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天使との約束
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しおりを挟む—達也side
真也って・・・本当に変わったな。
東京にいた時の真也からは想像できないけど・・・・今は明とちゃんと向き合う誠実な男。
真也は少し泣くのを我慢しているような顔をして、明をジッと見つめた。
俺が明の手を引き、
「もう行こう・・・・真也、また連絡するから・・・。」
そう言うと、真也は笑いながら腕で涙を拭いて、
「はいっ・・・」
そう言って立ち上がった。
明と一緒にセキュリティチェックの方に歩き出すと・・・・・明はまた振り返って・・・真也の方をジッと見つめ・・・・、
「パパ待って・・・・」
そう言って、また真也の方に走り出した。
真也はそんな明をキョトンとした顔で見て・・・明の頭を撫でて笑うんだ・・・。
そして・・・明は・・・、真也の手をギュッと掴み、
「明が大人になったら明と結婚して」
・・・・・・・ッ?!
へッ?!
け、け、け、け・・・・結婚ーーーー!!!!!///////////////
俺と由美とお母さんは目を見開いて固まったッ!!!
明、今・・・結婚って言ったっ?!
固まった大人は俺たちだけじゃない。
一番ビックリしているのは・・・真也。
明はまた、
「真君大好き!だから明が大人になったら結婚するって約束して」
おいおいおいおいっ!!!!!
明が18になるまであと・・・12年。
まぁまだ真也は30代・・・・っ???なくはない年の差っ?!
由美と俺とお母さんは互いに顔を見合わせ、
「結婚ッ?!」
大人3人で声を揃えて言った。
また2人の方を見ると、真也はニッコリ笑って、またしゃがみ込み・・・明の顔をじっと見つめ、
「じゃ、俺はそれまでもっと頑張って・・・・明ちゃんを幸せにできるようにもっともっと・・・」
・・・・・・。
「もっと・・・。いい男になって・・・待ってるよ」
すると、明はニッコリ笑って・・・真也の首に抱きつき、
「真君・・・信じてるね」
—真也side
明ちゃんと、達也さん、由美さんとおばあちゃんは何度も振り返って手を振ってきた。
俺も4人が見えなくなるまでずっと・・・・手を振った。
明ちゃんの・・・『信じてるね』・・は、誰から言われた言葉よりも・・・何よりも・・・重みがあって・・・。
俺はもっと・・頑張らないといけない・・・そう思ったよ。
この北海道で素晴らしい仕事をさせてもらい・・・素晴らしい人に出逢い・・・。
そして・・片桐家と・・・達也さんにも再会できた。
でもね、俺にとって・・・一番の出会いの宝は明ちゃんだったのかもな。
あの子の真っすぐな瞳と真っすぐな言葉は・・・もう、自分を悪の道に行かせないおまじないの様なもの・・・。
もう悪の道に行く気はないけど・・・あの子にあんな事を言われたらと、そう思った・・・・。
俺は誓います。
もう二度と・・・人を傷つける事は致しません・・・。
そして、今まで傷つけた女性たちが居る事も忘れず・・・自分の道をしっかりと歩いて反省と努力を怠らないことを誓います・・・。
可愛い天使に・・・嫌われない様に。
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