110 / 334
第1章
第110話 毒事件の回避
しおりを挟む
治癒玉に「収納」の魔法陣を刻んだ時の最大の課題は「治癒」をしようとした時に「収納」が発動しないようにすることだった。
「収納」の魔法陣に手を触れないようにすれば良いんだけど治癒玉は小さいから難しい。一回めはたまたま成功したけど、二回目と三回目は失敗した。
色々と試行錯誤をした結果、光水を治癒玉に「収納」させた後に、雷魔石を使って「収納」の魔法陣を無効化することにした。
「収納」の魔法陣の上にもう一度「収納」の魔法陣を雷魔石から移しとると魔法陣の線が重なって魔法陣として機能しなくなるんだ。
解毒治癒玉を使用して光水を出した後には光水の補充はできないけど、
動きとしては思った思った動きになった。そもそも光水自体がどこにでもあるようなものではないから手軽に補充できるくらいなら光水を持ち歩いたほうが良いんだよね。
販売とかするつもりはないけど、解毒治癒玉は使い捨てみたいになっちゃうかもしれない。再利用するにはもう一度「収納」の魔法陣を描く必要があるけど、小さい魔石に何度も魔法陣を描くスペースの余裕はない。
光水の効果がどのくらい保持できるのか、何日か置いて確認する必要はあるけど、
なんだか良い感じのものが出来たような気がする。。
解毒治癒玉をレオノールさんに渡したいなぁ。
ーーー何度も命を狙われたよ。食事に毒を盛られることもあった。学園入学の準備に田舎に訓練に行ったんだけど
領主邸で出された食事に毒が混入していたと言う事件が起きたりしたよ。
その時は毒見をした騎士が倒れた。僕は無事だったけど、その土地の領主は責任を負わされてたよ。
家が取り潰しになった領主は気の毒だったな。
領主の長男も学園入学を楽しみにしていたのにね。平民の生活になっても君のように希望を捨てないで生きて欲しいよ
ーーー平民の生活だってそう悪くはないですよ。だから、その領主さんも長男さんもきっと大丈夫です!
……そんなことより、ネイサン様がご無事で良かったです!
脳裏にネイサン殿下とピンク色の髪の令嬢が話している様子が浮かんできたんだ。でも……、ちょっと待って?殿下は何度も命を狙われていた?
田舎の領主が毒混入の責任を負わされて、お家取り潰し!?
毒?もしかして灰色キノコのこと、危ないじゃん!
そもそもピンク令嬢!「そんなことより」って何?田舎領主家がどうなろうと知ったこっちゃないってことですか?
酷くない?
田舎領主一家がお取り潰しで平民になるって……、今も貴族っぽい生活している感じではないけど、お取り潰しとかされたくないよ!
今まで脳裏に浮かんだ光景の中で一番衝撃だったかもしれない。
これは起きる未来?あれ?毒キノコ混入は回避したよね。それならもう起きることはないのだろうか。
殿下が以前から狙われているのだとしたら、まだ毒を盛られる可能性があるってこと?
あれこれ考えてちょっとパニックになりそうだった。
そろそろ寝ようと思っていたのに、目が冴えてしまう。
「収納」の魔法陣に手を触れないようにすれば良いんだけど治癒玉は小さいから難しい。一回めはたまたま成功したけど、二回目と三回目は失敗した。
色々と試行錯誤をした結果、光水を治癒玉に「収納」させた後に、雷魔石を使って「収納」の魔法陣を無効化することにした。
「収納」の魔法陣の上にもう一度「収納」の魔法陣を雷魔石から移しとると魔法陣の線が重なって魔法陣として機能しなくなるんだ。
解毒治癒玉を使用して光水を出した後には光水の補充はできないけど、
動きとしては思った思った動きになった。そもそも光水自体がどこにでもあるようなものではないから手軽に補充できるくらいなら光水を持ち歩いたほうが良いんだよね。
販売とかするつもりはないけど、解毒治癒玉は使い捨てみたいになっちゃうかもしれない。再利用するにはもう一度「収納」の魔法陣を描く必要があるけど、小さい魔石に何度も魔法陣を描くスペースの余裕はない。
光水の効果がどのくらい保持できるのか、何日か置いて確認する必要はあるけど、
なんだか良い感じのものが出来たような気がする。。
解毒治癒玉をレオノールさんに渡したいなぁ。
ーーー何度も命を狙われたよ。食事に毒を盛られることもあった。学園入学の準備に田舎に訓練に行ったんだけど
領主邸で出された食事に毒が混入していたと言う事件が起きたりしたよ。
その時は毒見をした騎士が倒れた。僕は無事だったけど、その土地の領主は責任を負わされてたよ。
家が取り潰しになった領主は気の毒だったな。
領主の長男も学園入学を楽しみにしていたのにね。平民の生活になっても君のように希望を捨てないで生きて欲しいよ
ーーー平民の生活だってそう悪くはないですよ。だから、その領主さんも長男さんもきっと大丈夫です!
