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近いけど遠い
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「ハンバーグ定食お願いしまーす!」
厨房のご主人に伝え、セットにつくサラダ等を準備していると女将さんがニヤニヤ笑って私に近付いてきた。
「今日も来たねぇー・・・達也君!・・・何っ?家買ったってマジ?」
と、嬉しそうに言ってきた。
「あー・・・私知らないんですけどー・・・空き家??うちの直ぐ近くっぽいんですけど女将さん知ってます?」
私がそう言うと、女将さんは笑って
「この辺空き家・・・何件かあるけど、多分ー・・・町田さんの所かな?10年位前に農家畳んで出て行っちゃった町田さんって家があってね、結構綺麗な平屋だったけどー・・・結局こんな所中々住む人なんていないじゃない??」
まぁ・・・・確かにそうか。
田舎暮らしに憧れてって言っても・・・北海道は結構勇気いると思うな。
街中ならまだしも、街から少し離れたこの辺は大体が農家か牧場。
私も母の実家があった場所っていう理由で今の家を借りているけど・・・何も縁が無かったら中々引っ越しては来れない。
「よっぽど・・・アンタの事が好きなのね」
女将さんはそう言って笑った。
そ・・・・っか・・・・・。
安かったとはいえ、タダな訳はないし・・・・。
北海道に家があるのにこっちに家を買うって・・・達也君はずっとここで暮らす気なのかな?
15時になり仕事を終え店を出ると、達也君のレンタカーが止まっていて車の外でアイコスを吸いながらこっちを見て手を振ってくる・・・達也君。
「待っててくれた?」
私が笑って近付いて行くと、達也君は笑って
「あー・・・うん、あのねー・・・家の玄関すっごく可愛く直したんだー・・・!で、それを報告しにー・・・由美の顔を見に来た」
そう言ったの。
・・・・・・・・・。
「達也君・・・・」
達也君は・・・、その家を・・・今後どうする気なのかな。
どういうつもりで家を綺麗にしてるの?
達也君の目の前まで行き、じーっと目を見て・・・
「達也君は・・・その家にー・・ずっと暮らすの?」
そう言うと達也君は目を細めて、優しく笑い
「俺がここに住んだら変??由美がずっとここにいるなら俺もいようかなって思ってるよ」
・・・・・・・・///////////
「あ・・・そう、そうなんだ!!・・・えっとー・・・この後はー・・・何か予定あるの?////////」
「ううん、何もないよ!・・・・由美はもうすぐに帰る?」
んー・・・・。
どうしようかな・・・・。
でも・・・もうそろそろ、動かないと・・・明にまた聞かれるかな?
『たっちゃんいつ来るの?』って・・・・・。
「あー・・・えっとー・・・あの、達也君ー・・・家で一緒に・・・ご飯食べる?」
思わずポロっとそう言うと、達也君は結構驚いた顔で私を見て
「食べる!!/////////」
—達也side
由美と俺はそれぞれの車に乗って駅の近くのスーパーに寄って買い物をした。
「こんな風に買い物ってー・・・した事なかったよね」
俺がカートを引いて、由美はその隣で魚やお菓子などを手に取った。
「そうだなー・・・あ、意外と俺ねー・・・料理するんだぜ?」
笑って言うと、由美も笑って
「じゃー今度お願いしちゃおうかなー・・・・」
そう言って笑った。
前に逢っていた時は・・・大体がホテルで過ごしていたし、台場のマンションに連れて行ったのは何回かあったけど・・・こういう普通の恋人っていう感じの事はした事が無かった。
由美がカゴに入れるものを見ていると、きっと・・・明ちゃんが好きなんだろうなって思うものがたくさんあった。
「野菜はねー・・・結構近所の農家さんがくれるんだよね、後ね・・・豚肉と牛肉ー・・・卵も、だからね食費は結構助かってる・・・しかもね、こっちのお肉とか卵とかー・・野菜とかね、凄く美味しいんだよ」
由美は笑ってそう言った。
へぇー・・・・。
でも沖縄でも石垣とかは魚もらったりするって半次さんとかも言ってたしなー・・・。
「北海道って全部美味いよね?肉も魚も野菜もー・・・乳製品も!俺こっちに来て太ったもん」
定期的にやっていた運動も最近しておらず、毎日食ってればー・・・そりゃ太るよな。
「達也君まだ若いから直ぐに戻るよ!私もさー・・・こっちに来てから5キロ太っちゃった!」
由美はそう言うけど、元々が細かったから丁度良くなったんじゃないかなって思う。
スーパーで買ったものを由美の車に乗せ、俺たちはまたそれぞれの車に乗って由美の家まで走った。
由美の家は何度か家の前までは行った事があったしGoogleマップで見たことはあったが、実際にちゃんと見るのは初めて。
真っ赤な三角屋根の可愛いログハウスだ。
外には綺麗なウッドデッキがあって、サンルームになるようになっている。
「ここね、母親の実家があった場所でね・・・親戚の人がすぐそこの家に住んでるんだけど、ここを来客用のロッジに建て替えたのよ・・・」
へぇー・・・・・、スッゲー可愛い家!!
