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暴風雪♡事件
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—由美side
その日、お母さんは昼過ぎに帰宅。
私と達也君とお母さんは3人でテーブルを囲み、達也君が作ってきてくれた明のお弁当の残りのハンバーグを食べた。
「美味しい!!これすっごいふわふわね、何が入ってるの??」
お母さんは興奮してそう言った。
確かにこのハンバーグ、スッゴイふわふわ・・・。
私が焼いたハンバーグこんなにならないけどなー・・・。
すると、達也君は
「これ実はー・・・コーヒーゼリー入ってるんですよ!混ぜてるから形は全くないけど、寒天が肉汁を閉じ込めて、コーヒーがコクを出すんですよ」
コーヒーゼリー???
料理ができる男の人って最高だなー・・・・。
お母さんはもう達也君の事大好き!!前のめりになって私に、
「由美!このハンバーグお母さんより全然美味しいよね!今夜唐揚げ作ってくれるんだってー・・・お母さん唐揚げ教えてもらおうかしら!!」
って・・・・ずっと興奮状態。
達也君は、結城ちゃんに料理を教わったって言っていた。
確かに・・・結城ちゃんってお料理得意って聞いた事あったかも!
でもー・・・凛もお料理上手なんだよねぇ・・・。
なんか、沖縄の生活・・・すごく楽しそうだな・・・。
午後になると、また雪が降り出し風も出てきた。
達也君は外を眺めながら、
「天気怪しいな・・・俺車で幼稚園まで迎えに行こうかな」
確かに・・・。
11月でここまで降る?って位、深々と降る雪。
風も出てくると直ぐそこの景色さえも見えなくなってしまう。
「なんか・・・まだ11月なのに、こんなに降るのは珍しいわねぇ・・・・」
お母さんはそう言って窓辺に立った。
「本当だ・・・明は大丈夫かな・・・」
北海道の小学校や幼稚園は・・・猛吹雪の日はお休みになったりもするが・・・普通の積雪位だと休校にはならない。
朝はそこまで吹雪いていなかったのに、今じゃもう真っ白な雪が吹雪いて舞っている・・・。
私たちの後ろから達也君が外を眺め、
「やっぱり俺幼稚園までお迎え行ってくる!」
そう言って上着を羽織った。
その時、テーブルに置いてあった私の携帯がブーブーと鳴り、手に取って見てみると幼稚園からのメールだ。
『本日は猛吹雪の為早めの帰宅となりました。お迎え可能な保護者様はすぐにご返答お願いいたします』
達也君もそのメールを覗き込んできて、
「じゃ、俺がお迎えに行くって連絡しといて?」
そう言ってニット帽を被りネックウォーマーを付ける。
私もすぐに着替えをし、
「私も行く!もうずっとお迎えしていないし・・・・ちょっと心配だし」
最近ずっと寝込んでしまい明にも心配を掛けてしまっていた。
今日は・・・何だか体も軽いし、明のお迎えに行きたい。
私と達也君は直ぐに家を出て、車に乗り込み幼稚園へ向かった。
「うっわー・・・本当に凄いね、このまま酷くなるのかな」
達也君は真っ白な景色を見ながらそう言った。
「うんー・・・もっと奥の方に行くと車も動けなくなっちゃうくらい酷い時あるの・・・でも11月でここまで降るのはきっと珍しいと思う」
私も北海道に来たのは去年の12月辺りだし。
去年来た時、12月でもここまで吹雪いた日はなかった・・・のに、今日のこの吹雪は異様。
