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ストーカー
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しおりを挟む「もしもしー・・・・」
『涼・・・今結城も一緒か?』
電話の向こうの祐司は、いつもに増して深刻そうな雰囲気で声が強張っているのがわかった。
「あぁ、居るよ、元旦早々なんだよ?どうした?」
チラッと結城と俊也の方を見ると・・・2人は楽しそうに話している。
あ、コイツ俊也がこっちに来てるって知らないのかな?
と・・・思っていたら、
『大事な話だ・・・・もしかしたら俊也がそっちに行くかもしれない』
は?
てか今いるけど・・・・。
「あー・・・それなら・・・今・・・」
俺が言いかけると・・・祐司は俺の言葉に被せて、
『アイツが結城のストーカーだ』
え・・・・・。
はっ?!
「な・・・何言ってんのお前・・・・ふざけてる?」
祐司、忙しすぎて頭おかしくなった?
『良いから、・・・アイツが来たら直ぐに警察に連絡しろ!お前と結城の写真を社長に送ってきたのも・・・以前、結城がスクープされたのも全部アイツだし・・・』
え・・・・。
思わずリビングの方を見た。
『以前、村田さんに接触し村田さんを操ったのもアイツ、・・・全部アイツだった!』
・・・・・・ッ?!
結城?!
—結城side
「お前等・・・結婚式上げるんだ??沖縄でだよな?」
俊也がお茶を飲み言った。
私は棚に置いてあったブライダルのカタログを広げて、
「うんっ、沖縄だよ!もうお腹大きいし・・・どうしようかなって思ったけど。産まれたらまたバタバタするし、・・・急だけど2月の終わり位に空いてるって言うから予約しちゃおうかなって思ってるんだー・・・」
俊也は私をジッと見つめ・・・笑った。
?????
「俊也も来れるでしょ???」
そう言うと・・・俊也は下を向いてしまう。
「・・・・俊也??・・・・・」
暫く下を向いていて・・・・顔を見せてはくれない。
そして、
「・・・・俺は・・・・お前が好きだった・・・・」
俊也?
俊也はゆっくりゆっくり・・・顔を上げ、
「最初は・・・マジで応援するつもりだった、それは本当だ・・・・」
最初は???
どういう事???
「涼と結城は・・・幼馴染だったわけだし・・・・、俺が出る幕はないって思った」
目が・・・・。
俊也の目が、いつもの目と違う・・・・。
「俊也??・・・・」
どうしたの??
—俊也side
そうだ、最初から分かってた。
俺は・・・涼と結城を応援しようって心に決めた。
でも・・・・・。
途中から、涼と結城が一緒に居るのを見てると・・・どんどん心が壊れていったんだ。
結城への気持ちが大きくなって、膨れて・・・破裂した。
「でも・・・俺は・・・やっぱり・・・お前が大好きで・・・・。」
俺がそう言いだすと、結城は困った顔で・・・ダイニングで電話をする涼の方を見た。
「結城、・・・聞いてくれ・・・・。俺はな?俺はお前をずっと見てきたんだ・・・お前の事を分かってるのは・・・一番わかっているのは俺だって思わないか?」
結城の腕を掴むと、
「俊也・・・止めて・・・」
声を震わせて・・・涼を見た。
何でそんな顔するんだよ、俺と・・・・寝た時・・・・もっと、良い顔してたじゃん。
すると、電話をしていた涼が・・・電話を置いてこっちに向かってきた。
「俊也・・・・結城に触るな、結城を離せ・・・・」
そう言って、俺を掴んで結城から引き離したんだ・・・・。
何で?
何で・・・俺から結城を持っていくんだ?
涼は、なんだって持ってるじゃん・・・。
結城位俺に譲ってくれよ??
「結城を・・・俺にくれよ・・・・」
俺は掴まれながらそう言った・・・・。
涼はじっと俺を見つめ、
「俊也、・・・結城はモノじゃない。俺の大事な婚約者だ・・・・触るな・・・・」
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