……そんなことより、ネイサン様がご無事で良かったです!
脳裏にネイサン殿下とピンク色の髪の令嬢が話している様子が浮かんできたんだ。でも……、ちょっと待って?殿下は何度も命を狙われていた?
田舎の領主が毒混入の責任を負わされて、お家取り潰し!?
毒?もしかして灰色キノコのこと、危ないじゃん!
そもそもピンク令嬢!「そんなことより」って何?田舎領主家がどうなろうと知ったこっちゃないってことですか?
酷くない?
田舎領主一家がお取り潰しで平民になるって……、今も貴族っぽい生活している感じではないけど、お取り潰しとかされたくないよ!
今まで脳裏に浮かんだ光景の中で一番衝撃だったかもしれない。
これは起きる未来?あれ?毒キノコ混入は回避したよね。それならもう起きることはないのだろうか。
殿下が以前から狙われているのだとしたら、まだ毒を盛られる可能性があるってこと?
あれこれ考えてちょっとパニックになりそうだった。
そろそろ寝ようと思っていたのに、目が冴えてしまう。
360
あなたにおすすめの小説
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。
悪役令息の継母に転生したからには、息子を悪役になんてさせません!
水都(みなと)
ファンタジー
伯爵夫人であるロゼッタ・シルヴァリーは夫の死後、ここが前世で読んでいたラノベの世界だと気づく。
ロゼッタはラノベで悪役令息だったリゼルの継母だ。金と地位が目当てで結婚したロゼッタは、夫の連れ子であるリゼルに無関心だった。
しかし、前世ではリゼルは推しキャラ。リゼルが断罪されると思い出したロゼッタは、リゼルが悪役令息にならないよう母として奮闘していく。
★ファンタジー小説大賞エントリー中です。
※完結しました!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
何故か転生?したらしいので【この子】を幸せにしたい。
くらげ
ファンタジー
俺、 鷹中 結糸(たかなか ゆいと) は…36歳 独身のどこにでも居る普通のサラリーマンの筈だった。
しかし…ある日、会社終わりに事故に合ったらしく…目が覚めたら細く小さい少年に転生?憑依?していた!
しかも…【この子】は、どうやら家族からも、国からも、嫌われているようで……!?
よし!じゃあ!冒険者になって自由にスローライフ目指して生きようと思った矢先…何故か色々な事に巻き込まれてしまい……?!
「これ…スローライフ目指せるのか?」
この物語は、【この子】と俺が…この異世界で幸せスローライフを目指して奮闘する物語!
ゲームちっくな異世界でゆるふわ箱庭スローライフを満喫します 〜私の作るアイテムはぜーんぶ特別らしいけどなんで?〜
ことりとりとん
ファンタジー
ゲームっぽいシステム満載の異世界に突然呼ばれたので、のんびり生産ライフを送るつもりが……
この世界の文明レベル、低すぎじゃない!?
私はそんなに凄い人じゃないんですけど!
スキルに頼りすぎて上手くいってない世界で、いつの間にか英雄扱いされてますが、気にせず自分のペースで生きようと思います!
昭和生まれお局様は、異世界転生いたしましたとさ
蒼あかり
ファンタジー
局田舞子(つぼたまいこ)43歳、独身。
とある事故をきっかけに、彼女は異世界へと転生することになった。
どうしてこんなことになったのか、訳もわからぬままに彼女は異世界に一人放り込まれ、辛い日々を過ごしながら苦悩する毎日......。
など送ることもなく、なんとなく順応しながら、それなりの日々を送って行くのでありました。
そんな彼女の異世界生活と、ほんの少しのラブロマンスっぽい何かを織り交ぜながらすすむ、そんな彼女の生活を覗いてみませんか?
毎日投稿はできないと思います。気長に更新をお待ちください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる