大人女子の恋愛方程式♡

文字の大きさ
93 / 133
健二のトラウマ

しおりを挟む





彼女の名は、井ノ川杏(いのかわあん)
おかっぱ頭だけど・・・凄くお洒落な感じで・・・目がぱっちりしていて、小柄で。
お人形さんみたいな子だった。

入学早々、何人もの男子生徒が連絡先を交換したくて彼女のクラスに出入りした・・・。

俺が彼女を見たのは入学してから少したってからだった。
でも・・・・正直、可愛いけど・・・・いつものノリで女の子を誘う!・・・・とはいかなかった。

「そんなに可愛い子だったんだ?」
拓海は笑ってそう言った。

俺は目を瞑って昔を思い出した。
「本当、スッゴイ透明感があって・・・目がパッチリで、肌が白くて綺麗で・・・・愛嬌あって、優しくて・・・でも結構真面目で・・・」
そう言い出すときりが無かった。

井ノ川の顔を思い出すと・・・アイツとの思い出がどんどん蘇る。
すると少し胸が痛くなって、
「やっぱやめようぜー・・・・この話!!俺ちょっと友達に電話する!」
そう言って携帯を出すと、拓海は笑って
「まぁ、また話したくなったらいつでも言って?」
そう言ったんだ・・・・。



俺は誰も居ない喫煙所で、親友の大輝に電話を掛けた。

『あ、・・・もしもし??健二???』
「あ~・・・今日の集まりごめんなー・・・もしあれだったら俺抜きでやっちゃっていいから」
そう言うと、大輝は

『いやいや、もう今年は止めようって話になったから大丈夫だよ!てか・・・お前今日仕事だっけ?今会社??』
「銀座でー・・・後輩と同僚と飯食ってるよ!大輝は??」
『あ、俺ねー・・・もう直ぐ仕事終えて帰るんだー!お前さぁ・・・・今日渋谷とか来れない?』
渋谷???
今から??

まぁ・・・・拓海も飛行機の時間があるから店自体は19時までの予約だけど・・・・、
「今の店、19時まで予約してるからその後なら良いけど??車でー・・・30分くらいでいけるかな・・・・」
俺がそう言うと大輝は笑って、
『マジ??んじゃー・・・・渋谷のモヤイ像あたりで!!』


渋谷か・・・・。
最近行ってないなー・・・・。

新宿だって人が多くてイライラするのに・・・・・。

電話を切ってため息。

大輝とは実家が同じマンションで、幼稚園の時から一緒の幼馴染。
小学校から一緒に水泳を習いだし、中学で水泳部に所属した。

高校は地元の私立高校に水泳の推薦で、体育科に入った。
そこで仲良くなったのが、ボクシング部の雅と、サッカー部の豊だった。

豊・・・・・。


高校に入ったらマジ恋愛したいななんて思ってて、楽しみにしていたが・・・・同じクラスの体育科の女子は皆良い子だったけど、柔道部の期待の星のムキムキちゃん・・・ソフトボール部のスポーツ刈りに近い真っ黒に日焼けをした子、バスケとバレーは俺と同じくらいの身長。

仲良くはなったが・・・そういう感じにはならず。
普通科の子を物色していたが・・・・残念ながら俺には、高校3年間彼女は出来なかった。


俺の地元は、千葉県浦安市!!
皆さんよくご存じの東京ディズニーランドがある浦安市です!よく、千葉なのに東京ってつけてるとか言われちゃいますが、そこはスルーで!!
俺が住んでいたのは新浦安駅と言って、ちょっと新し目な街。
埋立地の綺麗な住宅地です。

小さい頃から童顔で、幼稚園の先生にも小学校の先生にも可愛がられた俺。
勿論、物心ついた頃からモテて・・・・結構遊ばせて頂きました!

そんな俺が、高校では殆ど遊べなかった・・・・それは、あの子が居たからだ。
そう、井ノ川杏。

彼女でも何でもなかったあの子のお陰で・・・俺は寂しい高校生活を送る事となったんだ。




焼肉パーティーは予定通り19時に解散。
「じゃぁ健二明日向こうで待ってる!!隆太も気を付けて、みんな良いお年をーー!!!」
そう言って拓海は車に乗って早紀ちゃんのお迎えに・・・・。

あーーーあ、沖縄に行ったら皆彼女とか奥様いるのかぁー・・・。
仁もあの可愛い子連れて来るし、湊も瑠衣ちゃんと結婚したし・・・龍なんか子供いるしーーー!!!

「んじゃー・・・俺もこの後予定あるから、みんな良いお年をーー!!!」
俺も車の扉を開け皆にそう言った。
すると隆太が慌てて走って来て、
「あ・・・明日って何時にマンション出発します??」
あ、そかそか!!
「あ~・・・羽田から10時の便だからぁ~・・・9時前にマンション下で良いかな???」
「はい!!」


明日から暫く沖縄に行ってー・・・・涼さんや淳さん、一樹さんや達也さん。
湊や仁、龍・・・・後は半次さんと蒼太さん、琢磨さんとか大和さんも来るのかな??

久々沖縄メンバーに会って、テンション上がりますようにーー!!!



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

マッチ率100%の二人だが、君は彼女で私は彼だった

naomikoryo
恋愛
【♪♪♪第19回恋愛小説大賞 参加作品♪♪♪ 本編開始しました!!】【♪♪ 毎日、朝5時・昼12時・夕17時 更新予定 ♪♪ 応援、投票よろしくお願いします(^^) ♪♪】 出会いサイトで“理想の異性”を演じた二人。 マッチ率100%の会話は、マッチアプリだけで一か月続いていく。 会ったことも、声を聞いたこともないのに、心だけが先に近づいてしまった。 ――でも、君は彼女で、私は彼だった。 嘘から始まったのに、気持ちだけは嘘じゃなかった。 百貨店の喧騒と休憩室の静けさの中で、すれ違いはやがて現実になる。 “会う”じゃなく、“見つける”恋の行方を、あなたも覗いてみませんか。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

危険な残業

詩織
恋愛
いつも残業の多い奈津美。そこにある人が現れいつもの残業でなくなる

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

処理中です...