで、四方に揺する。胸と尻が劣情を誘うようにぷるぷると揺れ、官能に溺れた女の声が反響した。
「あ、あん……っ! ああん……っ! くああ! 揺らすなああ……っ!」
「なにそれ、自分から弱みを教えてるようなものじゃない。やっぱり沼責めはキツいのかしらね」
台座はさらに沈んでいて、今や四つん這いの肩を覆うようになっていた。
下を向いては窒息する。鯱鉾のように喉を晒す格好を取るしかない。
ノウは平然と沼の中に立ち、流華を正面から見下ろした。
「良い格好ね。遠吠えでもしてみる? 鳴いてみなさいよ、ワンでもニャーでもいいから」
「……死、ね……っ」
「顎を撫でたらごろごろ鳴くかしら」
「あ、ああ……っ! ひああ……、ぐ、く……っ」
剥き出しの喉をくすぐる。涙目で紅潮しながらも、流華は気丈に敵を睨んだ。
「拘束、媚薬沼の中、全裸、排便、絶頂、四つん這い。そのうえ喉元を弄ばれて、それでも抵抗する意味があるのかしら? ねえ、ほらほら」
ノウに状況を列挙され、痛いぐらいに頭が灼けつく。身体中が熱い。首をくすぐられるだけで果てそうになる。
それでも流華は、折れることはない。
「言って、ろ。カス……。あぁ……っ。あたし、はなあ……っ、ふぁ、何されたって、諦めないって、ぇ……くあっ、決めてん、だよ……っ」
「こんなことされても?」
「あああっ!」
触手が肛門に殺到する。排便の残りを洗浄し、さらに腸の奥にまでゲルを塗り込んでいく。
「トイレに行くたびイくようになっちゃうかもだけど、これでも折れないかしら?」
「ああっ! く、どいんだよっ! この、程度っ! ひぃぃああああっ!」
肛門から何本も触手を生やしたまま、流華は果てた。緩んだ唇の端から唾液が垂れる。
「じゃあ、次は乳首ね。吸ってあげる」
「待っ……! そこは、ああああああっ!」
ゲルのまとわりついた触手がブラのように胸を覆い、びりびりとした快感が突き抜ける。
「さらにー、陰核もね。こっちは扱くように」
「ひぃぃあっ! あ、が、ぐぅぅうああああっ!」
「膣口は触手で開いて、ゲル詰めしてあげましょう。あなた身体付きも良いし、とっても上等な娼婦になれるわよ」
「あ、ああっ! っぐう! ぐく! あああっ!」
(イくイぐ! 止まらない! 身体おかしく、なってる……っ! いっくイく!)
ノウの言葉のたびにびりびりと快楽を受ける箇所が増えていき、ついには全身を覆い尽くされた。乳首も陰核も子宮も、太腿や首なんて性感帯ではない場所も信じられないぐらい熱く昂る。
愛液は、蛇口を捻ったように溢れ出ていた。
「あああああ! ひああああっ! っくうああああっ!」
「あらあ? 喋れなくなっちゃったかしら?」
「だ、れがぁぁああ! こ、のぐらいぃぃっ! ぅぅうああああっ! くううううううっ!」
「あはは、喋れてないじゃない」
(無茶、言いやがって……っ! こんなの、耐えられるわけ……っ! ちく、しょ……っ! 全然我慢できない! 腹が、熱くなっ……て……っ!)
「あああ! イぐぅううううう!」
流華は盛大に愛液をしぶかせる。度重なる調教で覚えてしまった宣言。敗北に等しいその言葉をついに自分から叫んで、へこへこと腰を振り立てる。
汗の滴る尻を、ノウは軽く叩いた。
「イったのね。自分から言ったんだもんね、これで少なくとも一回目かしらね」
「違……う」
「はあ?」
「聞き間違い、だろ。あたしはそんなこと、言って、ない……」
「……はあ。この期に及んで、まだ無駄な抵抗するの?」
「あぐっ!」
顎を掴まれて、乱暴に顔を上げさせられる。指を形作る微細な触手が流華の頬を撫でて、ゾワゾワと悪寒がした。
「屈服なさい、第二位。差し当たって、絶頂宣言を一〇〇回。それで休憩をあげる」
流華は、返事さえしなかった。唾をノウの顔に吐きかけて、震える唇を弧の形に歪める。乱れた前髪の奥では、ぎらぎらと目が輝いていた。
「何度でも、言うぞ。あたしは、屈さない。ぜったい、に」
「そう」
ノウの合図で、拘束が変わった。四つん這いから大の字へ。
首から下を全て沼に沈められた姿勢にさせられて、流華の周囲に触手が立ち上がる。
胸に形を合わせたもの、陰核に嵌る形のもの、男性機を模したもの、用途不明の大量の繊毛。
それらに囲まれた流華に、もう一度、ノウは言った。
「屈服、しない?」
「……しないっつってんだろ。やりたきゃ、やれよ」
「そう。……じゃあ、またいつかね」
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