大人女子の恋愛方程式♡

文字の大きさ
28 / 133
口説き慣れている男と口説き慣れていない男

しおりを挟む


—夏樹side



休憩時間なのに、無駄にイライラした。
少し早いけどオフィスに戻るか・・・。


店を出て早歩きでオフィス方面へ行くと、
「なぁー・・、お前そんなにプリプリ怒るなってー!!今夜さ、俺等は俺等で2人で飯行こうぜ?」

と・・・、相当バカなのか・・・私の言っている意味が分からないのか。
てか、あそこまで言われて・・・私を嫌いにならないのは何で??って感じ。

遊馬はサンドイッチをテイクアウトにしてもらったのか、紙袋を抱えて追って来た。


もういい加減うんざり。
私は新聞を脇に挟み、脚を止め・・・遊馬をジッと見つめた。

これは真面目に断った方が良いって事???
「申し訳ないけど、マジで・・・遊馬に全く興味もないし、また2人で会うとか全く考えられないの」
遊馬の顔を見て言うと・・・遊馬は私をジッと見つめて少し真顔。


あ、はっきり言い過ぎたかな。
「あ・・・、えっと、だから2人でとかは逢えないから・・・申し訳ないけど・・・」
って、少しやんわり言い直した。

すると、遊馬は口角をグイッと上げ笑って
「夏樹って本当は結構優しい?今俺に気を使ったろ??」
って・・・、そう言ったの。

・・・・・・・。

はぁああ~ッ・・・。
マジで疲れた。

深いため息をして、
「とにかく、こうやって付いてこられても私は貴方と仲良くする気はないから」
遊馬を置いて歩道を歩き・・・もうオフィスが入ってる建物が見えてきた時・・・。
「どうしたら夏樹に見てもらえるかな?」


まだ付いてきて・・・言った。
・・・・・・。
私が遊馬を見ることは・・・多分ない。
だって私は・・・。


チラッと遊馬を見て、
「多分この先~・・・そう言う目で貴方を見る事は無いと思う、申し訳ないけど・・・」

もう・・・話しかけないで欲しい。

遊馬にペコッと頭を下げて、また直ぐに歩き出すと

ッッッ?!
ぁあっ?!

私の脚元で・・・ズボッという下に落ちるような感覚。
転びそうになって焦って足元を見ると、ヒールの先がマンホールの穴に入り込んでしまった。

ゲゲッ・・・こんなに綺麗に入る事あるっ?!
無言でグイグイ引っ張ッてもなかなか抜けない靴。

仕方なく靴を脱ぎその場にしゃがむと、
「あーーーあーーーー・・・、足汚れるからぁー・・」
そう言ってきたのは遊馬。
直ぐに私の脚元に跪き・・・私の脚を自分の太ももに乗せた。



はっ?!・・・・・・////////

ニコッと笑って、私のハイヒールを抜き・・・ヒールの先についた汚れを自分のTシャツで拭いて下から私を見上げ・・・私のふくらはぎを撫でたの。


・・・・・ッ?!/////////

そして、
「綺麗な脚」
そう言った・・・・・。

・・・・・・ッ?!


遊馬は、
「たまには俺にも笑顔見せてー?」
って・・・そう言って笑った。


な・・・何コイツッ・・・・。

焦った・・・。
焦って遊馬から離れて・・・・転びそうになった。

そして直ぐに靴を引っ手繰って・・・履いて逃げた。











日本



—和也side





あの日から夏樹とは電話をしてない。
でも・・・あの後直ぐにラインは来たんだ。

『さっきはごめんね、ただの酔っぱらいなの!本当にごめんね』
って・・・・。

俺と夏樹は・・・恋人関係ではない。
お互いにそんな事も言わないし、束縛も・・・しない。
だから夏樹がハワイで男と遊ぼうが、俺が誰かと遊ぼうが・・・攻める権利はお互いにないんだ。


