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第1章
第200話 魔獣置き場の魔法陣
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早速魔獣置き場を見に行く為に、本館を出た。
玄関を出たところでボブが待っていた。出かける事を予想して待っていてくれたようだ。
流石ボブ!
「馬で行きやすか?」
「うーん、割と近いよね。……でも、馬で行こうか」
ボブはまだ厩舎に馬を戻さずに、門の手前の馬車を止める場所のところに馬を繋いでいてくれた。
兄上は馬の方に目線をやってから、馬に乗っていくと宣言した。
「馬だったらパーっと行って、パーっと戻って来れるね!」
「パーっと戻れるかはわからないけど、何かあった時に早く戻れる方が良いだろうね」
兄上は、魔獣置き場の状態がどんなだか心配しているようだ。
「どの位の数の魔獣が集まっているんだろうね」
凄く沢山集まっていたらどうしようと思ったけど、魔獣置き場となっている林の手前の野原には檻が六個並んで置かれているだけだった。
一番近くに居た見張りらしい騎士に挨拶をする。
「こんにちは!魔獣の檻を見にきました。レオノールさんにも話してます!」
「おお…、そうですか……。どうぞ」
馬で近づいたら一瞬だけ怪訝そうな顔をされたけど、挨拶したらすんなり受け入れてくれた。
僕と兄上のことを知っている人だったようだ。背びれイタチの訓練の時に居た人かな。
「蛇魔獣は、魔法を使うらしいので気をつけてください」
「ホントだ」
檻から「シャー!」と言う声が聞こえて小さい魔法陣が二つ浮かび上がって宙に消えた。
遅れて小さい魔法陣がうっすらと浮かび上がる。
「魔法の連射?……ではなさそう……?」
「クリス、気をつけろよ」
「うん、わかってる」
魔法陣が気になって、檻に近づこうとしたら兄上が声をかけてきた。
注意しろとは言われたけど、近づくなとは言われていない。
一歩近づくと、再び「シャー!」と蛇型魔獣が檻の中から牙を剥き出した。
また魔法陣が浮かび上がる。「風刃」の魔法陣に似ている。風魔法のようだ。遅れて浮かんできた魔法陣は別のものだ。見たことない感じ。
見たことない魔法陣が気になってもう一歩近づいた。
「そんなに近づくと……」
見張りの騎士さんが心配そうな声をかけてきた。急に檻に近づいたら心配されちゃうかなと思って檻に近づくのはゆっくりだ。一歩ずつ近づいて様子を見る。
「シャー!」
また、蛇型魔獣が風魔法を発した。螺旋型に風が飛ぶ魔法のようだ。面白い!風魔石で再現できるかな。
遅れて浮かんでくる小さい魔法陣は、さっき見た時と少し違うように見えた。
後一歩近づくと、蛇型魔獣の風魔法がギリギリ届きそうなところまで来たので、立ち止まって様子を伺う。
「シャー!」
再び、風の魔法陣。先ほどと同じだ。油断していて違う魔法で攻撃されないように気をつけなきゃ。
じっと見ていたら、もう一つの魔法陣が檻から浮かんできた。
玄関を出たところでボブが待っていた。出かける事を予想して待っていてくれたようだ。
流石ボブ!
「馬で行きやすか?」
「うーん、割と近いよね。……でも、馬で行こうか」
ボブはまだ厩舎に馬を戻さずに、門の手前の馬車を止める場所のところに馬を繋いでいてくれた。
兄上は馬の方に目線をやってから、馬に乗っていくと宣言した。
「馬だったらパーっと行って、パーっと戻って来れるね!」
「パーっと戻れるかはわからないけど、何かあった時に早く戻れる方が良いだろうね」
兄上は、魔獣置き場の状態がどんなだか心配しているようだ。
「どの位の数の魔獣が集まっているんだろうね」
凄く沢山集まっていたらどうしようと思ったけど、魔獣置き場となっている林の手前の野原には檻が六個並んで置かれているだけだった。
一番近くに居た見張りらしい騎士に挨拶をする。
「こんにちは!魔獣の檻を見にきました。レオノールさんにも話してます!」
「おお…、そうですか……。どうぞ」
馬で近づいたら一瞬だけ怪訝そうな顔をされたけど、挨拶したらすんなり受け入れてくれた。
僕と兄上のことを知っている人だったようだ。背びれイタチの訓練の時に居た人かな。
「蛇魔獣は、魔法を使うらしいので気をつけてください」
「ホントだ」
檻から「シャー!」と言う声が聞こえて小さい魔法陣が二つ浮かび上がって宙に消えた。
遅れて小さい魔法陣がうっすらと浮かび上がる。
「魔法の連射?……ではなさそう……?」
「クリス、気をつけろよ」
「うん、わかってる」
魔法陣が気になって、檻に近づこうとしたら兄上が声をかけてきた。
注意しろとは言われたけど、近づくなとは言われていない。
一歩近づくと、再び「シャー!」と蛇型魔獣が檻の中から牙を剥き出した。
また魔法陣が浮かび上がる。「風刃」の魔法陣に似ている。風魔法のようだ。遅れて浮かんできた魔法陣は別のものだ。見たことない感じ。
見たことない魔法陣が気になってもう一歩近づいた。
「そんなに近づくと……」
見張りの騎士さんが心配そうな声をかけてきた。急に檻に近づいたら心配されちゃうかなと思って檻に近づくのはゆっくりだ。一歩ずつ近づいて様子を見る。
「シャー!」
また、蛇型魔獣が風魔法を発した。螺旋型に風が飛ぶ魔法のようだ。面白い!風魔石で再現できるかな。
遅れて浮かんでくる小さい魔法陣は、さっき見た時と少し違うように見えた。
後一歩近づくと、蛇型魔獣の風魔法がギリギリ届きそうなところまで来たので、立ち止まって様子を伺う。
「シャー!」
再び、風の魔法陣。先ほどと同じだ。油断していて違う魔法で攻撃されないように気をつけなきゃ。
じっと見ていたら、もう一つの魔法陣が檻から浮かんできた。
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