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第3部 ヒロイン編入
10: 二人のタリ・クレセント
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※4 動き出す歯車の裏側から始まります。
※大斎宮⇨大神殿へ(2019/11/11)
~時を少し遡る~
(──あれは!?)
視界に飛び込んだタリ・クレセントの姿に、エンヤルトは眉をひそめた。
(なんて顔をしやがる──)
可憐な顔を怒りで歪ませた彼女に、エンヤルトは咄嗟に馬車の扉を蹴り開いていた。
「お前らは来るな!!」
疾走する馬車から飛び降りる。着地の衝撃をものともせず、呆然とする側近らには目もくれず走り出していた。
幾つかの路地を曲がり、突き当たりまで来る。あまり人気の無い、お世辞にも裕福とは言いがたい地域だ。質素で古びた家が建ち並ぶ。
(──いた!)
タリ・クレセントが苛々と一軒の家の扉を乱暴に叩いている。
「扉が壊れるでしょ」
カチャリと音を立て開かれた扉の内側から現れた少女に、遠くから様子を窺うエンヤルトは目を見開いた。
(──タリ・クレセント!?)
ひとりは学園の制服、もうひとりは質素な庶民の服装。
同じ顔をした、二人のタリ・クレセントが向かい合っている。
(どういうことだ……)
あの凝り性で几帳面なクロエが御神託を聞き漏らすとは考えられないのに、今目の前には確かにタリ・クレセントが二人いる。
「──中へ入ってちょうだい」
彼女たちは家の中へ入って行く。
(しょうがねぇ…)
下手に近づくことを避け、
「域内結合──」
エンヤルトは呪を発動させる。
あまりこの手の呪は得手ではないためかなり雑音が混じるけれど、これで離れていても音を拾うことができる。
『どうしたらいいの! エンヤ様に嫌われてる!』
『悪役令嬢のせいでずいぶんシナリオから離れてしまってるものね』
耳を澄ませて会話を拾う。
顔は同じだが、もうひとりのタリ・クレセントの声はしっとりと蜜のような甘さがあった。
『エンヤ様はあたしの物だって言ったじゃないの! ちゃんと言われた通りにやってるのよ!』
『あそこまで崩れたら臨機応変に対応して欲しいけど、まぁ、いいわ。これあげる』
『……何よ、これ』
『魅了効果のある香水。これをつけてお願いすれば、魔力の低い男どもを落とせるから。取り巻き作りなさいよ。言っておくけどエンヤルト王子は魔力高すぎて無理だから。それは負の感情を糧にするから今は効かないわ。だから取り巻き使って疑心の種を植え込んで──ああ、そうね、創立記念のパーティーで断罪しちゃいなさいよ』
『教わったシナリオには無いわよ、今年の断罪なんて!』
『臨機応変よ。もう滅茶苦茶なんだし、それまでに王子を上手く誘惑すれば問題ないんじゃない? いつまでも邪魔者に大切なあなたの王子様を奪われててもいいの?』
『……そうね。そうよね、あのムカつく女を破滅させて、あたしがエンヤ様を愛してあげるの! 王太子として期待され続けて窮屈で退屈な日々を過ごすエンヤ様を、あたしが!』
『それじゃ、頑張ってね』
……
………
家から機嫌よく出てくると、制服姿のタリ・クレセントは浮かれた様子で足早に去って行った。
(……解除するか)
呪を解こうとした時、もうひとりのタリ・クレセントの呟きがした。
『ふふふ…この世界のヒロインはあなたみたいな馬鹿にはふさわしくないのよ。あの方に選ばれたあたしのために、せいぜい噛ませ犬になってね、モブ女さん』
柔らかな口調なのに、エンヤルトの背にゾクリと怖気が走った。
このタリ・クレセントは化け物だ──根拠はないのに、ただ本能的に思う。あのタリ・クレセントとは比べものにならないほど何処かが狂っていると。
◇◇
~《蒼嵐》別邸~
「──それからは皆が知っているとおり、次々に男子生徒たちが取り巻きに加わっていった。C組ばかりなのは、あの女とクラスが同じで簡単だったのと、不満の多い下級貴族の二男以下が多かったからだろうな」
家を継ぐことも適わない鬱屈に魅了は良く効いたのだろう。
「あの女の魅了にかかったふりで、調べることにしたんだ。なんとか創立記念日までに片をつけたかったんだが……」
敵を欺くには身方からと、エンヤルトは敢えてひとりで動いたのだ。もっとも側にいるのが仕事でもある《紅蓮》の側近たちには、さすがに事情を説明しないわけにはいかなかったそうだ。