—達也side
明の幼稚園は自宅から車で15分も掛からないところにあって、駅の近くの街の中。
俺と由美が幼稚園に到着すると、幼稚園バスはもう出発した後のようでお迎えを待っている子が5人ほど教室で遊んでいた。
「すいません、片桐です・・・明を迎えに参りましたー・・」
由美がそう言うと、近くにいた先生はビックリした顔でこっちを見て
「あれっ?明ちゃんバスじゃなかったでしたっけ?」
そう言ったんだ・・・。
由美は慌てて携帯を出し、自分が幼稚園に送ったメールを確認し
「すいません、少し前にメールを送ったんですけど・・・明は??」
結局、メールが時間差で届いていた事が分かり俺と由美は急いで幼稚園バスの停留所に向かった。
「突然普段と違う事をしようとするとこうなるんだー・・・!!」
由美はそう言って笑ってた。
「でも明、バス停にママが来てるのを見たらびっくりするんじゃない?すごく喜ぶよ」
毎日ママを心配してたし、ママと一緒に寝たいって言ってた。
だからきっと・・・・すごく喜ぶはずだ。
10分ほどでバス停近くに止まると、もうお迎えに来ているパパママが3人ほど立っている。
俺と由美も首からお迎えカードをぶら下げ一緒にそこまで歩いて行くと、
「こんにちはー・・・・・」
並んでいた若いお父さんが振り返ってきて笑って言ってきた。
俺と由美もお辞儀をして、
「こんにちはー・・・・」
沖縄でも一樹さんが優樹の友達があの豪邸に遊びに来て、お迎えにパパさんとかが来てたりするけど・・・一樹さんはあのコミュニケーション能力高めの感じで、結構皆と直ぐに仲良くなっていた。
俺にそういうのが務まるのかな???
少しして幼稚園バスが到着し、扉が開くと幼稚園の先生が降りてきて・・・俺と由美を見てビックリした顔をして言ったんだ。
「あれ?明ちゃんパパとママ・・・今日って幼稚園にお迎えにいらっしゃると伺っていましたけど??」
・・・・・・・・・。
え・・・・・?
胸の奥が少しざわついて、思わず
「さっき幼稚園に行ったら、メールが時間差で届いて気付かなかったからバスに乗ったって言われたんです!」
少し強く言ってしまった。
すると、後から降りてきた明のお友達が
「明ちゃんバス乗らないで幼稚園戻っていったよー?」
・・・・・・・。
そう言った・・・・。
その日、お母さんは昼過ぎに帰宅。
私と達也君とお母さんは3人でテーブルを囲み、達也君が作ってきてくれた明のお弁当の残りのハンバーグを食べた。
「美味しい!!これすっごいふわふわね、何が入ってるの??」
お母さんは興奮してそう言った。
確かにこのハンバーグ、スッゴイふわふわ・・・。
私が焼いたハンバーグこんなにならないけどなー・・・。
すると、達也君は
「これ実はー・・・コーヒーゼリー入ってるんですよ!混ぜてるから形は全くないけど、寒天が肉汁を閉じ込めて、コーヒーがコクを出すんですよ」
コーヒーゼリー???
料理ができる男の人って最高だなー・・・・。
お母さんはもう達也君の事大好き!!前のめりになって私に、
「由美!このハンバーグお母さんより全然美味しいよね!今夜唐揚げ作ってくれるんだってー・・・お母さん唐揚げ教えてもらおうかしら!!」
って・・・・ずっと興奮状態。
達也君は、結城ちゃんに料理を教わったって言っていた。
確かに・・・結城ちゃんってお料理得意って聞いた事あったかも!
