恋文~everlasting love

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IN小笠原

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そして、12月1日


—凛side


私は大きなマスクにサングラス着用。

昨日達也君と由美さんが竹芝の港にあるホテルまで送ってくれて、3人でホテル内のレストランで食事をした。

「凛・・・・何かがあったら直ぐにラインしてね?」
由美さんにそう・・・・何度も言われた。
私は何度も頷いて、
『わかりました』

達也君は私を見て、
「でもー・・・・全然凛さんだって分からないかも・・・・・」
そう言ったの。

そう・・・・・。
私はあの後、蒼太君に髪を・・・切って貰い・・・・色も今までのイメージをひっくり返す感じで・・・・。

耳がギリギリ隠れる長さの、金髪ボブ!

今までここまで短くしたのは・・・小学生の時以来かな・・・・。
金髪なんてした事はなかった。
由美さんも、
「なんか外人さんみたいだね!スッゴイ可愛いーーー!!」
そう言ってくれた・・・・。

外人みたい・・・って事は私とは分からない!!!

2人が帰って行ったのは21時位・・・・。

私は部屋に戻って・・・お風呂に入って・・・・寝る前に淳のラインを開いたら・・・・やっぱり既読スルー!!!
でも大丈夫、ブロックはされていないって事だよね??

よしよし!!

今夜もお気に入りのうさちゃんが目をギラギラさせて怒ってるぞスタンプを一つ押し・・・・ベットに横になった・・・・。
淳は今・・・小笠原の何処に居るのかな???
上地君にもまだ連絡はないようで・・・・私が向かった事を淳に電話するっ言われたけど・・・・。
ビックリさせたいからそれはしないでもらった。

淳が驚く顔と・・・・ごめんねって謝る顔・・・・・。

早く見たいな。






翌朝7時


朝からお風呂に入って・・・・お化粧を済ませ、髪をセットした。
沖縄から買ってきた物・・・・・。忘れないようにしないと・・・・・。

一部紙袋に入れていたクッキーやらを出し少し摘まんだ。

美味しい!!!
やっぱりジミーのクッキー美味しいよね・・・・。


その後、ぎりぎりの時間に朝食を食べに行き・・・・11時出向の船に・・・・・無事・・・乗船。


小笠原に行く船はとても大きくて、若い人も沢山乗っていた・・・・・。
バレないようにしないと・・・・。

サングラスをしっかりと抑えてマスクをしたまま船内を歩いた。
上地君が取ってくれた特2等の部屋は・・・・・おっ・・・・そんなに悪くはないぞ???
2段ベットの下のベットで、カーテンもあるし・・・。

よしよし!!
今回は私・・・久米島でお勉強したから・・・・朝酔い止めを飲んできたの!だから絶対大丈夫。
スーツケースを置き、紙袋と自分のバックをベットの中へ・・・・。

すると、大学生っぽい女の子が3人・・・入ってきた。

3人はじーっと私を見て・・・・でも直ぐに、
「宜しくお願いしまーす!!!」
そう言って笑ってくれた・・・・・。

私は首から下げていたボードに、
『宜しくお願いします』
そう書いて頭を下げた。


そして・・・・・・。
無事、出航ーーーーーーーー!!!!!!!

ブォーーーーーーーという、音と共に・・・船が大きく動き出す・・・・。

おおー・・・・・若干揺れてるけど・・・うんうん・・・・大丈夫そうだわ!

あ・・・なんかホッとしたらお腹すいちゃったな。


私はバックを持って館内を散策しー・・・・レストランレストラン!!!!


そして、・・・・・・・。



「おえぇぇええええええええーーーーーー・・・・・・・・・」

やっぱり私は・・・・船とは相性が悪いらしい。
それとも調子に乗って食べ過ぎたか。

あの後、お昼にラーメンを食べ・・・・・夕方にまた行って、オムライスを食べ・・・売店でパンを買って食べた私。

案の定、21時過ぎから具合が悪くなって・・・・トイレへ・・・・・。
酔い止めは24時間効くって書いてあったし・・・・やっぱり食べ過ぎか?

「おぇええええええーーーーーーーーーーーー・・・・」
声が出ないけど吐くときの声は出るんだ・・・。
凄く不思議・・・・・・。


夜中、1時過ぎにぐったりしたまま寝室に戻ると・・・女の子3人はもう就寝。
私も自分のベットに入って、・・・・携帯の中の、淳の写真を眺めた・・・・。
早く逢いたい・・・・・。

淳・・・・・・。










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