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別れ
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しおりを挟む結局話は纏まらず、女は店を出て行った。
「ねぇ・・・あの子何処の子なの?」
私が涼さんの向かい側に腰かけ言うと、
「沖縄市って言ってた。」
沖縄市・・・・・。
あの日、私が結ちゃんに美顔器を買って結ちゃんを連れてお店に来た時・・・・。
店に到着する直前に、あの車が店の先を走って行くのを見た・・・。
あの車・・・・・。
「涼さん、・・・昌也にハメられてるっていうのはない?」
私がそう言うと、涼さんは私の方を見た・・・。
「昌也?」
「あの日、あの女が妊娠したと言いに来た日・・・。私・・・昌也のハイエース見たの・・・・・」
あの時は、気のせいかもって思った。
でも、・・・・さっきのあの子の様子見てると、やっぱり妊娠しているようには感じない。
「後、妊娠4か月ならもっとお腹出てくるし・・・ヒールなんて危ないから履かない。母子手帳見せてもらった?」
「いや・・・・。」
はぁ・・・。
この男って・・・・、本当にダメダメだわ。
「ね・・・・私、・・・結ちゃんに今さっき会ったの・・・偶然だったけど、あの子直ぐ近くに居るわよ?」
私がそう言うと、涼さんはビックリした顔で私を見た。
そして、凄い勢いで立ち上がって・・・・。
「アイツッ・・・・・・元気だったッ???」
・・・・・。
はぁぁー・・・・・・・・。
もう、ため息し過ぎて気持ち悪いわ。
「泡瀬のバス停に居たからあの辺に住んでるんじゃない?・・・元気かどうかは・・・見て確かめて・・・。」
―美佳side
結城が・・・来た。
「結城ーーーーー!!!今何処にいるの???」
私がベットの上で言うと、結城は買ってきた花束を花瓶に入れてくれて笑った。
「ビックリしたーーー??」
ビックリしたどころじゃないわよ!
結城は黙って・・・花瓶を棚に置いた。
意外と・・・・落ち着いてる結城・・・・。
でもなんか・・・少し痩せたかな?
「結城さ、ちゃんと話して・・・・」
「うん・・・・・」
「何があったの?」
私が言うと、結城は私の隣に腰かけ・・・下を向いて・・・・。
「涼が・・・浮気したかも・・・・。」
――結城side
久しぶりに美佳に会いに来た。
ずっと会いたかったの。
きっと、美佳は・・・一樹から聞いているはずだし、その話になるってわかってた。
美佳にあの日の出来事を全部話し、久々涙が溢れた。
美佳が大変なときに・・・私何言ってるんだろう。
情けない。
涙を拭くと、美佳は私の頭を撫で・・・。
「今、スマホないの???」
「うん・・・買わなきゃ・・・買ったら教えるね・・」
「あのさ・・・、今何処にいるの???」
美佳に言ったら・・・きっと涼にも伝わる。
何て私の思い上がりかな・・・。
「泡瀬漁港近くの小さなマンション。剛君が紹介してくれたの・・・。」
美佳は私の手を握って、
「ねぇ・・・変な意地張ってないでさ・・・、ちゃんと涼君と話しなさい・・・・・。」
涼と話す・・・・。
私は下を向き、
「でも・・・」
「私だっていつまで生きれるか分からない。心配なのよ??結城の事・・・・ねぇ、大丈夫なの・・・・??」
美佳・・・。
ごめんね・・・。
いつまでも私は・・・。
安心させられなくて・・・。
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