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157 恐竜ツアー3日目です 6
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ここは、新婚旅行ツアーで訪れた大きな滝です。
MTVは光学迷彩をかけたままで、上空にいます。
この滝の上は幅の広い川になっていて、たくさんの小さな島が点在しています。
周囲には湿地帯が広がっていて、たくさんの水棲生物が生息しています。
最近ここに大きな翼竜が住み着いたので、案内することにしました。
西川 「あれはプテラノ・・・違う」
中村 「ケツァルコアトルスだ。すげえ」
吉田 「会長、まるで怪鳥ですね」
二人 「・・・・・・」
吉田 「・・・・・・」(また滑った)
わたしは、MTVに光学迷彩をかけて旋回飛行しています。
中村 「でけえ」
西川 「でか過ぎてやばいです」
ケツァルコアトルスは、頭までの高さがが約6m、色は白、黒、灰色でトサカが赤です。翼を広げると横幅は10mになります。首が長く、頭が大きいのが特徴です。プテラノドンに似た史上最大級の翼竜です。
いまケツァルコアトルスは滝の上にある陸地にいます。翼をたたみ四肢でゆっくり歩いています。
立ち止まり、水中を覗き込みました。そして水の中にくちばしを素早く入れて魚を捕まえました。魚を丸呑みにします。
中村 「地上で立ったまま捕食するのか」
西川 「図鑑の解説どおりです」
中村 「それにしてもこの頭、でか過ぎだろ」
西川 「デフォルメキャラみたいですよね」
中村 「現実離れしてるぜ」
西川 「確かこの翼竜、恐竜が絶滅する時期まで生きていたんですよね」
中村 「ああ、これが翼竜の最終形態と言ったところか」
西川 「とんでもない化け物に進化しましたね」
中村 「まったくだ」
西川 「そういえばこの翼竜、飛べないっていう説がありましたよね」
中村 「ああ、この巨体だ。飛ぶのは難しいかもな」
西川 「飛ぶところ見たいですね」
中村 「俺も見たい」
翼竜は、滝の方に向かって歩き始めます。そして崖のとこで立ち止まりました。
中村 「まさか」
翼を大きく広げて・・・ジャンプします。
西川 「飛んだ」
中村 「追いかけろ」
アンナ「はい」
翼竜は崖から飛び降り、上昇気流に乗って空へ舞い上がりました。
わたしは後を追いかけます。
中村 「すげえ」
西川 「でかい」
吉田 「飛行機みたい」
吉田さんが復活しました。
翼竜は滝の上を旋回飛行しています。
中村 「こいつ本当に飛んだぜ」
西川 「迫力ありますね」
翼竜は高度を下げて、川の上を滑空しています。
パシャッ。
翼竜は飛行しながら魚を捕まえました。島に着地して魚を丸呑みにします。
ぱくっ。
中村 「すげえ」
西川 「あの巨体で、飛行しながら捕食も出来るんですね。すごいです」
吉田 「アンナさん、写真撮って」
アンナ「わかりました」
翼竜の大きさがわかるように写したいですね。
アンナ「皆さんを翼竜の足元に一瞬だけ転移させます」
吉田 「うん」
わたしはMTVを空中に固定します。そして自分だけ迷彩をかけ転移して、アングルを決めました。
翼竜が首を上げたとき、三人を足元に転移させます。
今です。
アンナ「転移」
カシャ。
アンナ「転移」
撮影してすぐに三人をMTVに戻しました。わたしも戻ります。
わたしは三人にカメラの画面を見せました。
アンナ「うまく撮れました」
中村 「よく撮れてる。やっぱりでけえな」
西川 「なんか芸術家が造ったオブジェみたいですね」
吉田 「うん」
中村 「いい体験が出来た・・・アンナ、次を案内してくれ」
アンナ「はい」
アンナ「それでは移動します・・・転移」
* * *
ここは、大陸近海の上空です。
吉田 「海」
海面に大きな影が見えます。
西川 「何か・・・いますね」
中村 「でかいぞ」
私たちは撮影を開始しました。
わたしは海面すれすれに飛行しています。
吉田 「会長、クジラみたいですね」
中村 「ああ、でかい。ショニサウルスだ・・・背ビレがないな」
西川 「はい。図鑑のイラストでは、背ビレがあったり、
なかったりしましたが、実際には無かったですね」
中村 「ああ、イラストはあくまで想像図だからな」
