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修羅場
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しおりを挟むその頃、店では
―涼side
「海外???国内???」
淳が俺の前でニヤニヤ笑って腕を組む。
「さぁー・・多分国内かなー・・・紅葉とか?何処行きたいかまだ聞いてないけど・・・・」
店は予約もなく暇だった・・・・。
来週は結城の誕生日。
こっちに来てもうすぐ1年が経つ。。
俺は、結城の誕生日に!!!
って決めていたんだ。
え~????
何を???
それはー・・・。
あれですよあれ!!!
そんな風に呑気にしていたら、
カランカラーン・・・と、店の扉に付いている鐘が鳴った。
淳と一緒に入り口を見ると、女性二人が店の入り口に立っていた。
予約入ってたっけ???
慌てて店のPCを確認すると、やはり予約は入っていない。
淳は立ち上がって、その二人に近づいて
「いらっしゃいませ、本日はご予約は頂いてますか?」
と、二人に聞いた。
カフェの客かな?
向こうから一樹が顔を出した。
すると、
「あの・・、私たちのこと覚えてませんか???」
一人が言った。
へ???
淳は頭をかき・・・。
「えーーーっと・・・・すいません。どこかでお会いしてましたっけ?」
そう言うと・・・。
後ろに居た女性が
「この前・・・台風の時・・・ホテルで・・・。」
そう言われた瞬間・・・。
俺の中で緊張が走った・・・・。
淳は振り返って俺の顔を見た。
後ろに居た女性を見ると、確かに・・・あの時、ベットに居た人だ。
その女性は俺の顔を見て俺の前まで走ってきた・・・。
「・・・・・・・」
何々何????
「あのっ・・・・・」
女性は少しひきつった顔で俺を見て、
なっ・・・・
何だよ!!!
まさか、やり逃げしたとか・・・言うなよっ?!
俺絶対してないし!!
女性は俺の前に立ってバックを漁り、何かを探してる。
「あ・・・、あのさ・・・あの日なんであーなったのかはわっかんねーけど・・・。」
俺が言うと、女性は俺の前にあるものを差し出してきた。
え・・・・。
一回、それを見て・・・
また女性を見た。
「・・・嘘じゃないんで・・・・」
え・・・・・。
―結城side
「蒼ちゃんありがとうーーーっ」
蒼ちゃんが最新の美顔器を買ってくれた。
「いーのいーの!でー・・・?今日はこのまま家??」
蒼ちゃんは車を運転しながら言った。
あっ!!!
そうだ、涼とランチする約束なんだよね。
「午後からお店に行こうと思って・・・涼が迎えに来てくれるって言ってたんだー・・・」
「あ、そうなの??だったら私そのまま店に送ってあげるよ!」
わーーーい!
すると、朝感じた頭痛がまた・・・。
おかしいな、さっき薬飲んだのに・・・・。
おでこを触っていると、
「結ちゃん風邪???」
蒼ちゃんがそう言って私のおでこを触った。
「んー・・なんか、少し風邪気味っぽいかな・・・でも大したことないの!」
「んー・・少し熱いかな?誕生日もう直ぐなんだから気を付けなよ???」
蒼ちゃん優しい・・・。
「うん・・・」
やっぱうちで大人しくしてた方が良いのかな・・・。
だとしたら・・涼にそう言って蒼ちゃんと帰っても良いか・・・・。
久々のお店だし、雰囲気だけでも・・・。
海沿いを走って・・・蒼ちゃんとお店に向かった。
丁度お店が見えてきたその時、蒼ちゃんは運転をしながら前の方をじっと見つめ
「あれ・・・???」
蒼ちゃんがボソッと言った。
「ん??誰かいた??」
すると、蒼ちゃんは一回黙って・・・・。
「んー・・・ううん・・見間違い・・・・」
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