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第1章
第211話 ちょい魔法ブローチ
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屋敷に戻ってきて、一応訓練場で殿下達がまだ訓練をしているか確認したけど
午後の訓練はもう終わっていたみたいだった。
泡泡で訓練してたのかな。
水の泡の魔法陣で訓練しているところをあんまりちゃんと見ていない気がする。
訓練道具として役に立っていると良いなぁ。
倉庫を探したら良い感じのブローチの台座を見つけた。
メイリのアクセサリーを作る為に買っておいたものだ。
四葉の形で小さい魔石が四つ埋め込むことができるようになっている。
外国で人気だったデザインのブローチだそうだ。自分の得意な属性の魔石を埋め込むらしいんだけど殿下達四人が得意な属性にしようかともちょっと考えたけど
属性に合わせると「わざわざ作った」って感じになっちゃうよね。
飾る為だけじゃなくて、護身用に魔法を発するようにしたいんだよね。
四つの葉のうち一つの葉の魔石に魔力を通したら、真ん中から魔法が出るとかどうかな。
真ん中に魔力伝導が良い金属を入れたらいけそう。
「どこにでもありそうなデザイン」ってことで、火、土、風、水の四つの属性の魔石を入れるか。
火は危ないから、蝋燭に火をつけるくらいの小さい火が出るくらいするか。
風属性で「螺旋の風」を発するようにする。
水属性は治癒にしておくかな。魔石が小さいからちょっとした怪我くらいしか治せないけど。水を出すようにしても手とか洗えて便利だけど、そもそもシェリル嬢もリネリア嬢も水魔法は使えるからね。
土属性は、ちょっと躓くくらいの小さい土の山を作るようにしようか。時間が経ったら消えるようにしておけば後始末もいらないよね。
全部の魔石に魔法陣を彫ったら時間がかかっちゃうけど、雷魔石でバチンって
魔法陣を写せば作業が早くなるし、魔法陣が目立たない。
手持ちの雷魔石の数が少ないけど、ブローチを量産できたら悪くないんじゃない?
魔法陣を転写出来ると凄く作業が早い。
小さい魔石の中で色が綺麗なのを選ぶ方が時間がかかったくらいだ。
ブローチの中央の魔力伝導が良い金属を埋めたところの魔法陣も雷魔石で転写だ。
あっという間に十個位出来上がったので、
動作確認をするために外に出る。
「クリス、どこに行くんだ?もうすぐ夕食だぞ」
階下に降りたら兄上に声をかけられた。
「ブローチの動作確認しようと思って」
「動作確認?……魔道具か……」
箱の中に作成したブローチを詰めたものを見せると、兄上が一瞬驚いたような顔をした。
それから目を細めて渋い顔になる。
「先に見せろって言ったよな?」
「動作確認して動かなかったら、見せてOKもらってもやり直しになっちゃうじゃん」
「そうだけど……。こんなに作ってやり直しになったらきついだろう。
一つだけ作って試す方が良いんじゃないか?」
「ああ、そうかぁ」
バチンってどんどん魔法陣を転写できちゃったから、ついいっぱい作ってしまった。
確かに、これだけ作って、兄上と母上に却下されたら残念感が凄そうだ。
でも、きっと大丈夫だ。「どこにでもある」感を意識して作ったんだから。
「あ、殿下達とのお茶だけど、今日の夕食後で了承をもらった」
「わあ!良かった!ブローチ渡せるね!」
「いや……。どんなものが出来上がったのか見ていないと」
ブローチの話題になったら何故か急に厳しい顔になる兄上。
「『どこにでもある』感じで作ったんだよ」
「魔道具のブローチ自体がどこにでもあるわけじゃないからな」
「外国で人気だったブローチだよ?」
「行商人から外国で流行ったブローチってことで買ったってことにするか。
クリスが作ったって知られると目をつけられるかもしれないから内緒にするんだぞ」
「はあい」
目をつけられたら王都に連れて行かれちゃうのかな。怖いよね。
兄上と一緒に別館の外に出ると、もうすっかり日が暮れてあたりは暗くなっていた。
火魔法を発するから訓練場で試そうと思って訓練場に向かうと窓から灯りが漏れていた。誰かいるようだ。
