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2章
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三日後。
グレイスの言葉どおり、アルジスたち一行は疫病が蔓延する村へと向かうこととなった。
ジュペリアの進言によって、静流も同行を強要されたが、その道中、静流はずっと、胸の奥がざわついていた。
ジュペリアは、まるで見せつけるようにアルジスの腕に絡み、ことあるごとに距離を詰める。
その様子を横目で見るたびに、静流は説明できない感情に苛まれた。
まさか見せつけるために静流を同行させたのかと勘ぐっていたのだが、彼女の本当の狙いは村についてからにあった。
村に到着したアルジスたちは、村長の家に案内された。
その広間にはすでに数人の若い村人たちが集まっており、彼らは王であるアルジスを見るなり一斉に深々と頭を下げた。
「王様。この村はどうなるのでしょうか。
やはり、もう駄目なんだろうか」
田舎訛りの残る若者が、おずおずと問いかける。
噂で聞くアルジスの冷徹さを恐れているのか、それでも彼らは藁にもすがるような眼差しを向けていた。
「そうね、希望をもたないほうが良いかと思いますわ。聞いた話では、ある程度の犠牲はつきもの。誰もが助かる道はありませんわ」
柔らかな笑みを浮かべながらも、冷酷な言葉を告げたのはジュペリアだった。
ジュペリアはその強大な治癒力ゆえに、医師でも手に負えない病にかかった者がいる土地へしばしば派遣される。
医者以上に人々の信頼を集め、神子不在の今は救世主のように崇められていた。
ジュペリアの見立てでは、この村の病はかつて流行した奇病と同種であり、特定の薬草さえあれば抑え込めるが、それが手に入らない以上――村ごと焼き払うしかないという。
放置すれば病は際限なく広がる。
「今はこのゼントフェレスで生えなくなってしまった薬草。それが、この疫病に唯一対抗できる薬なんだよ。
もしその薬草があれば私も薬を調合できたのだが…」
大司教は悔しげに吐き出した。
その薬草は温暖な土地に自生するもので、かつてはゼントフェレスでも容易に採取できたという。だが、西の国との戦争以降、土地は荒れ、貴重な植物は次々と消えていった。その薬草も例外ではなかった。
今更、他国から薬草を取り寄せようにも、時間を要してしまう。
集めきれたところで、病の進行は止まることはない。少ない犠牲を考えるなら、いまこの場で対処するしかない。
「私の力で治せるのは――一人だけ。
救うのは当然、アルジス様が深く信頼し、英雄と称えられた……ブランジュ様です」
「ブランジュ様だけ……?」
村人たちは互いの顔を見合わせ、言葉を失った。
きっと、もう少し助かる道があるのではと淡い希望を抱いていたのだろう。
「異論のある方は?」
ジュペリアの問いに、誰も答えず、重い沈黙が落ちた。
ブランジュ――かつては騎士として数々の勲章を授かり、この村だけでなくゼントフェレス全土で名を知られた英雄だ。
今は怪我により引退しているが、村人たちの尊敬は変わらず、さらに彼は村長の息子でもある。
誰か一人しか救えないなら、彼以外に選択肢はない。
それでも「救えない者たち」の顔が脳裏をよぎり、誰も声高に賛同できずにいた。
「ですがジュペリア様……息子は、自分だけが助かることを決してよしとしません。アルジス様にも……彼はそれを直接お伝えしたはずです」
村長の言葉に、アルジスは静かに頷いた。
「――ああ。ブランジュは言っていた。『自分を特別扱いするな』と。決断もできない若造に王は務まらない。
正しい選択をし、民を導くのが真の王だと。だから……ブランジュを殺すのは王である俺の役目だと。
だが……俺は……」
アルジスは拳を強く握りしめ、言葉を途切れさせた。その場の空気はさらに重く沈み込む。
「な、なぁ。本当に他に方法がないの?考えればもっと何か別の道も見つけられるんじゃないの。
他に助かるような道がーー」
静流が耐えきれずに声を上げたその瞬間、ジュペリアは小さく笑った。
「さすが神子様。でも、この世は都合のいい理想だけで動いてはくれませんの。
夢を語るだけでは、犠牲は増えるばかり。
――それとも“神子”である貴方なら、この状況を覆せるとでも?」
そう言うなり、ジュペリアは静流のターバンを掴み、無造作に引き剥がした。露わになった黒髪に、室内はざわめきに包まれる。
「ふふ、ねぇ、神子様?」
「……てめぇ…ーー」
