100 / 137
俺の兄貴
2
—胡桃side
私は・・・・・間違った選択をしてしまった。
「ァンッ・・・あん!!」
「ハァッ・・・・おい、もっと声出せ!!もっと腰振れよ!!」
BARで知り合った・・・・和也君のお兄さんだという男と・・・・ホテルに行ってしまったんだ。
何故?
それはその男が、和也君と上手くいくように協力してやる。って・・・そう言ったから。
でもそんなに都合のいい話あるわけなかった。
全然気持ちよくないセックスを何度もされて、気付いたらもう朝の4時過ぎだった。
ここは・・・五反田のラブホテル。
ベッドから降りシャワーを浴びに行った。
はぁぁ・・・私何しているんだろう。
シャワーから出ると、部屋で和也君のお兄さんがタバコを吸いながら私のバッグを漁っていた。
「ちょっ・・・っと、何してるの?!やめてよ」
そう言うと、和也君のお兄さんは笑って
「金、頂戴よ・・・・・昨夜セックスしてやったんだから・・・・俺、普段はお前みたいな普通の女なんて相手にしないんだからさ!」
そう言ったの。
てか・・・・何この人。
ホテル代だって私が払ったのに・・・更に金取る気?
「てか・・・・あなた本当に和也君のお兄さん?本当に似てない・・・」
和也君は絶対こんな事言わないしセックスも・・・この人もの凄く下手。
するとお兄さんは私の腕を掴んでベッドに投げると・・・・私の財布を出し札を抜き、
「今から羽田に行って、和也の会社の奴等が沖縄に行くか見に行くぞ・・・・」
って・・・言った。
えっ・・・何で???
「何で?何で・・・・・そんなの見てどうするのっ?」
私がそう言うと、お兄さんは笑って
「良いから言うこと聞けよ!・・・・お前、和也との仲取り持ってほしいんだろっ?!」
って・・・・・・。
その時、色々と後悔した。
私って・・・なんて軽率なんだろう。
ホテルを出たのは朝の7時。
タクシーで羽田空港に行って・・・・目立たない場所で銀座のクラブのスタッフさん・・・見た事がある人が来ないか探した。
てか私、こんな所で何してるんだって・・・そう思ったけど、でもなんか・・・和也君のお兄さんは・・・・ちょっと怖いってそう思った。
この人が何でここまでして和也君の同僚を見つけ出そうとしているのか分からないけど・・・・何だか執念深いっていうか・・・・。
私達が空港に来て1時間半くらいが経った時だった・・・・。
あ・・・・、あれは・・・・。
私はお兄さんの腕を掴み、
「あの2人・・・和也君の後輩・・・私、話したことある・・・・」
そう言ってある人物たちを指さした。
そう・・・・。
そこに現れたのは大きなスーツケースを引いてきた・・・健二君と隆太君。
2人とも私服で、雰囲気が全く違うけど・・・やっぱり格好良くて普通じゃないからすぐに分かった。
健二君は担当してくれたこともあったし、隆太君は話をした事がある。
上を見ると、沖縄行きの便が・・・・30分後にある。
1時間後にもあるけど、多分・・・・そっちは安い飛行機会社だし・・・多分そこにあの人達が乗るとは思えず、
「きっと、JALの方で行くんじゃない??」
私がそう言うとお兄さんがニヤッと笑った。
現在
—和也side
胡桃さんが・・・・??
那覇空港にいた???
それは、健二と隆太が今日那覇空港に到着した時・・・・胡桃さんが那覇空港をウロウロしていたと・・・そう言ったんだ。
偶然、迎えに来た淳もその姿を見たらしく、淳は
「なんか挙動不審だった・・・・まさか和也を追って来たって訳じゃないよな?」
そう言ったんだ。
昨夜、胡桃さんが有楽町に居たのも・・・気になってはいたが、まさかそこまで????
すると隆太と健二が来て
「てか、偶然かもしれませんけどー・・・・・空港に和也さんのお兄さんも居たんっすよ!!」
って・・・・そう言ったんだ。
え・・・・、兄貴っ????
てか羽田に兄貴???
「え・・・、それってマジで兄貴?」
俺が言うと隆太は何度も頷いて、
「無精髭はやしてて・・・・・ちょっと疲れ切ってましたけど絶対お兄さんだと思います!!!検査場には入ってこなかったけど・・・なんか飛行機の時刻を見ている感じして・・・・・」
・・・・・・・・。
どういう・・・事だ????
すると涼が、
「な・・・・胡桃さんってー・・・・昔からお前の事大好きだったじゃん??兄貴はちょっと分からんけど、胡桃さんは和也を追って来たんじゃないの?そんな偶然ある?」
って・・・・・・。
すると一樹が、
「でもさ、沖縄来たとてー・・・和也を見つけ出すって結構大変じゃない?空港から付けていたとかならわかるけどさ・・・・流石にここまでは来ないっしょ??」
そう言った。
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
義姉と押し入れに隠れたら、止まれなくなった
くろがねや
恋愛
父の再婚で、義姉ができた。
血は繋がっていない。でも——家族だ。そう言い聞かせながら、涼介はずっと沙耶から距離を取ってきた。
夏休み。田舎への帰省。甥っ子にせがまれて始まったかくれんぼ。急いで飛び込んだ押し入れの中に、先客がいた。
「……涼介くん」
薄い水色の浴衣。下ろした髪。橙色の光に染まった、沙耶の顔。
逃げ場のない暗闇の中で、二人分の体温が混ざり合う。
夜、来て。
その一言が——涼介の、全部を壊した。
甘くて、苦しくて、止まれない。
これは、ある夏の、秘密の話。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。