中村 「アンナ、海中から見たい」
アンナ「はい」
わたしはMTVをゆっくり着水させ、潜航しました。
ショニサウルスは全長15m、全身がこげ茶色で腹部が白いです。
午前中に見たステノプテリギウスににていますが、大きさは4倍以上で、背ビレがありません。
史上最大級の魚竜です。
中村 「各部位を間近で見たい。ギリギリまで寄せてくれ」
アンナ「はい」
わたしは魚竜にギリギリまで接近しました。
吉田 「大きいね」
西川 「うん。でも少し前に発見された魚竜の化石は、
推定全長が20mを超えるって言われてるんだよ」
吉田 「すごい」
中村 「そんなニュースがあったな。ただショニサウルスなのか、
別種なのか、もめているみだいだな」
西川 「どちらにしても魚竜の最大全長が更新されるのは
間違いないですね」
中村 「ああ、こういう話はワクワクするぜ」
西川 「はい・・・あ、そうだ。
20m級の化石には歯がないって言う話でしたよね」
中村 「確かそうだった・・・アンナ、口の中が見たい。
頭部に寄ってくれ」
アンナ「はい」
わたしは魚竜の頭部に接近しました。
西川 「口の中、見たいですね」
中村 「ああ、確か15m級のショニサウルスには前方にだけに
小さな歯があったはずだ」
西川 「はい。ですが20m級には、歯がない・・・
どういうことですかね」
中村 「わからん。別種なのか、成体になると歯が抜けるのか・・・」
魚竜はなかなか口を開きません。
*
前方に魚がいます。魚竜が近づきました。
ぱくっ。
中村 「見えた。前方にだけ小さな歯があった」
西川 「情報どおりですね」
中村 「ああ、この魚竜は更に大きく成長するのか、
それとも別の大型魚竜が存在するのか、
想像するとワクワクするぜ」
西川 「はい。新しい化石の発見が楽しみです」
*
吉田 「アンナさん、写真撮って」
アンナ「はい」
わたしは魚竜と一緒に吉田さんの写真を撮ります。
カシャ。
アンナ「今度は三人で撮りましょう」
三人が並びました。写真を撮ります。
カシャ。
中村 「アンナ、次を案内してくれ」
アンナ「はい」
わたしはMTVを浮上させました。
アンナ「それでは移動します・・・転移」
私たちは次の場所に転移しました。
MTVは光学迷彩をかけたままで、上空にいます。
この滝の上は幅の広い川になっていて、たくさんの小さな島が点在しています。
周囲には湿地帯が広がっていて、たくさんの水棲生物が生息しています。
最近ここに大きな翼竜が住み着いたので、案内することにしました。
西川 「あれはプテラノ・・・違う」
中村 「ケツァルコアトルスだ。すげえ」
吉田 「会長、まるで怪鳥ですね」
二人 「・・・・・・」
吉田 「・・・・・・」(また滑った)
わたしは、MTVに光学迷彩をかけて旋回飛行しています。
中村 「でけえ」
西川 「でか過ぎてやばいです」
ケツァルコアトルスは、頭までの高さがが約6m、色は白、黒、灰色でトサカが赤です。翼を広げると横幅は10mになります。首が長く、頭が大きいのが特徴です。プテラノドンに似た史上最大級の翼竜です。
いまケツァルコアトルスは滝の上にある陸地にいます。翼をたたみ四肢でゆっくり歩いています。
立ち止まり、水中を覗き込みました。そして水の中にくちばしを素早く入れて魚を捕まえました。魚を丸呑みにします。
中村 「地上で立ったまま捕食するのか」
西川 「図鑑の解説どおりです」
中村 「それにしてもこの頭、でか過ぎだろ」
西川 「デフォルメキャラみたいですよね」
中村 「現実離れしてるぜ」
西川 「確かこの翼竜、恐竜が絶滅する時期まで生きていたんですよね」
中村 「ああ、これが翼竜の最終形態と言ったところか」
西川 「とんでもない化け物に進化しましたね」
中村 「まったくだ」
西川 「そういえばこの翼竜、飛べないっていう説がありましたよね」
中村 「ああ、この巨体だ。飛ぶのは難しいかもな」
西川 「飛ぶところ見たいですね」
中村 「俺も見たい」
翼竜は、滝の方に向かって歩き始めます。そして崖のとこで立ち止まりました。
中村 「まさか」
翼を大きく広げて・・・ジャンプします。
西川 「飛んだ」
中村 「追いかけろ」
アンナ「はい」