本物なのか…?と皆初めは静流の頭を見てほうけていたが、1人が「神子様助けてください」と言えば、そらにならったように口を揃えて縋った。だが、神子と呼ばれようとも、静流には何の力もない。
ジュペリアに啖呵を切ったところで、力がない自分は一人も救えない。
「その男は何もできない。本当に神子かどうかも怪しい。
なにせ、その者が現れてからというもの、アルカシアの異変は止まるどころか加速しているのだから」
冷ややかな声を投げたのは、以前ジュペリアと裏庭にいた法衣姿の男だった。疑いの視線が一斉に静流に突き刺さる。耐えきれず、静流は村長の家を飛び出した。
わざわざジュペリアが静流を同行させたのは、みんなの前で静流がやくただずの神子だと知らしめるためだろう。
悔しいのに、何もできない。
結局、逃げ出すしかなかった自分が――情けなくて、惨めで、どうしようもなく悔しかった。
「ああ、頭そのままだし…。
1人じゃまた誰に襲われるかわかんないけど、今更のこのこ戻るのも戻りづらいし何言われるかわかんねぇ」
元に戻る方法ばかり探して、逃げ道ばかり考えてきた自分。
軟弱者――そう自分で罵るしかなかった。
「勝手に何処かへ行くな、馬鹿が」
村外れの建物の影で頭を抱えていると、低い声が響いた。振り返れば――アルジスが立っていた。
「だって…、悔しかったんだ。
何もできないって言われて何も言い返せなかった自分が辛くて、情けなくて…ーー。俺は…ーー」
「だから言っただろう。お前が悩む必要はない。お前まで俺と同じ運命を歩く必要はないのだと……。
嫌ならば逃げ出せばいいのだと」
アルジスは苦言を呈しながらも、静流の隣に腰を下ろした。
「昔は、俺もお前と一緒だった。力もないのに、王であることを強要され、そのせいで何人もの犠牲者を出した。
力がないと俺の変わりに人が死ぬ。
今だって誰かを犠牲にすることで、何人もの村人が助かるのにその決断を迷っている。俺の決断で全てが決まってしまうことを恐れている…」
「アルジス…」
「俺の師は、俺に殺されたがっている。1人生き残るよりも村人と一緒に死にたいと。
そして、その決断ができたとき、お前は今より強くなれると言っていた。だが…ーー」
言いかけたアルジスが、突然胸を押さえた。
呪いの発作――?
静流が慌てて顔を覗き込んだ、その時――
――ガルルルルル。
耳に飛び込んできたのは、低く唸る獣の声。
獣が近くにいるのかと静流が身構えていると、現れたのは静流が前に助けたフェンリルだった。
三日後。
グレイスの言葉どおり、アルジスたち一行は疫病が蔓延する村へと向かうこととなった。
ジュペリアの進言によって、静流も同行を強要されたが、その道中、静流はずっと、胸の奥がざわついていた。
ジュペリアは、まるで見せつけるようにアルジスの腕に絡み、ことあるごとに距離を詰める。
その様子を横目で見るたびに、静流は説明できない感情に苛まれた。
まさか見せつけるために静流を同行させたのかと勘ぐっていたのだが、彼女の本当の狙いは村についてからにあった。
村に到着したアルジスたちは、村長の家に案内された。
その広間にはすでに数人の若い村人たちが集まっており、彼らは王であるアルジスを見るなり一斉に深々と頭を下げた。
「王様。この村はどうなるのでしょうか。
やはり、もう駄目なんだろうか」
田舎訛りの残る若者が、おずおずと問いかける。
噂で聞くアルジスの冷徹さを恐れているのか、それでも彼らは藁にもすがるような眼差しを向けていた。
「そうね、希望をもたないほうが良いかと思いますわ。聞いた話では、ある程度の犠牲はつきもの。誰もが助かる道はありませんわ」
柔らかな笑みを浮かべながらも、冷酷な言葉を告げたのはジュペリアだった。
ジュペリアはその強大な治癒力ゆえに、医師でも手に負えない病にかかった者がいる土地へしばしば派遣される。
医者以上に人々の信頼を集め、神子不在の今は救世主のように崇められていた。
ジュペリアの見立てでは、この村の病はかつて流行した奇病と同種であり、特定の薬草さえあれば抑え込めるが、それが手に入らない以上――村ごと焼き払うしかないという。
放置すれば病は際限なく広がる。
「今はこのゼントフェレスで生えなくなってしまった薬草。それが、この疫病に唯一対抗できる薬なんだよ。
もしその薬草があれば私も薬を調合できたのだが…」
大司教は悔しげに吐き出した。
その薬草は温暖な土地に自生するもので、かつてはゼントフェレスでも容易に採取できたという。だが、西の国との戦争以降、土地は荒れ、貴重な植物は次々と消えていった。その薬草も例外ではなかった。
