島人物語~secret続編

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大好きな人の誕生日

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─結城side


大垣さんが出て行ってから、私はお茶を片してカフェのキッチンでグラスを洗った。

すると、涼がキッチンを覗いてきて
「結城、さっきごめんな・・・・」
そう言った。

そのごめんが何に対してのごめんなのかな。
と、少し考え・・・・

「あ・・うん・・・断って・・・大丈夫だったの??」

「・・あぁ、すぐ違うとこ見つかるし・・・あの会社に拘らなくってもいいんだ・・・ごめんな・・・」

私は顔を上げて涼の顔を見ると、涼は心配そうな顔で私を見つめた。

「・・・・ううん・・・・平気・・・・・」

一昨日・・・やっぱ・・女の子いたんだ・・・。
私はグラスを棚に戻し・・・手を拭いた。

さっき、少し考えていた心配事が現実的になってくると・・・・また不安な気持ちが増えた。
「・・・一樹と・・・出てこようかなぁ・・・・」
私がキッチンから出て、カウンター内でそう言うと、
「俺も行く」
涼が私の横に来て言った。
「・・・うん・・・」

さっきのことは、聞いてもいいのかな。
それとも聞いたら面倒くさいって思われるかなぁ・・・・。

すると、
「涼、ちょっといいかな??」
一樹が涼を引っ張って、店の外に行ってしまった。


─涼side



一樹は観察力がある。
それはOH時代から、いつも流石だなと思う。


俺は・・・肝心な結城の事は冷静に見れなくなる。

一樹は外に出ると、
「涼さ、一昨日ってーー・・女の子いたの結城ちゃん知らないだろ?」


「一昨日、大垣社長とカフェで打合せしてたら、偶然昔のの知り合い2人と会っちゃったんだ。でも別にやましい事ないし、態々言わなくても良いかなって・・・・」

我ながらちょっと情けないと思ったが、つい・・・・言い訳してしまう。
「いや、言わないと逆に隠されたって思うんじゃない?」

「いや、心配するかなって思って・・・」
「結城ちゃん・・・もう気づいてるよ??朝から様子が変だった・・・」
「・・・・朝から??・・・・」

えっ・・・・・・・。
でも、俺が家を出るときは普通だった。

「何もないなら言ったほうがいいよ。小さな誤解が大きな問題になるよ??あの子は自分から言わない子だって分かってるだろ??」

なんか・・・俺また同じことしてるな・・・。

「あぁ、そうだよな・・・でも本当に何もないんだ・・・」

「ならー・・・そう言って安心させてあげなよ。俺・・朝聞いたけど・・・大丈夫としか言わないんだよ。」
「・・・大丈夫???・・・」
「結城ちゃん、前もさ・・・何かあっても隠してるとき、大丈夫って言ってたんだよ。何もなけりゃ・・そんな言い方しないよ!」


確かに店に来たとき俺と顔を合わせないように逃げるように奥に行っちゃったしな。

俺何か不味いもの・・・残したっけ?
ってか、別にやましいことしてないんだけどな・・・・。


「何か・・・残したんじゃない??女の存在がわかるようなもの」
一樹にそう言われ、少し考えるが思い当たる事がない。

「はぁー・・何もしてねーんだけどな・・・俺そんなに信用ないかな??」
「信用ないとかじゃないよ。涼は昔この街で結構遊んでたんだから、付いてきた結城ちゃんからしたら不安だよ。あの子は信用しようと一生懸命だよ。だから、涼だってもっともっと安心させてあげないと・・・・・」

「そっか・・・」
「絶対結城ちゃんを攻めちゃダメだよ。今だったら・・・・簡単に出ていかれちゃうよ?」
「・・・・・・」
「女は・・・もうダメだって思ったら切り替えは早いんだから。男みたいに引きずらないから・・・俺経験者だし」
そっか・・・・・・。
そうだよなぁ・・・。

「・・・一昨日の話・・してみるよ・・・」
「あぁ、・・・それがいい。結城ちゃんが悩むのはさ・・・それだけお前が好きな証拠なんだから、頑張って・・納得いくように話な???」

んーー・・・でも・・一体何でそんな?
俺何も残してないと思うんだけどな・・・・・。

店に戻り、カフェの方に行くと結城が一人でカウンターに座ってスマホをいじっていた。


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