「……わたくしだけが蚊帳の外」
ポツリと落ちたクロエの呟きは、穏やかなだけにその場の仲間たちを怯えさせた。
「みんな知っていて、わたくしだけ、仲間はずれですか…うふふ」
《紅蓮》の二人はともかく。ジンセルたちはエンヤルトから理由を聞いた上でクロエに黙って動いていたわけだ。守ろうとしての決断なのだろうけれど……。
面白くありませんわ──
そう、非常に面白く無い。
「ほ、ほら! 知らなくてもクロエはあいつら見事に論破してったじゃん!」
「口達者と言いたいのね、キルカ?」
「う″!」
「ク、クロエ嬢には自然体でいてもらわねばならなかったから」
「……それは、わたくしはお芝居が下手だと仰りたいのかしら、ジンセル様」
「え、いや、標的が君だから何も知らない方が──」
「あぁ、囮ですかしら?」
ジンセルの言い訳を一刀両断し、仲間たちへ微笑むクロエは怖かった。
じっとりと据わった瞳に堪えきれず「れ、連中の様子を見てくる!」と真っ先にキルカナが逃げたのを皮切りに、のほほんと笑って紅茶を味わっていたシロエまでシェンルウに連れて逃げられた。
部屋にはクロエと、逃げる選択肢を持たないエンヤルトだけが残される。
「人任せに守られるなんてお前は選ばない。俺がどんなに嫌だ、やめろと言ったところで…きっとお前は動くだろ? どうしてもそれだけは我慢ならなかったんだ」
「当たり前ですわ。これはわたくしの戦いですのよ」
「違う! いや、違わないけど、俺の戦いでもあるんだよッ!」
しばし睨み合う。
「婚約解消と転移陣の撤去をお願いしてもよろしいわよね、殿下」
今までの淋しさや苦しさが混じり合って収まりがつかない。エンヤルトが裏切ったわけではないけれど、笑って何もなかったことにするには、クロエだって悩んだのだ。
「殿下もそれでよろしいですわね?」
「婚約解消って、認めるわけないだろうが!! 転移陣だって絶対に撤去しねえ! それから殿下呼びやめろ! 愛称で呼べ!」
「お断りですわ。タリさんにたくさん呼んでいただいたんでしょ?」
「あの女に呼ばせたことはない。名呼びですら吐き気がするのに呼ばせるか、ば~かッ!」
「──この、俺様ッ!」
再び睨み合い、
「「ク、クククッ──」」
二人同時に噴き出す。
ひとしきり笑って、
「もう除け者にしない。必ず一緒に戦う。お約束してくださるなら考えてもよろしいですわ」
俺様王子に振り回されるのはもう何かの呪いだと、クロエは折れてやった。
「誓ったら、婚約解消も転移陣撤去もしないで愛称呼ぶんだな?」
「勝手に増やさないでくださいませ?」
「──二度としない。だから、呼んでくれ……クロエ」
「はあっ…もう、仕方ありませんわね。腹立たしいですけれどエンヤ様のお手柄ですもの」
「──!?」
「きゃあ!」
弾かれたように動いたエンヤルトに、クロエは長椅子へと押し倒され小さな悲鳴をあげる。
「ちょ、ちょっと!」
もがく躰をがっちり押さえ込み、勝手にお腹の上に頭を押しつけられ。クロエは真っ赤になって慌てふためく。
「は、離れてくださいませ!」
ペシペシと頭を叩いての必死の抗議は痛く痒くもないと無視された。
「疲れたんだよ……労れ」
気持ち良さげに目を細め、額をクロエのお腹に擦りつけて甘える様は大型の肉食獣のようだ。
「……とりあえずお疲れ様」
他に気の利いた言葉もなく背中をポンッと叩いてやれば、
「ん……詫びはするから考えとけ」
それだけ言ってエンヤルトはよほど疲れていたのか眠ってしまった。
手慰みに癖のある豊かな赤毛を撫でながら、クロエはエンヤルトの見聞きした事柄に思いを馳せる。
「噛ませ犬にモブ?」
意味がわからないけれど、不穏なものを感じる。
これから捕らえたタリ・クレセントの尋問が行われれば何かわかるのかもしれない。
どうしてタリ・クレセントを名乗ったのか。どうしてエンヤルトに固執したのか。
何より、あの方とは誰を指すのか。
エンヤルトが聞いた会話から推測すると、もうひとりのタリ・クレセントが本物で、誰かが彼女をヒロインとして選んだともとれる。
「大神殿に行ってみようかしら…」
困った時ぐらい鬼神頼みだ。
エンヤルトが目覚めたら、一緒に行ってと頼もう。
「お詫び……何にしようかしら」
※大斎宮⇨大神殿へ(2019/11/11)
~時を少し遡る~
(──あれは!?)
