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別れ
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しおりを挟む―涼side
結城が出て行って、1週間が過ぎた。
俺は結城がいないと、本当ダメな男。
部屋は汚く、飯も最近はコンビニばかり。
結城は何処に行ったんだ・・・。
俺は、毎日結城が行きそうな場所や・・那覇の方まで足を延ばし探していた。
でも、見つからない。
一体何処に行ったんだ・・・・・・。
寝室を出て、キッチンに行くと・・・いつも結城が料理をしてくれていたことを思い出した。
「はぁぁ・・・・・。」
すると、ピンポーンと・・・インターフォンが鳴った。
結城???
いや、・・・まさかな。
カメラを見ると、
「はぁ・・・。」
玄関まで行き鍵を開けた。
すると、
「あーーーーっ!!まーーーた電気もつけないでーーーっ!!!」
鍋を持った蒼太だった。
蒼太は部屋にズカズカ入って来てキッチンで鍋を温め始めた。
「なんだよ・・・・・」
俺が煙草を吸って言うと、蒼太は俺の方をジロっと睨んで・・・・。
「これ温めて食べて!私はまた結ちゃん探しに行ってくるから!涼さんは諦めたみたいだけど???私はアンタたちの家政婦なんて御免なんでねーーーーっ!!」
「は??諦めたなんて言ってねーだろ??」
すると、蒼太は俺のTシャツをギュッと掴み・・・・
「だったらもっとマジで探せ!!」
「スマホもねーし・・・、どうしたらいーか俺だってわっかんねーんだよ・・・。」
俺がそう言うと、蒼太は・・・フーン・・・って深く頷き・・・。
また鍋をかき回し、
「妊娠女は?あれからどうしたの?」
「認知はするつもりはないって・・・言った。」
蒼太はまた黙って何度も頷き、鍋をかき混ぜ続けた。
正直・・・、もし100歩譲って・・・俺の子だったとしても・・・。
俺は認知は出来ない。
産むなとも言えない。
「涼さん・・・、なんであの日結ちゃんに嘘ついたの?」
・・・・・・・・・・。
「いや、・・・やったなんて思ってなかったし・・・。」
そう言うと、蒼太は鍋をかき回すのをやめ俺を睨んだ。
「その嘘が・・・結ちゃん傷つけたんじゃないの?」
・・・・・・・・・。
「それに・・、あの女何者??涼さんちゃんと調べたの?」
え・・・・・・・。
コイツ何か知ってるのか・・・・・。
「お前何か知ってんの?」
蒼太は火を止めて、ため息をつくと・・・・・。
「ちゃんと調べた方が良い。無駄に結ちゃんを傷つけないで」
そう言って部屋を出て行った・・・。
はぁー・・。
蒼太が持って来た鍋を見ると、中身はカレーだ・・・・。
はぁぁ・・・・。
結城が行きそうなところ・・・・・。
一体・・・何処に?
そして、あの・・・妊娠したと言って来た女・・・・・。
鍋に指を突っ込みカレーを一口舐めると、
「ッッッ?!」
かっら!!!!!!
そのカレーはスッゲー辛い!!!!
「くっそ・・あのおオカマッ・・・・・。」
何入れやがったーーーーーっ・・・・。
・・・・・・・・・。
俺は一体・・・・・。
何してるんだろう。
格好つけて、・・・・何も出来てない。
もっと必死に・・・必死に探さないと・・・・・。
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