~まるまる 町ごと ほのぼの 異世界生活～

476話

グロウがめくった腰あたりに、チュチュと口づけをした。

「グロウ。止めてよ。もう。確認したし、いいでしょう？」

それでも止めずに、チュチュと何度も続けていた。

花雪は感じながらも「グロウ。グロウ～。」と名前を呼び続けた。

「たくさんの赤い花びらが、花雪の白い肌についたな。」と満足そうに　ニヤリとした。

そして。花雪を仰向けにして、口づけをしてきた。深い深い口づけを。

「グロウ。体が変になっちゃうよ。もう。みんなの場所に帰ろうよ。みんな。心配しちゃうよ。それに。今日の宴は、グロウの快気祝いでしょう？主役がいなくちゃ困るでしょう？」

グロウは蕩けた顔をしながら。

「心配しなくていいよ。今日。俺達がここに泊まる事は、家族は知っているから。だから時間を気にしなくていいよ。あ。もし花雪に断られたら、一度帰ってから直ぐに旅に出る事になっていたからな。今頃。安心していると思うぞ。宴は気にするな。主役が途中いなくなるのは、普通だからみんな勝手に楽しむぞ。」

「え～！みんな知っている事なの～！」

「だから花雪。(今日は)最後まではしないけど、愛し合おうな。俺。女性にこんな風に触るのは、初めてだからさ。上手くできるかわからないけど、花雪が気持ち良くなるように頑張るからな。」と自分の服を一瞬で脱ぎ、裸になった。

花雪は初めて見る裸に(上半身の筋肉はなんて美しいの。下半身のアレは…)感動と恐怖で少しぼーっとしている間に、自分の服も脱がされた。

「花雪。愛しているよ。」と囁かれ、ドキっとしている間に。

優しく抱きしめられながら花雪は～グロウからの重い愛を、体にたくさん受けた。