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ムスコの欲望と諦め

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 啓斗が大学のレポートを書き終わり自室からから出ると、またもリビングのソファーで爆睡している月子の姿が。
 相変わらずTシャツは大きいおっぱいが晒されるほど捲り上がり、今日は暑いようでズボンも脱いでいた。

 今日は白いパンツまで曝け出している状態で、いつも『だらしないっ』と怒鳴って怒ると月子に認識されている啓斗だが、本当は月子に内緒でこの状況を楽しんでいる。

「はぁ、はぁ」

 裸に近い姿を堪能するように舐め回す啓斗の視線、月子は大きな音ではすぐ起きるがそれ以外ではなかなか目覚めない。長い同居生活で啓斗が学んだ知識だ。

 そっと近付き両手を大きく広げて胸に近付ける、完全に胸を揉むき満々なその姿を止める人は誰もいない。当然アシスタントの人が帰ったのも確認済みだ。

 ふにゃっ

 毛布をかけるよりも優しく胸を手で包み込む、どちらのても指で乳首を摘むような位置どりでその柔らかさを堪能する。

 ふにふに

 コリコリ

 少しずつ変わってきた乳首の硬さ、そして変わらない胸の柔らかさ。

「ふぅーっ、ふぅーっ」
「ぁん、ふぅ・・・すーすー」

 多少声を上げるがこんな事では起きないのは調査済みだ。

「かわ、いいぃ、つきこ、さん」

 目がハートになり甘い声が出ているのは自覚している、いつもは叔母さん呼びだが本当は名前を呼びたくてしょうがなかった。

 今日はいつもより露出度が高いので胸だけでなくもう一つの方も堪能するつもりだ。下半身を見るとズボンを履いていないのに片足がソファーから落ち股が丸見え、パンツも際どく下着から月子の秘部の毛が見えている。

「はぁ、はぁ、エロッ」

 そっと胸から手を離しツンと尖っている乳首を名残惜しく思いながら月子の視線に視線を落とす、乳首を少しいじったせいか下着がうっすらと濡れていた。

「はー、はー、ごくり、はぁ」

 下着の隙間から見える毛を優しく触り、もうガチガチに固くなっている自分のちんこをズボンから取り出す。ゆっくり下着の中に指を差し入れると。

 くちゃり

 といやらしい音が部屋に響く。

「あふぅん、すぅ」

 襲われている状態だが月子は目を覚ます様子もなく、可愛らしい声を啓斗に聞かせてくれる。自分のモノがその声に反応したのに苦笑しながら擦り始める。

 シュッ、シュッ

 湿ったソコの毛を掻き分けて指をすすめると、ぷくりと突起にぶつかる。流石にここまでのおさわりは今までした事がなく。

「月子、さんの、クリトリスっ」

 小声で感嘆の声を出し優しく突起を堪能する。

「あんんっ、んん」

 流石にピクピクと体が跳ね、流石に目を覚ますんじゃないかと不安になる。それならとクリトリスから指をずらし。

 つぷっ

「あんっ・・・すーすーっ」

 指を一本だけ濡れているまんこに入れてみれば、一瞬反応したものの起きる様子はなく。熱く締まるまんこの感触を啓斗は自分のモノを擦りながら堪能した。

 シュシュシュッ

(はぁ、月子さんの、キツキツまんこ、入れたい、ちんこ入れたいっ)

 こんなことをしておいて説得力はないが啓斗は月子に無理矢理襲うことはしない、と言うか愛し合う関係はとっくに諦めている。

「はぁっ、つき、こさっ、出るよっ、イクっ」

 キュッと締まるまんこに興奮した啓斗はあっけなくイキ、手の中に精液をぶちまけた。

 ビュー、ビュー

「ぁ、くぅ」

(月子さんっ、好き、だ)

 心の中で告白しつつ白い欲望を吐き出す啓斗、全て吐き出し名残惜しく思いながらも月子に伸ばしていた手を引く。

 ちゅぱっ

 指を抜いた時のいやらしい音にもっと月子を味わいたい衝動に駆られたが、そっとタオルケットを彼女に掛けて自分の部屋に逃げる啓斗だった。


 啓斗は小さな頃から叔母である月子が大好きだ、親の葬儀でも毅然と守ってくれた彼女。恋愛を知るようになってから、そう言う意味で月子が好きなのだと気がついたのに・・・それは禁断の愛だった。

 両親が亡くなって泣いてから、次に泣いたのは【叔母と甥は結婚できない】と知った夜だった。

 その事実を知ってから片思いをすっぱり諦めようと努力した、家から遠い遠い高校に通い月子一家から離れ一人暮らしをしようとしたら。


 何故か諦めるはずの片思いの人と二人きりで住む事になってしまった。


 確かにとんとん拍子に一人暮らしの話が進むと思っていたし、用意された家は一人で住むには広すぎる間取りだった。

(そりゃあ二人で住む上にアシスタントも数人仕事するとなると広い部屋になるよな)

 だけど当時は月子から離れる事で頭がいっぱいであっさり遠方の高校を許してくれたことも、契約された部屋の広さの理由も月子が来るまで気が付かなかった。

 結局距離を置こうと計画した高校受験は、月子と同居という全く解決しないどころか悪化した結果になってしまったのだった。


 結局今はこの状況をいい事に寝ている月子にちょっかいをかけたり、おかずにして自慰行為をしている。欲望を発散する為に彼女を作ったりしたが、月子以上に本気にはなれない。

 本気になれない自分とこんな自分を好きになってくれる相手の気持ちとの差がありすぎて、少しでも重い行動や束縛されると冷めてしまう。

(冷めるって言うよりは、罪悪感だな)

 好きになってくれた彼女達に詫びながらも、愛する叔母のことを諦めきれない日々が続いていた。



 そんなある日、月子の母親から連絡があり。

「うん、うん・・・あっそう、わかった」

 いつも親子仲良く楽しそうに電話しているのに、今日は感情のない声で頷いている月子。その表情は無表情の中に悲しさが見てとれる。

 電話を終えた月子は啓斗の方は見ずに、まるで独り言のように呟いた。

「お父さんの姉の、あの失礼な叔母さんが、亡くなったって」



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