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新入社員の研修
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―結城side
11時10分前、涼と私は講習が行われる教室のドアを開けた・・。
まだ誰もいない講堂。
少しホッとして、涼と教卓に置いておいた資料をペラペラと捲った。
「研修って・・・どんな事するの?」
私が涼の手元を見ながら言うと、涼は資料の最初のページを私に見せた。
「最初は、会社のルールとか・・・・決まりとか・・・後は年間イベントに関しての説明、後は契約の査定について、一番皆にとって重要な給料の事説明しないとな!!」
へぇ・・・・・・。
なんか色々分かって楽しそう・・・・。
すると、ザワザワと入口から新人さんがどんどん入ってきた。
涼は、
「はーい、皆ー・・・・前の2列に夫々座ってくださーい・・・。」
そう言うと、隆太が走って来て・・・・キラキラした目で私と涼を見てきて・・・。
ペコペコしながら一番前の真ん中に座った。
隆太は・・・見るからに良い子だ。
他の子達もどんどん席に着き・・・・。
みんな集まると、
10人の新人がいっせいに立ち上がって、
「よろしくお願いいたします」
と、学生のように挨拶・・・・・。
涼は笑って、
「はーーい、座ってー・・・」
そう言うと皆は席に腰掛けた。
私どうしようかなー・・・・。
と、皆の方を見ていると
「じゃ、・・結城は後ろの席に座って話聞いてて??」
涼がそう言った。
私は頷いて、皆の後ろの席に腰掛けた。
すると、前の子が振り返って来て・・・
「お疲れ様です。俺、湊さんのチームに入った大聖です。よろしくお願いします・・・・」
茶髪の可愛いパーマをかけた綺麗目男子が言った。
あ・・湊君の所の子なんだ。
「そうなんだ・・・宜しく・・・」
大聖君は笑って前を向き・・・ノートを広げた。
結構真面目な感じなのかなー・・。
涼は手元のマニュアル本の様なものを開き、
「では、・・・先ずは皆さん。OH入社おめでとう!」
涼は・・・笑顔でそう言った。
優しい・・・先生って感じ・・・・。
「では、最初に覚えていただきたい事・・・この本の最初のページを開いてください」
ネクタイをして・・前で話をする涼を見て、格好いいとドキドキしてる私はかなりの不純/////////////
「会社のしくみー・・まずはそこからお話していきます」
しくみねっ!!
そこ気になる!!
私が前のめりになると・・大聖君が笑って私にもマニュアルを見せてくれた。
「うちの会社は皆も知ってるとは思いますが・・・・」
うちの会社は日本を代表する大手企業OH。
金融や不動産、飲食業界ファッション業界・・色々な業界に子会社としてこの会社のOBが次々と会社を設立。
今や都内にも大きな都市には必ずあるOH関係の会社の看板。
マニュアルを見てると、
美佳の会社も・・・子会社だったんだ。
だから融資を・・・・・・・。
そこには知ってる大手の企業ばかり。
「その中でもこの会員制クラブは会社の軸、そしてここのスタッフ・・・・・特にこの銀座本社のスタッフは会社の花形・・・・・」
花形・・・・・・。
「給料は、最初に聞いたと思うけど頑張り次第で成果を上げればどんどん上がります。年俸制で最初は皆同じスタートだけど次の年からは大きく差が出る・・・・・。基本契約した月が査定の月となり、次の年自分の上司と必要であれば堂本副社長と面談をし来期の年俸を決めます」
年俸・・・って・・・・。
スポーツ選手みたい!!
