島人物語~secret続編

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仲間の死

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「ほら逃げんな・・・直ぐ入れてやるから・・・・」
そう言って逃げる私の足を掴んでスカートを捲りあげた・・・。
「イヤッ!!触んなっ・・・・」
足を後ろに思いっきり引いたら・・・・・

ドカッ!!と、何かに当たって、振り返ると・・・昌也が顔を抑え・・・。
「いってぇえええー・・・・な!このクソ女!!!!」

ひぃぃぃぃっ!!!!!
昌也が怒り狂って、私のスカートを引っ張ったその時・・・・・。


「昌也ーーーーーーーっ!!!」

少し遠くから聞こえるその声・・・。

この声は・・・。

昌也がチッと舌打ちをし、腰を上げ立ち上がった。
そして、
「・・・・邪魔者が来やがった・・・・・。」


私も船につかまり、ゆっくり立ち上がると・・・・・

あれは・・・・・・。



—淳side


「淳さんーーーー・・・あの船だ!!!!」
操縦するのは新平・・・。

俺は双眼鏡から少し先に居る小さな船を・・・確認。

「居た・・・」

そこには、あのムカつく昌也が・・・結城に手を伸ばしてる・・・・。

「昌也---!!!!」

そう叫ぶと、昌也は手を引っ込め直ぐにこっちを見て・・・立ち上がった。


船を近づけ、飛び乗れるくらいの距離まで付けると、昌也はヘラヘラ笑って
「淳ーーーっ、・・・・良くここが分かったなーーー??」
そう言った。

俺は直ぐに昌也の船とこっちの船をロープで繋ぎ、
「お前・・・もういい加減にしろ・・・コイツは関係ないだろ・・・」
昌也の船に移りそう言った。


すると昌也は船の端っこに逃げ、
「はぁ?・・・コイツの腹の子、掻き出してやろうかって思ってた!」
本当・・・最低な奴だな。
俺は昌也を無視して、結城に手を伸ばし

「怪我ないか?」
すると結城は俺の腕を掴み・・・・何度も頷いた。

「よし、・・・じゃ・・・あっちの船に・・・・・」
そう言った時だ・・・・。

俺の目の前に居た結城は目を真ん丸にして、・・・・声を上げた・・・・・。
「あっ・・・・・・淳ぃ・・・・・・!!!!!」

え・・・・???

・・・・・・ッ?


振り返った時・・・・もう遅かった・・・。


ドスッ・・・と腹の下の方に鈍い感触。
そして、昌也が俺の直ぐ目の前で・・・・

「死ねよ・・・・淳・・・・・」
そう言ったんだ。


「いやぁぁーーーっ・・・・」
結城が・・・泣き叫ぶ声・・・・。

でも俺・・・・。
死んでない。

まだいける。
でも、腹を触ると赤いものがどんどん出てきた。
今までこんなに血が出たのは初めてかも・・・・。

俺は傷口を触って、自分の手に着いた凄い真っ赤な血を見つめた・・・。

「いってー・・・・なぁ・・・」
そう・・・めちゃくちゃ痛い・・・・。

すると昌也は俺を見て、
「・・・・・死ねって・・・・・早く死ねよ!!!」
そう・・・。
俺はこのバカに腹を刺されたんだ・・・。

昌也は、力を籠め俺の脇腹からナイフを抜き、その瞬間一気に血が噴き出した。


ヤバい・・・。
クソ痛い。


昌也を見ると・・・・昌也は後退りをし腰を抜かして転んだ。

何だこの中途半端にやる感じ・・・・。
俺まだ死ねてないんだけど?


「殺せよ・・・」
俺は、苦しいけど声を振り絞って言った。


もうどうでもいい。
別に俺は、もう生きてたって・・・何もないんだ。

「淳ダメェ・・・淳・・淳・・・・」
結城が俺の腹に手を当て泣きながら言った。

良いんだ・・・。
俺は・・・親父と一緒で・・・早く死んで、楽になりたい。

「昌也、・・・俺を殺せよ・・・・。」

ガクガクする脚を必死で昌也の方に向けた。

「淳止めて・・・動かないで・・・・淳・・・・」
結城は俺の腹を抑えながら苦しそうにして、自分のお腹も抑えた。

・・・・・。

なんだこれ、・・・・・結城の足下は漏らしたみたいに水浸し。
「淳・・・・淳・・・・赤ちゃん・・・赤ちゃんが・・・・」











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