15 / 29
14
しおりを挟む
「う、うむ。笑顔なのにあまりにも黒い。10歳の子供にこのような顔をさせるなど言語道断だな」
「当り前ですわ!それでも私たちも教育を間違えたのがいますのであまり強く言えませんが」
「そうだな」
「残念な限りです」
「だから、早く矯正した方が良いって言いましたよね、俺」
「そうだったわね」
「は、母上?!父上?!どういうこと、ですか?」
「お前の判決は後だ。その前に……サリフィア嬢、そなただ」
「っ!……は、はい」
次はサリフィア様の番ですね。
そうですね、第一王子様は最後ですね。
サリフィア様はビクビクとしていますね。
アバント伯爵とナディア様の刑が決まりましたものね、ご自身の罪がどのようになるのか怯えるのも仕方ないと思います。
私やフォルクスを気にする余裕もないようですね。
「サリフィア嬢の罪は王命違反の協同、姦淫罪、エリアンティーヌ嬢とフォルクス子息への嫌がらせが挙げられる」
「わ、私…王命違反の協同なんて」
「してないと思うか?何度も言うがエリアンティーヌ嬢が王家に嫁ぐことが王命だ。あのように大勢の場で婚約破棄の宣言をすればエリアンティーヌ嬢が他の王子と再婚約する道が無くなる。それは立派な王命違反だ。それを提案したのはバラモースか?それともサリフィア嬢か?どちらにしろ、それを止めなかった以上王命違反の協同だ」
「っ!」
そうですわね、あのように大きく宣言しなければその可能性もありましたね。
ただ、サリフィア様と第一王子様が懸念したのは国王陛下に直談判してもなかった事にされることだったのではないでしょうか?
私も第一王子様との今後には考えるものがありましたが、このように私の名誉を傷付けられては黙るのは難しいですね。
というより、私自身に第一王子様が宣言してくだされば国王陛下にお話ししましたのに。
そこはサリフィア様とナディア様が関係してそうですね。
「私たちは、私はただ……バラモース様と、一緒になりたかっただけです」
「その行動が問題だったのですよ」
「エリアンティーヌ」
「ただ私にお伝えして下されば良かったのです」
「貴女に伝えたからと言ってどうなるって言うのよ!何も変わらないでしょ!何が出来たって言うのよ!」
おかしな事を言いますね。
王命により私が嫁ぐのは王家ですので王族なら誰でも良いのです。
つまり、第一王子様でなくても、アイザック様やフレデリック様でも良いのです。
ですから、私が頼めば可能だったと思いますよ。
「何度も言われているのでそろそろ分かってください」
「分かっているわ。貴女が嫁ぐのが王命でしょ」
「そうです。それでは、私は何に嫁ぐと?」
「それは……まさか…………」
「理解しましたね。そうです。私が嫁ぐのは王家ですので、王族なら誰でも良いのです。ですので、私が頼めば可能だった筈ですわ。現に王家では相手の変更を考えていたようですから」
「そ、そんな……それでは、私たちがしたことは……」
あら?サリフィア様が泣いてしまいましたわ。
私は何かサリフィア様が泣くようなこと言いましたのでしょうか?
ただ私は事実をお伝えしただけですのに。
まぁ、他に私が受けた事と言えばサリフィア様からの嫌がらせなどですが、取るに足りませんでしたから。
だいたいは私の侍女や従者たちが覆していましたし。
暴言も語彙力が少ないため、子供の文句にしか思えませんでしたし、悔し紛れのとも言えますが。
それはそれとして、今回の罰はどうなるのでしょうね?
確かにサリフィア様も伯爵位の継承権自体はありますが、第一継承権を持つフォルクスは何の罪もないので、継承権剥奪をしてもそれほどの罰にはなりませんよね?
第一王子様と離れ離れになるのが一番の罰でしょうか?
まぁ、これに関しても国王陛下に判断して貰わないといけませんよね?
「どうやら自身の行動の問題が見えたようだな。エリアンティーヌ嬢が言うように大事にしなければこの様な事にならなかったものを」
「…………」
「よって、サリフィア嬢の罰はアバント伯爵位の継承権剥奪、強制労働15年、賠償金300万ゴールドを命ずる!」
「っっ!」
これはかなりの刑になったのではないですかね?
