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俺の兄貴
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しおりを挟む—胡桃side
私は・・・・・間違った選択をしてしまった。
「ァンッ・・・あん!!」
「ハァッ・・・・おい、もっと声出せ!!もっと腰振れよ!!」
BARで知り合った・・・・和也君のお兄さんだという男と・・・・ホテルに行ってしまったんだ。
何故?
それはその男が、和也君と上手くいくように協力してやる。って・・・そう言ったから。
でもそんなに都合のいい話あるわけなかった。
全然気持ちよくないセックスを何度もされて、気付いたらもう朝の4時過ぎだった。
ここは・・・五反田のラブホテル。
ベッドから降りシャワーを浴びに行った。
はぁぁ・・・私何しているんだろう。
シャワーから出ると、部屋で和也君のお兄さんがタバコを吸いながら私のバッグを漁っていた。
「ちょっ・・・っと、何してるの?!やめてよ」
そう言うと、和也君のお兄さんは笑って
「金、頂戴よ・・・・・昨夜セックスしてやったんだから・・・・俺、普段はお前みたいな普通の女なんて相手にしないんだからさ!」
そう言ったの。
てか・・・・何この人。
ホテル代だって私が払ったのに・・・更に金取る気?
「てか・・・・あなた本当に和也君のお兄さん?本当に似てない・・・」
和也君は絶対こんな事言わないしセックスも・・・この人もの凄く下手。
するとお兄さんは私の腕を掴んでベッドに投げると・・・・私の財布を出し札を抜き、
「今から羽田に行って、和也の会社の奴等が沖縄に行くか見に行くぞ・・・・」
って・・・言った。
えっ・・・何で???
「何で?何で・・・・・そんなの見てどうするのっ?」
私がそう言うと、お兄さんは笑って
「良いから言うこと聞けよ!・・・・お前、和也との仲取り持ってほしいんだろっ?!」
って・・・・・・。
その時、色々と後悔した。
私って・・・なんて軽率なんだろう。
ホテルを出たのは朝の7時。
タクシーで羽田空港に行って・・・・目立たない場所で銀座のクラブのスタッフさん・・・見た事がある人が来ないか探した。
てか私、こんな所で何してるんだって・・・そう思ったけど、でもなんか・・・和也君のお兄さんは・・・・ちょっと怖いってそう思った。
この人が何でここまでして和也君の同僚を見つけ出そうとしているのか分からないけど・・・・何だか執念深いっていうか・・・・。
私達が空港に来て1時間半くらいが経った時だった・・・・。
あ・・・・、あれは・・・・。
私はお兄さんの腕を掴み、
「あの2人・・・和也君の後輩・・・私、話したことある・・・・」
そう言ってある人物たちを指さした。
そう・・・・。
そこに現れたのは大きなスーツケースを引いてきた・・・健二君と隆太君。
2人とも私服で、雰囲気が全く違うけど・・・やっぱり格好良くて普通じゃないからすぐに分かった。
健二君は担当してくれたこともあったし、隆太君は話をした事がある。
上を見ると、沖縄行きの便が・・・・30分後にある。
1時間後にもあるけど、多分・・・・そっちは安い飛行機会社だし・・・多分そこにあの人達が乗るとは思えず、
「きっと、JALの方で行くんじゃない??」
私がそう言うとお兄さんがニヤッと笑った。
現在
—和也side
胡桃さんが・・・・??
那覇空港にいた???
それは、健二と隆太が今日那覇空港に到着した時・・・・胡桃さんが那覇空港をウロウロしていたと・・・そう言ったんだ。
偶然、迎えに来た淳もその姿を見たらしく、淳は
「なんか挙動不審だった・・・・まさか和也を追って来たって訳じゃないよな?」
そう言ったんだ。
昨夜、胡桃さんが有楽町に居たのも・・・気になってはいたが、まさかそこまで????
すると隆太と健二が来て
「てか、偶然かもしれませんけどー・・・・・空港に和也さんのお兄さんも居たんっすよ!!」
って・・・・そう言ったんだ。
え・・・・、兄貴っ????
てか羽田に兄貴???
「え・・・、それってマジで兄貴?」
俺が言うと隆太は何度も頷いて、
「無精髭はやしてて・・・・・ちょっと疲れ切ってましたけど絶対お兄さんだと思います!!!検査場には入ってこなかったけど・・・なんか飛行機の時刻を見ている感じして・・・・・」
・・・・・・・・。
どういう・・・事だ????
すると涼が、
「な・・・・胡桃さんってー・・・・昔からお前の事大好きだったじゃん??兄貴はちょっと分からんけど、胡桃さんは和也を追って来たんじゃないの?そんな偶然ある?」
って・・・・・・。
すると一樹が、
「でもさ、沖縄来たとてー・・・和也を見つけ出すって結構大変じゃない?空港から付けていたとかならわかるけどさ・・・・流石にここまでは来ないっしょ??」
そう言った。
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