翼竜は崖から飛び降り、上昇気流に乗って空へ舞い上がりました。
わたしは後を追いかけます。
中村 「すげえ」
西川 「でかい」
吉田 「飛行機みたい」
吉田さんが復活しました。
翼竜は滝の上を旋回飛行しています。
中村 「こいつ本当に飛んだぜ」
西川 「迫力ありますね」
翼竜は高度を下げて、川の上を滑空しています。
パシャッ。
翼竜は飛行しながら魚を捕まえました。島に着地して魚を丸呑みにします。
ぱくっ。
中村 「すげえ」
西川 「あの巨体で、飛行しながら捕食も出来るんですね。すごいです」
吉田 「アンナさん、写真撮って」
アンナ「わかりました」
翼竜の大きさがわかるように写したいですね。
アンナ「皆さんを翼竜の足元に一瞬だけ転移させます」
吉田 「うん」
わたしはMTVを空中に固定します。そして自分だけ迷彩をかけ転移して、アングルを決めました。
翼竜が首を上げたとき、三人を足元に転移させます。
今です。
アンナ「転移」
カシャ。
アンナ「転移」
撮影してすぐに三人をMTVに戻しました。わたしも戻ります。
わたしは三人にカメラの画面を見せました。
アンナ「うまく撮れました」
中村 「よく撮れてる。やっぱりでけえな」
西川 「なんか芸術家が造ったオブジェみたいですね」
吉田 「うん」
中村 「いい体験が出来た・・・アンナ、次を案内してくれ」
アンナ「はい」
アンナ「それでは移動します・・・転移」
* * *
ここは、大陸近海の上空です。
吉田 「海」
海面に大きな影が見えます。
西川 「何か・・・いますね」
中村 「でかいぞ」
私たちは撮影を開始しました。
わたしは海面すれすれに飛行しています。
吉田 「会長、クジラみたいですね」
中村 「ああ、でかい。ショニサウルスだ・・・背ビレがないな」
西川 「はい。図鑑のイラストでは、背ビレがあったり、
なかったりしましたが、実際には無かったですね」
中村 「ああ、イラストはあくまで想像図だからな」
中村 「アンナ、海中から見たい」
アンナ「はい」
わたしはMTVをゆっくり着水させ、潜航しました。
ショニサウルスは全長15m、全身がこげ茶色で腹部が白いです。
午前中に見たステノプテリギウスににていますが、大きさは4倍以上で、背ビレがありません。
史上最大級の魚竜です。
中村 「各部位を間近で見たい。ギリギリまで寄せてくれ」
アンナ「はい」
わたしは魚竜にギリギリまで接近しました。
吉田 「大きいね」
西川 「うん。でも少し前に発見された魚竜の化石は、
推定全長が20mを超えるって言われてるんだよ」
吉田 「すごい」
中村 「そんなニュースがあったな。ただショニサウルスなのか、
別種なのか、もめているみだいだな」
西川 「どちらにしても魚竜の最大全長が更新されるのは
間違いないですね」
中村 「ああ、こういう話はワクワクするぜ」
西川 「はい・・・あ、そうだ。
20m級の化石には歯がないって言う話でしたよね」
中村 「確かそうだった・・・アンナ、口の中が見たい。
頭部に寄ってくれ」
アンナ「はい」
わたしは魚竜の頭部に接近しました。
西川 「口の中、見たいですね」
中村 「ああ、確か15m級のショニサウルスには前方にだけに
小さな歯があったはずだ」
西川 「はい。ですが20m級には、歯がない・・・
どういうことですかね」
中村 「わからん。別種なのか、成体になると歯が抜けるのか・・・」
魚竜はなかなか口を開きません。
*
前方に魚がいます。魚竜が近づきました。
ぱくっ。
中村 「見えた。前方にだけ小さな歯があった」
西川 「情報どおりですね」
中村 「ああ、この魚竜は更に大きく成長するのか、
それとも別の大型魚竜が存在するのか、
想像するとワクワクするぜ」
西川 「はい。新しい化石の発見が楽しみです」
*
吉田 「アンナさん、写真撮って」
アンナ「はい」
わたしは魚竜と一緒に吉田さんの写真を撮ります。
カシャ。
アンナ「今度は三人で撮りましょう」
三人が並びました。写真を撮ります。
カシャ。
中村 「アンナ、次を案内してくれ」
アンナ「はい」
わたしはMTVを浮上させました。
アンナ「それでは移動します・・・転移」
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