SECRET 後編

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全ての卒業

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ホテルについたのは18時半過ぎ。
涼と一緒にホテルに入ると、まさに・・男祭り。

凄い人。
「今日すっげーーな・・・そんなに知名度あったっけ・・・俺等!」
涼が笑うと・・・・直ぐに何人かの男性が来て、私を直ぐにはじき出す。

「涼さん・・覚えてますかっ??俺・・新人の時、世話になった・・」
「涼!!お前いきなり辞めるってなんだよーー!」
って、目の前が知らないイケメンの・・壁・・・・。

すると、
「あー、この子か!噂の女の子って?」
噂っっ?
どんな噂っっ?
「君も辞めるんだって??」

今度は私の方を皆見て・・・・・質問の嵐。
遠くを見ると・・・淳たちも同じ状態だ。

今日は・・・一緒に居れないかもしれないぞ。

すると、涼は慌てて私の腕を掴むと
「あーーーーっ・・・えっとー・・この子は橘結城さん。短期間だったけど、可なり新人教育に協力してくれた人。念のため言っとくけど、変な際どい質問とか下品な質問はしないでね!」

涼がそう言うと、
「橘結城って・・・モデルちゃんだよね??・・・結構有名な子じゃんっ・・」

そんな質問攻めは暫く続き・・・・19時ギリギリにやっと・・・皆会場に入っていく。

「はぁぁー・・・今日は・・健二達と居た方が良いのかも・・・・・・」
私がそう言うと、
「お前の送別会でもあんだぞ??」
涼は笑って言った。
「だって知らない人ばっかだし、恐縮しちゃうし・・・」
「大丈夫だって・・・傍に居な」
「・・・涼・・・」

「あ・・後・・・・流石にもう・・連絡先OKだろ??はぐれたら心配だから・・・」
わっ・・・///////
「わぁー・・・超嬉しいっ!」
やっと、涼とスマホで繋がるー!
バックからスマホを出し、自分の電話帳に涼の名前が再び・・・/////

ラインにも涼が追加された///////


会場に行くと、会場入口には

『上地涼・上原淳・内山一樹・新垣達也・橘結城・送別会』

と・・・書かれていた。

凄っ、結婚式みたいっ!
淳たちも向こうから歩いてきた。

「おーーっ・・いたいた・・今日スッゴイ人じゃない??」
淳がそう言いながら歩いてきた。
「俺なんて話しかけられても全然覚えてなかった!」
一樹が笑った。

「なぁー・・ヤバイなこれ・・・会場入りにくいなぁ・・・・。何人来てるんだろう・・・」
淳が少し中を覗いて言った。
「お前また変な男に捕まるなよ~・・・いろんな奴いるから」
達也が私の背中をツンツン押して言った。

「そうなんだ・・・・。確かに、凄い人・・・・」

「淳達さ・・俺も結城とさっき連絡先交換したんだけど、皆も交換しといて。何かあったとき困るし・・・」
涼がそう言うと、3人がスマホを出し・・・・。
「あーーーマジっ??交換しよしよーーー」
一樹さんは、優樹君の可愛い写真の待ち受けスマホを私の前に出してきた。

「念願の結城携帯ーーー」
達也もブツブツ言いながら、番号登録してLINE登録。
達也のアイコンは・・・・。

沖縄の海かな?

「俺なるべく・・一緒にいるけど、どうしても難しい時よろしく」
涼は笑って言った・・。
「OK~、ってか・・結城ちゃん大荷物じゃない??大丈夫?」

一樹さんが私の背後を見てそう言った。
そう・・この荷物は・・・・涼たちへの贈り物。

最後の涼達の挨拶が終わった時に・・渡すつもりだった・・・。
「あ・・・うん・・ちょっとね・・」
「クローク預ければ??一緒行くか?」
涼が言ったけど、
「・・・ううん・・いいの・・これは・・・」
これは、司会の人の傍に置いておこう。

すると、
「おーーい!!始まるぞーー主役ども!!」
和也さんが中から声をかけてきた。

私たちは笑って・・・5人で会場に入った・・・・。




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