でもー・・・凛もお料理上手なんだよねぇ・・・。
なんか、沖縄の生活・・・すごく楽しそうだな・・・。
午後になると、また雪が降り出し風も出てきた。
達也君は外を眺めながら、
「天気怪しいな・・・俺車で幼稚園まで迎えに行こうかな」
確かに・・・。
11月でここまで降る?って位、深々と降る雪。
風も出てくると直ぐそこの景色さえも見えなくなってしまう。
「なんか・・・まだ11月なのに、こんなに降るのは珍しいわねぇ・・・・」
お母さんはそう言って窓辺に立った。
「本当だ・・・明は大丈夫かな・・・」
北海道の小学校や幼稚園は・・・猛吹雪の日はお休みになったりもするが・・・普通の積雪位だと休校にはならない。
朝はそこまで吹雪いていなかったのに、今じゃもう真っ白な雪が吹雪いて舞っている・・・。
私たちの後ろから達也君が外を眺め、
「やっぱり俺幼稚園までお迎え行ってくる!」
そう言って上着を羽織った。
その時、テーブルに置いてあった私の携帯がブーブーと鳴り、手に取って見てみると幼稚園からのメールだ。
『本日は猛吹雪の為早めの帰宅となりました。お迎え可能な保護者様はすぐにご返答お願いいたします』
達也君もそのメールを覗き込んできて、
「じゃ、俺がお迎えに行くって連絡しといて?」
そう言ってニット帽を被りネックウォーマーを付ける。
私もすぐに着替えをし、
「私も行く!もうずっとお迎えしていないし・・・・ちょっと心配だし」
最近ずっと寝込んでしまい明にも心配を掛けてしまっていた。
今日は・・・何だか体も軽いし、明のお迎えに行きたい。
私と達也君は直ぐに家を出て、車に乗り込み幼稚園へ向かった。
「うっわー・・・本当に凄いね、このまま酷くなるのかな」
達也君は真っ白な景色を見ながらそう言った。
「うんー・・・もっと奥の方に行くと車も動けなくなっちゃうくらい酷い時あるの・・・でも11月でここまで降るのはきっと珍しいと思う」
私も北海道に来たのは去年の12月辺りだし。
去年来た時、12月でもここまで吹雪いた日はなかった・・・のに、今日のこの吹雪は異様。
—達也side
明の幼稚園は自宅から車で15分も掛からないところにあって、駅の近くの街の中。
俺と由美が幼稚園に到着すると、幼稚園バスはもう出発した後のようでお迎えを待っている子が5人ほど教室で遊んでいた。
「すいません、片桐です・・・明を迎えに参りましたー・・」
由美がそう言うと、近くにいた先生はビックリした顔でこっちを見て
「あれっ?明ちゃんバスじゃなかったでしたっけ?」
そう言ったんだ・・・。
由美は慌てて携帯を出し、自分が幼稚園に送ったメールを確認し
「すいません、少し前にメールを送ったんですけど・・・明は??」
結局、メールが時間差で届いていた事が分かり俺と由美は急いで幼稚園バスの停留所に向かった。
「突然普段と違う事をしようとするとこうなるんだー・・・!!」
由美はそう言って笑ってた。
「でも明、バス停にママが来てるのを見たらびっくりするんじゃない?すごく喜ぶよ」
毎日ママを心配してたし、ママと一緒に寝たいって言ってた。
だからきっと・・・・すごく喜ぶはずだ。
10分ほどでバス停近くに止まると、もうお迎えに来ているパパママが3人ほど立っている。
俺と由美も首からお迎えカードをぶら下げ一緒にそこまで歩いて行くと、
「こんにちはー・・・・・」
並んでいた若いお父さんが振り返ってきて笑って言ってきた。
俺と由美もお辞儀をして、
「こんにちはー・・・・」
沖縄でも一樹さんが優樹の友達があの豪邸に遊びに来て、お迎えにパパさんとかが来てたりするけど・・・一樹さんはあのコミュニケーション能力高めの感じで、結構皆と直ぐに仲良くなっていた。
俺にそういうのが務まるのかな???
少しして幼稚園バスが到着し、扉が開くと幼稚園の先生が降りてきて・・・俺と由美を見てビックリした顔をして言ったんだ。
「あれ?明ちゃんパパとママ・・・今日って幼稚園にお迎えにいらっしゃると伺っていましたけど??」
・・・・・・・・・。
え・・・・・?
胸の奥が少しざわついて、思わず
「さっき幼稚園に行ったら、メールが時間差で届いて気付かなかったからバスに乗ったって言われたんです!」
少し強く言ってしまった。
すると、後から降りてきた明のお友達が
「明ちゃんバス乗らないで幼稚園戻っていったよー?」
・・・・・・・。
そう言った・・・・。
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