サリフィア様は19歳ですので強制労働が15年となれば終わった時には34歳です。
この国での結婚適齢期を完全に過ぎてしまいます。
その上、賠償金もあるので、相手を見つけることは殆んど無理難題です。
アバント伯爵位の継承権剥奪もされましたし、アバント伯爵やナディア様も伯爵位剥奪をされていますので、アバント伯爵家に戻ることは出来ないでしょうね。
サリフィア様も平民として生きていくことになるでしょう。
サリフィア様は青ざめていました。
そうですね、そうなりますよね。
まさか、義妹である私から愛してしまった第一王子様を奪うだけのつもりだったのがこの様な大きな罰を受けるとは思わなかったのでしょう。
女性としての幸せの1つの形を失うことになりますから。
私もフォルクスも確かにサリフィア様から暴言などをされたことはありますが、あまりにも幼稚でしたので気にならなかったぐらいです。
私の心証的にはサリフィア様がお若い分辛い想いをすることになったように思いますが、同情や哀れみはありませんね。
それだけの事をしたと言うことですから。
王命違反の協同と姦淫罪が大きいのでしょうね。
何せ、相手は王家ですから。
「当り前ですわ!それでも私たちも教育を間違えたのがいますのであまり強く言えませんが」
「そうだな」
「残念な限りです」
「だから、早く矯正した方が良いって言いましたよね、俺」
「そうだったわね」
「は、母上?!父上?!どういうこと、ですか?」
「お前の判決は後だ。その前に……サリフィア嬢、そなただ」
「っ!……は、はい」
次はサリフィア様の番ですね。
そうですね、第一王子様は最後ですね。
サリフィア様はビクビクとしていますね。
アバント伯爵とナディア様の刑が決まりましたものね、ご自身の罪がどのようになるのか怯えるのも仕方ないと思います。
私やフォルクスを気にする余裕もないようですね。
「サリフィア嬢の罪は王命違反の協同、姦淫罪、エリアンティーヌ嬢とフォルクス子息への嫌がらせが挙げられる」
「わ、私…王命違反の協同なんて」
「してないと思うか?何度も言うがエリアンティーヌ嬢が王家に嫁ぐことが王命だ。あのように大勢の場で婚約破棄の宣言をすればエリアンティーヌ嬢が他の王子と再婚約する道が無くなる。それは立派な王命違反だ。それを提案したのはバラモースか?それともサリフィア嬢か?どちらにしろ、それを止めなかった以上王命違反の協同だ」
「っ!」
そうですわね、あのように大きく宣言しなければその可能性もありましたね。
ただ、サリフィア様と第一王子様が懸念したのは国王陛下に直談判してもなかった事にされることだったのではないでしょうか?
私も第一王子様との今後には考えるものがありましたが、このように私の名誉を傷付けられては黙るのは難しいですね。
というより、私自身に第一王子様が宣言してくだされば国王陛下にお話ししましたのに。
そこはサリフィア様とナディア様が関係してそうですね。
「私たちは、私はただ……バラモース様と、一緒になりたかっただけです」
「その行動が問題だったのですよ」
「エリアンティーヌ」
「ただ私にお伝えして下されば良かったのです」
「貴女に伝えたからと言ってどうなるって言うのよ!何も変わらないでしょ!何が出来たって言うのよ!」
おかしな事を言いますね。
王命により私が嫁ぐのは王家ですので王族なら誰でも良いのです。
つまり、第一王子様でなくても、アイザック様やフレデリック様でも良いのです。
ですから、私が頼めば可能だったと思いますよ。
「何度も言われているのでそろそろ分かってください」
「分かっているわ。貴女が嫁ぐのが王命でしょ」
「そうです。それでは、私は何に嫁ぐと?」
「それは……まさか…………」
「理解しましたね。そうです。私が嫁ぐのは王家ですので、王族なら誰でも良いのです。ですので、私が頼めば可能だった筈ですわ。現に王家では相手の変更を考えていたようですから」
「そ、そんな……それでは、私たちがしたことは……」
あら?サリフィア様が泣いてしまいましたわ。
私は何かサリフィア様が泣くようなこと言いましたのでしょうか?
ただ私は事実をお伝えしただけですのに。
まぁ、他に私が受けた事と言えばサリフィア様からの嫌がらせなどですが、取るに足りませんでしたから。
だいたいは私の侍女や従者たちが覆していましたし。
暴言も語彙力が少ないため、子供の文句にしか思えませんでしたし、悔し紛れのとも言えますが。
それはそれとして、今回の罰はどうなるのでしょうね?
確かにサリフィア様も伯爵位の継承権自体はありますが、第一継承権を持つフォルクスは何の罪もないので、継承権剥奪をしてもそれほどの罰にはなりませんよね?
第一王子様と離れ離れになるのが一番の罰でしょうか?
まぁ、これに関しても国王陛下に判断して貰わないといけませんよね?