「うちの給料は先払い、年俸が決まったら月頭にそれが振り込まれます。お給料はその他に、毎月の報奨金やランキング上位になるとその報奨金が出ます。お給料の受け取り方はまた後で説明します」
年俸・・・プラス報奨金+報奨金・・・・。
てか・・・OHの金銭感覚ってどうなってんだろう・・・・。
「ただ、決められた年俸はその個人の成績と普段からの仕事への取組み。お客様からの評価を総合し上層部ときちんと話し合い決めますので、納得いかない場合は退職して頂きます」
交渉なし・・・・・・・。
「涼さんって年俸幾らなんですかねー・・・」
大聖君が言った。
年俸かぁ・・・・・・。
「さぁー・・・」
涼のお金事情に関しては、きっと想像を超えていると思うから・・・。
考えないようにしていた。
11時10分前、涼と私は講習が行われる教室のドアを開けた・・。
まだ誰もいない講堂。
少しホッとして、涼と教卓に置いておいた資料をペラペラと捲った。
「研修って・・・どんな事するの?」
私が涼の手元を見ながら言うと、涼は資料の最初のページを私に見せた。
「最初は、会社のルールとか・・・・決まりとか・・・後は年間イベントに関しての説明、後は契約の査定について、一番皆にとって重要な給料の事説明しないとな!!」
へぇ・・・・・・。
なんか色々分かって楽しそう・・・・。
すると、ザワザワと入口から新人さんがどんどん入ってきた。
涼は、
「はーい、皆ー・・・・前の2列に夫々座ってくださーい・・・。」
そう言うと、隆太が走って来て・・・・キラキラした目で私と涼を見てきて・・・。
ペコペコしながら一番前の真ん中に座った。
隆太は・・・見るからに良い子だ。
他の子達もどんどん席に着き・・・・。
みんな集まると、
10人の新人がいっせいに立ち上がって、
「よろしくお願いいたします」
と、学生のように挨拶・・・・・。
涼は笑って、
「はーーい、座ってー・・・」
そう言うと皆は席に腰掛けた。
私どうしようかなー・・・・。
と、皆の方を見ていると
「じゃ、・・結城は後ろの席に座って話聞いてて??」
涼がそう言った。
私は頷いて、皆の後ろの席に腰掛けた。
すると、前の子が振り返って来て・・・
「お疲れ様です。俺、湊さんのチームに入った大聖です。よろしくお願いします・・・・」
茶髪の可愛いパーマをかけた綺麗目男子が言った。
あ・・湊君の所の子なんだ。
「そうなんだ・・・宜しく・・・」
大聖君は笑って前を向き・・・ノートを広げた。
結構真面目な感じなのかなー・・。
涼は手元のマニュアル本の様なものを開き、
「では、・・・先ずは皆さん。OH入社おめでとう!」
涼は・・・笑顔でそう言った。
優しい・・・先生って感じ・・・・。
「では、最初に覚えていただきたい事・・・この本の最初のページを開いてください」
ネクタイをして・・前で話をする涼を見て、格好いいとドキドキしてる私はかなりの不純/////////////
「会社のしくみー・・まずはそこからお話していきます」
しくみねっ!!
そこ気になる!!
私が前のめりになると・・大聖君が笑って私にもマニュアルを見せてくれた。
「うちの会社は皆も知ってるとは思いますが・・・・」
うちの会社は日本を代表する大手企業OH。
金融や不動産、飲食業界ファッション業界・・色々な業界に子会社としてこの会社のOBが次々と会社を設立。
今や都内にも大きな都市には必ずあるOH関係の会社の看板。
マニュアルを見てると、
美佳の会社も・・・子会社だったんだ。
だから融資を・・・・・・・。
そこには知ってる大手の企業ばかり。
「その中でもこの会員制クラブは会社の軸、そしてここのスタッフ・・・・・特にこの銀座本社のスタッフは会社の花形・・・・・」
花形・・・・・・。
「給料は、最初に聞いたと思うけど頑張り次第で成果を上げればどんどん上がります。年俸制で最初は皆同じスタートだけど次の年からは大きく差が出る・・・・・。基本契約した月が査定の月となり、次の年自分の上司と必要であれば堂本副社長と面談をし来期の年俸を決めます」
年俸・・・って・・・・。
スポーツ選手みたい!!
「うちの給料は先払い、年俸が決まったら月頭にそれが振り込まれます。お給料はその他に、毎月の報奨金やランキング上位になるとその報奨金が出ます。お給料の受け取り方はまた後で説明します」
年俸・・・プラス報奨金+報奨金・・・・。
てか・・・OHの金銭感覚ってどうなってんだろう・・・・。
「ただ、決められた年俸はその個人の成績と普段からの仕事への取組み。お客様からの評価を総合し上層部ときちんと話し合い決めますので、納得いかない場合は退職して頂きます」
交渉なし・・・・・・・。
「涼さんって年俸幾らなんですかねー・・・」
大聖君が言った。
年俸かぁ・・・・・・。
「さぁー・・・」
涼のお金事情に関しては、きっと想像を超えていると思うから・・・。
考えないようにしていた。
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