視界に飛び込んだタリ・クレセントの姿に、エンヤルトは眉をひそめた。
(なんて顔をしやがる──)
可憐な顔を怒りで歪ませた彼女に、エンヤルトは咄嗟に馬車の扉を蹴り開いていた。
「お前らは来るな!!」
疾走する馬車から飛び降りる。着地の衝撃をものともせず、呆然とする側近らには目もくれず走り出していた。
幾つかの路地を曲がり、突き当たりまで来る。あまり人気の無い、お世辞にも裕福とは言いがたい地域だ。質素で古びた家が建ち並ぶ。
(──いた!)
タリ・クレセントが苛々と一軒の家の扉を乱暴に叩いている。
「扉が壊れるでしょ」
カチャリと音を立て開かれた扉の内側から現れた少女に、遠くから様子を窺うエンヤルトは目を見開いた。
(──タリ・クレセント!?)
ひとりは学園の制服、もうひとりは質素な庶民の服装。
同じ顔をした、二人のタリ・クレセントが向かい合っている。
(どういうことだ……)
あの凝り性で几帳面なクロエが御神託を聞き漏らすとは考えられないのに、今目の前には確かにタリ・クレセントが二人いる。
「──中へ入ってちょうだい」
彼女たちは家の中へ入って行く。
(しょうがねぇ…)
下手に近づくことを避け、
「域内結合──」
エンヤルトは呪を発動させる。
あまりこの手の呪は得手ではないためかなり雑音が混じるけれど、これで離れていても音を拾うことができる。
『どうしたらいいの! エンヤ様に嫌われてる!』
『悪役令嬢のせいでずいぶんシナリオから離れてしまってるものね』
耳を澄ませて会話を拾う。
顔は同じだが、もうひとりのタリ・クレセントの声はしっとりと蜜のような甘さがあった。
『エンヤ様はあたしの物だって言ったじゃないの! ちゃんと言われた通りにやってるのよ!』
『あそこまで崩れたら臨機応変に対応して欲しいけど、まぁ、いいわ。これあげる』
『……何よ、これ』
『魅了効果のある香水。これをつけてお願いすれば、魔力の低い男どもを落とせるから。取り巻き作りなさいよ。言っておくけどエンヤルト王子は魔力高すぎて無理だから。それは負の感情を糧にするから今は効かないわ。だから取り巻き使って疑心の種を植え込んで──ああ、そうね、創立記念のパーティーで断罪しちゃいなさいよ』
『教わったシナリオには無いわよ、今年の断罪なんて!』
『臨機応変よ。もう滅茶苦茶なんだし、それまでに王子を上手く誘惑すれば問題ないんじゃない? いつまでも邪魔者に大切なあなたの王子様を奪われててもいいの?』
『……そうね。そうよね、あのムカつく女を破滅させて、あたしがエンヤ様を愛してあげるの! 王太子として期待され続けて窮屈で退屈な日々を過ごすエンヤ様を、あたしが!』
『それじゃ、頑張ってね』
……
………
家から機嫌よく出てくると、制服姿のタリ・クレセントは浮かれた様子で足早に去って行った。
(……解除するか)
呪を解こうとした時、もうひとりのタリ・クレセントの呟きがした。
『ふふふ…この世界のヒロインはあなたみたいな馬鹿にはふさわしくないのよ。あの方に選ばれたあたしのために、せいぜい噛ませ犬になってね、モブ女さん』
柔らかな口調なのに、エンヤルトの背にゾクリと怖気が走った。
このタリ・クレセントは化け物だ──根拠はないのに、ただ本能的に思う。あのタリ・クレセントとは比べものにならないほど何処かが狂っていると。
◇◇
~《蒼嵐》別邸~
「──それからは皆が知っているとおり、次々に男子生徒たちが取り巻きに加わっていった。C組ばかりなのは、あの女とクラスが同じで簡単だったのと、不満の多い下級貴族の二男以下が多かったからだろうな」
家を継ぐことも適わない鬱屈に魅了は良く効いたのだろう。
「あの女の魅了にかかったふりで、調べることにしたんだ。なんとか創立記念日までに片をつけたかったんだが……」
敵を欺くには身方からと、エンヤルトは敢えてひとりで動いたのだ。もっとも側にいるのが仕事でもある《紅蓮》の側近たちには、さすがに事情を説明しないわけにはいかなかったそうだ。
「……わたくしだけが蚊帳の外」
ポツリと落ちたクロエの呟きは、穏やかなだけにその場の仲間たちを怯えさせた。
「みんな知っていて、わたくしだけ、仲間はずれですか…うふふ」
