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ストーカー
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しおりを挟む—結城side
何・・・・????
なんか・・・俊也が・・・・。
変・・・・。
なんか怖い・・・・。
涼は私の方を見て、
「結城・・・・離れて・・・・」
そう言われて私は慌ててキッチンのカウンターの向こうに逃げた。
涼に掴まれた俊也は・・・下を向いて・・・・。
「・・・・いいな~・・・お前等・・・なーーにも悩みなさそうでさ・・・・」
俊也?
どうしちゃったの?
顔が・・・いつもの俊也じゃない・・・・。
「俊也、・・・部屋を出よう・・・・外で話すぞ・・・・」
涼は俊也を掴み玄関の方へ連れて行こうとした・・・。
が、俊也も涼に掴みかかって・・・・
「煩い!俺は結城と出てく!お前とじゃない!」
・・・・・・・・・。
怖くて・・・足が震えた。
凄い力でお互いを掴み、涼は俊也を引きずるようにして・・・・
「それ以上喋んじゃねぇ・・・・!いいから外行くぞ!」
涼もどうしちゃったの・・・・?
私はキッチンの奥で震えてその様子を見ながら・・・固まった・・・・。
そして、
俊也は私の顔をじっと見て、
「好きだった・・・・・今も、これからも・・・・ずっと・・・・・・・」
ゾクッ・・・としたの。
俊也の事は、友達として好き。
大好きだよ・・・・。
でも今の俊也は・・・・・。
「俊也もうやめろ・・・・」
涼が静かにそう言っても俊也はまた笑って・・・・・。
「俺は、・・・・お前をずっと見てるし・・・・逃がさないから・・・・・」
「黙れーーーー!!!!」
涼はそう言って俊也を玄関まで引きずった・・・・・・。
私は怖くてそこから動けなくて、声を聴いた一樹が・・・何事かって・・・来てくれて、俊也は・・・2人に拘束され、その後直ぐに着た警察に連行。
俊也・・・・・。
何で?
私は確かに、一度貴方と友達の壁を越えてしまった時があった。
でもそれはね、・・・・・愛情ではなかった。
寂しかったの。
ごめんなさい。
私と涼はその後警察に行き、話を聞いた。
東京で起きた、あの数々の嫌がらせや、フェスでの事件・・・。
それは全て、俊也が仕込んだものだった。
愕然とした。
俊也は私を涼と会わせた後、私達を応援すると一度は決めたが、私と涼を見かける度・・・私達が許せなくなっていったと言ったそうだ・・・。
お台場で行われたファッションフェスでの事件も・・・俊也が裏サイトで自分の代わりに舞台上に居る私に何かをしてくれる人間を募り、お金を渡してお願いした。
私と涼が会っていた時の写真も俊也が撮って報道局に売った。
村田さんはルール違反を犯した時、過去のデーターを調べ・・・昔10フロアの客だったことを知って・・・個人的に連絡を取り、ある事ない事を吹き込んで私を恨むように仕向けた。
それでも私と涼が別れず、最後には沖縄に行ってしまったものだから・・・・最後の手段で私と涼の写真を社長や役員達に送った。
私と涼は・・・・14時過ぎには警察署から解放された。
涼と手を繋ぎ・・・外の空気を吸った・・・・。
「はぁぁ~・・・・・・・」
涼はため息しながら背伸びをした。
「・・・・はぁ・・・・」
私はため息・・・・。
何かすごくショックだな。
高校からずっと仲良かった俊也が・・・・だなんて・・・・。
涼は私の肩をグッと抱き、
「俊也・・・・お前の事が好きすぎてー・・・頭おかしくなったんだな」
そう言った・・・・。
私は何も言えない・・・・。
俊也・・・・・。
「でもさー・・・アイツ、良い奴じゃん?」
・・・・・・・。
涼にそう言われて顔を上げると、涼はニッコリ笑って
「さっき、アイツ・・・俺の事本気で掴んできやがってー・・・・・バカ力め!」
って・・・少し笑った。
「涼だって凄い掴んでたじゃん」
私がそう言って笑うと、涼は・・・。
「・・・大丈夫・・・アイツはー・・・今はちょっと・・・心が疲れてておかしくなっただけ」
涼・・・・・。
「うん・・・・・」
そうだよね。
俊也は・・・元々、凄く優しくって・・・ちょっと怖い部分もあるけど、凄く優しい。
「アイツはきっと、昔のアイツに戻れる。今だけー・・・・・」
私と涼は・・・被害届は出さなかった。
ただ、俊也がこの先・・・また前みたいに笑って・・・前みたいに・・・・
また一緒に・・・。
そうなれたらって思ったの。
俊也・・・・・・。
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