殿下達が夜練してたりするのかなと思いながら訓練場の扉を開けると
ヒンヤリと冷えた空気を感じた。
午後の訓練はもう終わっていたみたいだった。
泡泡で訓練してたのかな。
水の泡の魔法陣で訓練しているところをあんまりちゃんと見ていない気がする。
訓練道具として役に立っていると良いなぁ。
倉庫を探したら良い感じのブローチの台座を見つけた。
メイリのアクセサリーを作る為に買っておいたものだ。
四葉の形で小さい魔石が四つ埋め込むことができるようになっている。
外国で人気だったデザインのブローチだそうだ。自分の得意な属性の魔石を埋め込むらしいんだけど殿下達四人が得意な属性にしようかともちょっと考えたけど
属性に合わせると「わざわざ作った」って感じになっちゃうよね。
飾る為だけじゃなくて、護身用に魔法を発するようにしたいんだよね。
四つの葉のうち一つの葉の魔石に魔力を通したら、真ん中から魔法が出るとかどうかな。
真ん中に魔力伝導が良い金属を入れたらいけそう。
「どこにでもありそうなデザイン」ってことで、火、土、風、水の四つの属性の魔石を入れるか。
火は危ないから、蝋燭に火をつけるくらいの小さい火が出るくらいするか。
風属性で「螺旋の風」を発するようにする。
水属性は治癒にしておくかな。魔石が小さいからちょっとした怪我くらいしか治せないけど。水を出すようにしても手とか洗えて便利だけど、そもそもシェリル嬢もリネリア嬢も水魔法は使えるからね。
土属性は、ちょっと躓くくらいの小さい土の山を作るようにしようか。時間が経ったら消えるようにしておけば後始末もいらないよね。
全部の魔石に魔法陣を彫ったら時間がかかっちゃうけど、雷魔石でバチンって
魔法陣を写せば作業が早くなるし、魔法陣が目立たない。
手持ちの雷魔石の数が少ないけど、ブローチを量産できたら悪くないんじゃない?
魔法陣を転写出来ると凄く作業が早い。
小さい魔石の中で色が綺麗なのを選ぶ方が時間がかかったくらいだ。
ブローチの中央の魔力伝導が良い金属を埋めたところの魔法陣も雷魔石で転写だ。
あっという間に十個位出来上がったので、
動作確認をするために外に出る。
「クリス、どこに行くんだ?もうすぐ夕食だぞ」
階下に降りたら兄上に声をかけられた。
「ブローチの動作確認しようと思って」
「動作確認?……魔道具か……」
箱の中に作成したブローチを詰めたものを見せると、兄上が一瞬驚いたような顔をした。
それから目を細めて渋い顔になる。
「先に見せろって言ったよな?」
「動作確認して動かなかったら、見せてOKもらってもやり直しになっちゃうじゃん」
「そうだけど……。こんなに作ってやり直しになったらきついだろう。
一つだけ作って試す方が良いんじゃないか?」
「ああ、そうかぁ」
バチンってどんどん魔法陣を転写できちゃったから、ついいっぱい作ってしまった。
確かに、これだけ作って、兄上と母上に却下されたら残念感が凄そうだ。
でも、きっと大丈夫だ。「どこにでもある」感を意識して作ったんだから。
「あ、殿下達とのお茶だけど、今日の夕食後で了承をもらった」
「わあ!良かった!ブローチ渡せるね!」
「いや……。どんなものが出来上がったのか見ていないと」
ブローチの話題になったら何故か急に厳しい顔になる兄上。
「『どこにでもある』感じで作ったんだよ」
「魔道具のブローチ自体がどこにでもあるわけじゃないからな」
「外国で人気だったブローチだよ?」
「行商人から外国で流行ったブローチってことで買ったってことにするか。
クリスが作ったって知られると目をつけられるかもしれないから内緒にするんだぞ」
「はあい」
目をつけられたら王都に連れて行かれちゃうのかな。怖いよね。
兄上と一緒に別館の外に出ると、もうすっかり日が暮れてあたりは暗くなっていた。
火魔法を発するから訓練場で試そうと思って訓練場に向かうと窓から灯りが漏れていた。誰かいるようだ。
殿下達が夜練してたりするのかなと思いながら訓練場の扉を開けると
ヒンヤリと冷えた空気を感じた。
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