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キューブ争奪戦?
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先程、別世界から来た女に協力する事にしたのはいいが、一つ重要な事を忘れていた。
酸漿『なあ、忘れかけてたが、お前はどこの誰なんだ?』
女『そういえば言ってなかったな。』
そう言いながら女は半透明の箱を取り出した。
フィーネ『私はフィーネだ。名前の由来は親が綴りを間違えただけだから気にする必要はない。』
フィーネは手に持った箱を見つめたまま話しかける。
フィーネ『そしてこれはFパワーキューブだ。半透明ではあるが、その名の通り中には強大な森の力が封印されている。』
酸漿『へぇ…。封印って言うくらいだから、きっと恐ろしいんだろうな。でも、何でそんなものを持ち歩いてるんだ?』
その質問がまずかったのか、フィーネは人差し指を立てて静かに、と合図した。
フィーネ『実は…これを狙うヤツが…』
言い終わらない間に何かが上から酸漿の頭に降ってきては、しがみついた。
??『やはりここにいたか、我らが宿敵フィーネ!!今その手に持っているモノをこちらによこせ!さもなくばこの世界を森だらけにしてしまうぞ!…ところで、この黒いもふもふはなんだ?』
何かがいる。その何かを酸漿は両手で掴み、そっと床に置いた。
その何かは、まるでハムスターの姿をしていた。皆さんのご想像通り、あの小さくて可愛いハムスターである。ハムスターは黒い布を海賊が頭に巻くように巻いていた。酸漿は膝を抱えて『君は誰だい?』と訪ねた。
コパ『キサマ!このコパ様を知らないと言いたいのか!?無礼な奴だ、このコパ様がキサマをじきじきに排除…』
話の途中で飽きてしまったのか、酸漿はそっと向日葵のタネを差し出した。
コパ『…!!?うっ…ぐ、ま、まあ今回は生かしてやる!だが今度逆らったら排除してやガジガジガジガジガジガジ』
タネをかじる姿はもうハムスターそのものだ。性格は生意気だが、喋るハムスターだと思えば少し癒されるかもしれない。
酸漿『…こんなのに手間取ったのか?』
フィーネ『いや…まあ可愛いと言えど一応悪党だからな…私らはキューブの力を恐れているから、これを使うわけにはいかないんだ。』
確かに、悪党が狙うほどの恐ろしい力なのだから、恐れるのも納得がいく。
しかし、酸漿達は完全に油断していた。
コパ『スキありっ!!』
さっきまで一心不乱にタネをかじっていたハムスターのコパが、キューブに飛びついて奪ってしまった。
これを見たフィーネは慌てて戦闘態勢に入ろうとするが、少し遅かった。
コパ『はははは!これでこの星は一面森なのだ!!』
コパがキューブを地面に投げつけ、バラバラに割れてしまった。
コパ『はは…ははは!やった、やったぞ!!これで我が一族は復活するぞ!!感謝する、黒いもふもふを持つ者よ!!』
酸漿は状況が全く理解できておらず、ただ突っ立っていた。というより、出来事が早すぎて状況の整理が追いつかなかった。
やがてFパワーキューブが割れた場所に雷が落ちたのと同時に耳鳴りがしてしまう。眩しすぎて目を開く事さえできない。だが、生きている。酸漿はともかく、フィーネが生きているかどうか、更には家がどうなったか。少しずつ視界が回復していき、ものすごく遠く、どこか近い場所で声が聞こえる。何度も、何度も。やがて視界は暗くなった。酸漿は死を覚悟した。
フィーネ『おい、大丈夫か!』
酸漿『…生きてる…フィーネ、何が起こった?』
フィーネ『雷の圧に飛ばされたんだぞ。お前が一般市民なのを忘れていた、すまない。だが、家は無事だ。』
雷が落ちたにもかかわらず、家は無事なことに酸漿は驚きを隠せなかった。
そして、雷が落ちた場所を見つめる。