「いいねー・・・結構デカいね?」
「うん、中も結構広いの!本当に助かってる・・・」
厨房のご主人に伝え、セットにつくサラダ等を準備していると女将さんがニヤニヤ笑って私に近付いてきた。
「今日も来たねぇー・・・達也君!・・・何っ?家買ったってマジ?」
と、嬉しそうに言ってきた。
「あー・・・私知らないんですけどー・・・空き家??うちの直ぐ近くっぽいんですけど女将さん知ってます?」
私がそう言うと、女将さんは笑って
「この辺空き家・・・何件かあるけど、多分ー・・・町田さんの所かな?10年位前に農家畳んで出て行っちゃった町田さんって家があってね、結構綺麗な平屋だったけどー・・・結局こんな所中々住む人なんていないじゃない??」
まぁ・・・・確かにそうか。
田舎暮らしに憧れてって言っても・・・北海道は結構勇気いると思うな。
街中ならまだしも、街から少し離れたこの辺は大体が農家か牧場。
私も母の実家があった場所っていう理由で今の家を借りているけど・・・何も縁が無かったら中々引っ越しては来れない。
「よっぽど・・・アンタの事が好きなのね」
女将さんはそう言って笑った。
そ・・・・っか・・・・・。
安かったとはいえ、タダな訳はないし・・・・。
北海道に家があるのにこっちに家を買うって・・・達也君はずっとここで暮らす気なのかな?
15時になり仕事を終え店を出ると、達也君のレンタカーが止まっていて車の外でアイコスを吸いながらこっちを見て手を振ってくる・・・達也君。
「待っててくれた?」
私が笑って近付いて行くと、達也君は笑って
「あー・・・うん、あのねー・・・家の玄関すっごく可愛く直したんだー・・・!で、それを報告しにー・・・由美の顔を見に来た」
そう言ったの。
・・・・・・・・・。
「達也君・・・・」
達也君は・・・、その家を・・・今後どうする気なのかな。
どういうつもりで家を綺麗にしてるの?
達也君の目の前まで行き、じーっと目を見て・・・
「達也君は・・・その家にー・・ずっと暮らすの?」
そう言うと達也君は目を細めて、優しく笑い
「俺がここに住んだら変??由美がずっとここにいるなら俺もいようかなって思ってるよ」
・・・・・・・・///////////
「あ・・・そう、そうなんだ!!・・・えっとー・・・この後はー・・・何か予定あるの?////////」
「ううん、何もないよ!・・・・由美はもうすぐに帰る?」
んー・・・・。
どうしようかな・・・・。
でも・・・もうそろそろ、動かないと・・・明にまた聞かれるかな?
『たっちゃんいつ来るの?』って・・・・・。
「あー・・・えっとー・・・あの、達也君ー・・・家で一緒に・・・ご飯食べる?」
思わずポロっとそう言うと、達也君は結構驚いた顔で私を見て
「食べる!!/////////」
—達也side
由美と俺はそれぞれの車に乗って駅の近くのスーパーに寄って買い物をした。
「こんな風に買い物ってー・・・した事なかったよね」
俺がカートを引いて、由美はその隣で魚やお菓子などを手に取った。
「そうだなー・・・あ、意外と俺ねー・・・料理するんだぜ?」
笑って言うと、由美も笑って
「じゃー今度お願いしちゃおうかなー・・・・」
そう言って笑った。
前に逢っていた時は・・・大体がホテルで過ごしていたし、台場のマンションに連れて行ったのは何回かあったけど・・・こういう普通の恋人っていう感じの事はした事が無かった。
由美がカゴに入れるものを見ていると、きっと・・・明ちゃんが好きなんだろうなって思うものがたくさんあった。
「野菜はねー・・・結構近所の農家さんがくれるんだよね、後ね・・・豚肉と牛肉ー・・・卵も、だからね食費は結構助かってる・・・しかもね、こっちのお肉とか卵とかー・・野菜とかね、凄く美味しいんだよ」
由美は笑ってそう言った。
へぇー・・・・。
でも沖縄でも石垣とかは魚もらったりするって半次さんとかも言ってたしなー・・・。
「北海道って全部美味いよね?肉も魚も野菜もー・・・乳製品も!俺こっちに来て太ったもん」
定期的にやっていた運動も最近しておらず、毎日食ってればー・・・そりゃ太るよな。
「達也君まだ若いから直ぐに戻るよ!私もさー・・・こっちに来てから5キロ太っちゃった!」
由美はそう言うけど、元々が細かったから丁度良くなったんじゃないかなって思う。
スーパーで買ったものを由美の車に乗せ、俺たちはまたそれぞれの車に乗って由美の家まで走った。
由美の家は何度か家の前までは行った事があったしGoogleマップで見たことはあったが、実際にちゃんと見るのは初めて。
真っ赤な三角屋根の可愛いログハウスだ。
外には綺麗なウッドデッキがあって、サンルームになるようになっている。
「ここね、母親の実家があった場所でね・・・親戚の人がすぐそこの家に住んでるんだけど、ここを来客用のロッジに建て替えたのよ・・・」
へぇー・・・・・、スッゲー可愛い家!!
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