俺は昼休みにいつもの喫茶店に行き、今日はアジフライ定食を食べていた。
はぁぁ・・・。

一応夏休みは貰ったけど、今のところ何も予定はない。
夏樹も帰ってくるのか結局分からないし・・・・俺がハワイに行くかって思ったけど、あの感じだと・・・行っても迷惑になる可能性だってある。

少し前まで夏樹の親友の美晴さんが好きだった俺。
自分で言ったつもりはないがー・・・多分結婚式の二次会で誰かが言いやがった。

だから、夏樹がその件も含め俺に不信感を抱いてないか少し気になっていたんだ。

後は、あの日電話に出たあの男は一体誰??
部屋に居る風だったけど、夏樹・・・そういうタイプには見えないけど。


食事を済ませ、店を出て夏樹に電話をかけてみる。
もうちゃんと話さないと何も進まないし!!

すると、
『あ、!!!和也君・・・・』
と・・・夏樹が電話に出てくれた。
「あ、・・・夏樹!もう仕事終わった???」
『あ、うん、あの・・・この前ごめんね・・・全然親しい仲とかじゃないの・・・あのー・・電話に出た人』

そう言ってきた。
まぁ、最初にそれを言って来てくれるところからして・・・夏樹も気にしてくれていたのかって少しホッとする。

「そっか・・・ちょっとビックリしたよー・・夏樹に彼氏が出来ちゃったのかって・・・正直ちょっと落ち込んでたー・・・」
そう言って笑った。

正直マジでちょっとー・・ッていうか、かなり気になっていたけど・・・この年になると?いろいろ経験してくると、そういう時にフランクに流してしまう癖が・・・ついた俺。

すると、
『違う違う、私に彼氏なんか出来ないよ・・・』
「そんな事ないよ、・・・・離れてるから・・・俺は結構心配」
それは・・・本音だ。


すると・・・・しばらく無言!!
ヤバッ、今の少し重かったか?!

「あ・・夏樹ごめん・・俺・・・」
焦って言い直そうとすると・・・・、夏樹は・・・
『心配ならもっと連絡して・・・。』

って・・・・・//////////

久々、胸の奥が少し鳴った。

夏樹は少し笑って、
『寝てても・・・声聞けたらまたぐっすり寝れるし、私も忙しいかなって気にしてあまり連絡できないから・・・』
少し寂しそうにそう言うんだ・・・。

夏樹は・・・俺の事・・・。
どう思ってるのかな?

俺は夏樹を1人の女性としてかなり意識してる。
だから嫌われたくないんだ。


「夏樹さ・・・。」
グッと下で拳を握って・・・ゴクッと唾を飲み込んだ。

夏樹は・・・。

・・・・・。

「夏樹・・・俺に逢いたい???」
って・・・・・心の奥で思っていた本音が・・・・・零れたんだ・・・。


って俺何聞いてんだよ!!////////////////








しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

マッチ率100%の二人だが、君は彼女で私は彼だった

naomikoryo
恋愛
【♪♪♪第19回恋愛小説大賞 参加作品♪♪♪ 本編開始しました!!】【♪♪ 毎日、朝5時・昼12時・夕17時 更新予定 ♪♪ 応援、投票よろしくお願いします(^^) ♪♪】 出会いサイトで“理想の異性”を演じた二人。 マッチ率100%の会話は、マッチアプリだけで一か月続いていく。 会ったことも、声を聞いたこともないのに、心だけが先に近づいてしまった。 ――でも、君は彼女で、私は彼だった。 嘘から始まったのに、気持ちだけは嘘じゃなかった。 百貨店の喧騒と休憩室の静けさの中で、すれ違いはやがて現実になる。 “会う”じゃなく、“見つける”恋の行方を、あなたも覗いてみませんか。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

危険な残業

詩織
恋愛
いつも残業の多い奈津美。そこにある人が現れいつもの残業でなくなる

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

処理中です...