そこにはびっくりしているコパ、そしてコパと身長がほぼ変わらないくらいの苗木が咲いていた。
酸漿『なあ、忘れかけてたが、お前はどこの誰なんだ?』
女『そういえば言ってなかったな。』
そう言いながら女は半透明の箱を取り出した。
フィーネ『私はフィーネだ。名前の由来は親が綴りを間違えただけだから気にする必要はない。』
フィーネは手に持った箱を見つめたまま話しかける。
フィーネ『そしてこれはFパワーキューブだ。半透明ではあるが、その名の通り中には強大な森の力が封印されている。』
酸漿『へぇ…。封印って言うくらいだから、きっと恐ろしいんだろうな。でも、何でそんなものを持ち歩いてるんだ?』
その質問がまずかったのか、フィーネは人差し指を立てて静かに、と合図した。
フィーネ『実は…これを狙うヤツが…』
言い終わらない間に何かが上から酸漿の頭に降ってきては、しがみついた。
??『やはりここにいたか、我らが宿敵フィーネ!!今その手に持っているモノをこちらによこせ!さもなくばこの世界を森だらけにしてしまうぞ!…ところで、この黒いもふもふはなんだ?』
何かがいる。その何かを酸漿は両手で掴み、そっと床に置いた。
その何かは、まるでハムスターの姿をしていた。皆さんのご想像通り、あの小さくて可愛いハムスターである。ハムスターは黒い布を海賊が頭に巻くように巻いていた。酸漿は膝を抱えて『君は誰だい?』と訪ねた。
コパ『キサマ!このコパ様を知らないと言いたいのか!?無礼な奴だ、このコパ様がキサマをじきじきに排除…』
話の途中で飽きてしまったのか、酸漿はそっと向日葵のタネを差し出した。
コパ『…!!?うっ…ぐ、ま、まあ今回は生かしてやる!だが今度逆らったら排除してやガジガジガジガジガジガジ』
タネをかじる姿はもうハムスターそのものだ。性格は生意気だが、喋るハムスターだと思えば少し癒されるかもしれない。
酸漿『…こんなのに手間取ったのか?』
フィーネ『いや…まあ可愛いと言えど一応悪党だからな…私らはキューブの力を恐れているから、これを使うわけにはいかないんだ。』
確かに、悪党が狙うほどの恐ろしい力なのだから、恐れるのも納得がいく。
しかし、酸漿達は完全に油断していた。
コパ『スキありっ!!』
さっきまで一心不乱にタネをかじっていたハムスターのコパが、キューブに飛びついて奪ってしまった。
これを見たフィーネは慌てて戦闘態勢に入ろうとするが、少し遅かった。
コパ『はははは!これでこの星は一面森なのだ!!』
コパがキューブを地面に投げつけ、バラバラに割れてしまった。
コパ『はは…ははは!やった、やったぞ!!これで我が一族は復活するぞ!!感謝する、黒いもふもふを持つ者よ!!』
酸漿は状況が全く理解できておらず、ただ突っ立っていた。というより、出来事が早すぎて状況の整理が追いつかなかった。
やがてFパワーキューブが割れた場所に雷が落ちたのと同時に耳鳴りがしてしまう。眩しすぎて目を開く事さえできない。だが、生きている。酸漿はともかく、フィーネが生きているかどうか、更には家がどうなったか。少しずつ視界が回復していき、ものすごく遠く、どこか近い場所で声が聞こえる。何度も、何度も。やがて視界は暗くなった。酸漿は死を覚悟した。
フィーネ『おい、大丈夫か!』
酸漿『…生きてる…フィーネ、何が起こった?』
フィーネ『雷の圧に飛ばされたんだぞ。お前が一般市民なのを忘れていた、すまない。だが、家は無事だ。』
雷が落ちたにもかかわらず、家は無事なことに酸漿は驚きを隠せなかった。
そして、雷が落ちた場所を見つめる。
そこにはびっくりしているコパ、そしてコパと身長がほぼ変わらないくらいの苗木が咲いていた。
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