今更、他国から薬草を取り寄せようにも、時間を要してしまう。
集めきれたところで、病の進行は止まることはない。少ない犠牲を考えるなら、いまこの場で対処するしかない。
「私の力で治せるのは――一人だけ。
救うのは当然、アルジス様が深く信頼し、英雄と称えられた……ブランジュ様です」
「ブランジュ様だけ……?」
村人たちは互いの顔を見合わせ、言葉を失った。
きっと、もう少し助かる道があるのではと淡い希望を抱いていたのだろう。
「異論のある方は?」
ジュペリアの問いに、誰も答えず、重い沈黙が落ちた。
ブランジュ――かつては騎士として数々の勲章を授かり、この村だけでなくゼントフェレス全土で名を知られた英雄だ。
今は怪我により引退しているが、村人たちの尊敬は変わらず、さらに彼は村長の息子でもある。
誰か一人しか救えないなら、彼以外に選択肢はない。
それでも「救えない者たち」の顔が脳裏をよぎり、誰も声高に賛同できずにいた。
「ですがジュペリア様……息子は、自分だけが助かることを決してよしとしません。アルジス様にも……彼はそれを直接お伝えしたはずです」
村長の言葉に、アルジスは静かに頷いた。
「――ああ。ブランジュは言っていた。『自分を特別扱いするな』と。決断もできない若造に王は務まらない。
正しい選択をし、民を導くのが真の王だと。だから……ブランジュを殺すのは王である俺の役目だと。
だが……俺は……」
アルジスは拳を強く握りしめ、言葉を途切れさせた。その場の空気はさらに重く沈み込む。
「な、なぁ。本当に他に方法がないの?考えればもっと何か別の道も見つけられるんじゃないの。
他に助かるような道がーー」
静流が耐えきれずに声を上げたその瞬間、ジュペリアは小さく笑った。
「さすが神子様。でも、この世は都合のいい理想だけで動いてはくれませんの。
夢を語るだけでは、犠牲は増えるばかり。
――それとも“神子”である貴方なら、この状況を覆せるとでも?」
そう言うなり、ジュペリアは静流のターバンを掴み、無造作に引き剥がした。露わになった黒髪に、室内はざわめきに包まれる。
「ふふ、ねぇ、神子様?」
「……てめぇ…ーー」
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ジュペリアに啖呵を切ったところで、力がない自分は一人も救えない。
「その男は何もできない。本当に神子かどうかも怪しい。
なにせ、その者が現れてからというもの、アルカシアの異変は止まるどころか加速しているのだから」
冷ややかな声を投げたのは、以前ジュペリアと裏庭にいた法衣姿の男だった。疑いの視線が一斉に静流に突き刺さる。耐えきれず、静流は村長の家を飛び出した。
わざわざジュペリアが静流を同行させたのは、みんなの前で静流がやくただずの神子だと知らしめるためだろう。
悔しいのに、何もできない。
結局、逃げ出すしかなかった自分が――情けなくて、惨めで、どうしようもなく悔しかった。
「ああ、頭そのままだし…。
1人じゃまた誰に襲われるかわかんないけど、今更のこのこ戻るのも戻りづらいし何言われるかわかんねぇ」
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軟弱者――そう自分で罵るしかなかった。
「勝手に何処かへ行くな、馬鹿が」
村外れの建物の影で頭を抱えていると、低い声が響いた。振り返れば――アルジスが立っていた。
「だって…、悔しかったんだ。
何もできないって言われて何も言い返せなかった自分が辛くて、情けなくて…ーー。俺は…ーー」
「だから言っただろう。お前が悩む必要はない。お前まで俺と同じ運命を歩く必要はないのだと……。
嫌ならば逃げ出せばいいのだと」
アルジスは苦言を呈しながらも、静流の隣に腰を下ろした。
「昔は、俺もお前と一緒だった。力もないのに、王であることを強要され、そのせいで何人もの犠牲者を出した。
力がないと俺の変わりに人が死ぬ。
今だって誰かを犠牲にすることで、何人もの村人が助かるのにその決断を迷っている。俺の決断で全てが決まってしまうことを恐れている…」
「アルジス…」
「俺の師は、俺に殺されたがっている。1人生き残るよりも村人と一緒に死にたいと。
そして、その決断ができたとき、お前は今より強くなれると言っていた。だが…ーー」
言いかけたアルジスが、突然胸を押さえた。
呪いの発作――?
静流が慌てて顔を覗き込んだ、その時――
――ガルルルルル。
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