《紅蓮》の二人はともかく。ジンセルたちはエンヤルトから理由を聞いた上でクロエに黙って動いていたわけだ。守ろうとしての決断なのだろうけれど……。
面白くありませんわ──
そう、非常に面白く無い。
「ほ、ほら! 知らなくてもクロエはあいつら見事に論破してったじゃん!」
「口達者と言いたいのね、キルカ?」
「う″!」
「ク、クロエ嬢には自然体でいてもらわねばならなかったから」
「……それは、わたくしはお芝居が下手だと仰りたいのかしら、ジンセル様」
「え、いや、標的が君だから何も知らない方が──」
「あぁ、囮ですかしら?」
ジンセルの言い訳を一刀両断し、仲間たちへ微笑むクロエは怖かった。
じっとりと据わった瞳に堪えきれず「れ、連中の様子を見てくる!」と真っ先にキルカナが逃げたのを皮切りに、のほほんと笑って紅茶を味わっていたシロエまでシェンルウに連れて逃げられた。
部屋にはクロエと、逃げる選択肢を持たないエンヤルトだけが残される。
「人任せに守られるなんてお前は選ばない。俺がどんなに嫌だ、やめろと言ったところで…きっとお前は動くだろ? どうしてもそれだけは我慢ならなかったんだ」
「当たり前ですわ。これはわたくしの戦いですのよ」
「違う! いや、違わないけど、俺の戦いでもあるんだよッ!」
しばし睨み合う。
「婚約解消と転移陣の撤去をお願いしてもよろしいわよね、殿下」
今までの淋しさや苦しさが混じり合って収まりがつかない。エンヤルトが裏切ったわけではないけれど、笑って何もなかったことにするには、クロエだって悩んだのだ。
「殿下もそれでよろしいですわね?」
「婚約解消って、認めるわけないだろうが!! 転移陣だって絶対に撤去しねえ! それから殿下呼びやめろ! 愛称で呼べ!」
「お断りですわ。タリさんにたくさん呼んでいただいたんでしょ?」
「あの女に呼ばせたことはない。名呼びですら吐き気がするのに呼ばせるか、ば~かッ!」
「──この、俺様ッ!」
再び睨み合い、
「「ク、クククッ──」」
二人同時に噴き出す。
ひとしきり笑って、
「もう除け者にしない。必ず一緒に戦う。お約束してくださるなら考えてもよろしいですわ」
俺様王子に振り回されるのはもう何かの呪いだと、クロエは折れてやった。
「誓ったら、婚約解消も転移陣撤去もしないで愛称呼ぶんだな?」
「勝手に増やさないでくださいませ?」
「──二度としない。だから、呼んでくれ……クロエ」
「はあっ…もう、仕方ありませんわね。腹立たしいですけれどエンヤ様のお手柄ですもの」
「──!?」
「きゃあ!」
弾かれたように動いたエンヤルトに、クロエは長椅子へと押し倒され小さな悲鳴をあげる。
「ちょ、ちょっと!」
もがく躰をがっちり押さえ込み、勝手にお腹の上に頭を押しつけられ。クロエは真っ赤になって慌てふためく。
「は、離れてくださいませ!」
ペシペシと頭を叩いての必死の抗議は痛く痒くもないと無視された。
「疲れたんだよ……労れ」
気持ち良さげに目を細め、額をクロエのお腹に擦りつけて甘える様は大型の肉食獣のようだ。
「……とりあえずお疲れ様」
他に気の利いた言葉もなく背中をポンッと叩いてやれば、
「ん……詫びはするから考えとけ」
それだけ言ってエンヤルトはよほど疲れていたのか眠ってしまった。
手慰みに癖のある豊かな赤毛を撫でながら、クロエはエンヤルトの見聞きした事柄に思いを馳せる。
「噛ませ犬にモブ?」
意味がわからないけれど、不穏なものを感じる。
これから捕らえたタリ・クレセントの尋問が行われれば何かわかるのかもしれない。
どうしてタリ・クレセントを名乗ったのか。どうしてエンヤルトに固執したのか。
何より、あの方とは誰を指すのか。
エンヤルトが聞いた会話から推測すると、もうひとりのタリ・クレセントが本物で、誰かが彼女をヒロインとして選んだともとれる。
「大神殿に行ってみようかしら…」
困った時ぐらい鬼神頼みだ。
エンヤルトが目覚めたら、一緒に行ってと頼もう。
「お詫び……何にしようかしら」
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