「どうやら自身の行動の問題が見えたようだな。エリアンティーヌ嬢が言うように大事にしなければこの様な事にならなかったものを」
「…………」
「よって、サリフィア嬢の罰はアバント伯爵位の継承権剥奪、強制労働15年、賠償金300万ゴールドを命ずる!」
「っっ!」
これはかなりの刑になったのではないですかね?
サリフィア様は19歳ですので強制労働が15年となれば終わった時には34歳です。
この国での結婚適齢期を完全に過ぎてしまいます。
その上、賠償金もあるので、相手を見つけることは殆んど無理難題です。
アバント伯爵位の継承権剥奪もされましたし、アバント伯爵やナディア様も伯爵位剥奪をされていますので、アバント伯爵家に戻ることは出来ないでしょうね。
サリフィア様も平民として生きていくことになるでしょう。
サリフィア様は青ざめていました。
そうですね、そうなりますよね。
まさか、義妹である私から愛してしまった第一王子様を奪うだけのつもりだったのがこの様な大きな罰を受けるとは思わなかったのでしょう。
女性としての幸せの1つの形を失うことになりますから。
私もフォルクスも確かにサリフィア様から暴言などをされたことはありますが、あまりにも幼稚でしたので気にならなかったぐらいです。
私の心証的にはサリフィア様がお若い分辛い想いをすることになったように思いますが、同情や哀れみはありませんね。
それだけの事をしたと言うことですから。
王命違反の協同と姦淫罪が大きいのでしょうね。
何せ、相手は王家ですから。
51
あなたにおすすめの小説
私ではありませんから
三木谷夜宵
ファンタジー
とある王立学園の卒業パーティーで、カスティージョ公爵令嬢が第一王子から婚約破棄を言い渡される。理由は、王子が懇意にしている男爵令嬢への嫌がらせだった。カスティージョ公爵令嬢は冷静な態度で言った。「お話は判りました。婚約破棄の件、父と妹に報告させていただきます」「待て。父親は判るが、なぜ妹にも報告する必要があるのだ?」「だって、陛下の婚約者は私ではありませんから」
はじめて書いた婚約破棄もの。
カクヨムでも公開しています。
田舎娘をバカにした令嬢の末路
冬吹せいら
恋愛
オーロラ・レンジ―は、小国の産まれでありながらも、名門バッテンデン学園に、首席で合格した。
それを不快に思った、令嬢のディアナ・カルホーンは、オーロラが試験官を買収したと嘘をつく。
――あんな田舎娘に、私が負けるわけないじゃない。
田舎娘をバカにした令嬢の末路は……。
地味令嬢を見下した元婚約者へ──あなたの国、今日滅びますわよ
タマ マコト
ファンタジー
王都の片隅にある古びた礼拝堂で、静かに祈りと針仕事を続ける地味な令嬢イザベラ・レーン。
灰色の瞳、色褪せたドレス、目立たない声――誰もが彼女を“無害な聖女気取り”と笑った。
だが彼女の指先は、ただ布を縫っていたのではない。祈りの糸に、前世の記憶と古代詠唱を縫い込んでいた。
ある夜、王都の大広間で開かれた舞踏会。
婚約者アルトゥールは、人々の前で冷たく告げる――「君には何の価値もない」。
嘲笑の中で、イザベラはただ微笑んでいた。
その瞳の奥で、何かが静かに目覚めたことを、誰も気づかないまま。
翌朝、追放の命が下る。
砂埃舞う道を進みながら、彼女は古びた巻物の一節を指でなぞる。
――“真実を映す者、偽りを滅ぼす”
彼女は祈る。けれど、その祈りはもう神へのものではなかった。
地味令嬢と呼ばれた女が、国そのものに裁きを下す最初の一歩を踏み出す。
【完結】英雄様、婚約破棄なさるなら我々もこれにて失礼いたします。
紺
ファンタジー
「婚約者であるニーナと誓いの破棄を望みます。あの女は何もせずのうのうと暮らしていた役立たずだ」
実力主義者のホリックは魔王討伐戦を終結させた褒美として国王に直談判する。どうやら戦争中も優雅に暮らしていたニーナを嫌っており、しかも戦地で出会った聖女との結婚を望んでいた。英雄となった自分に酔いしれる彼の元に、それまで苦楽を共にした仲間たちが寄ってきて……
「「「ならば我々も失礼させてもらいましょう」」」
信頼していた部下たちは唐突にホリックの元を去っていった。
微ざまぁあり。
婚約破棄された公爵令嬢は虐げられた国から出ていくことにしました~国から追い出されたのでよその国で竜騎士を目指します~
ヒンメル
ファンタジー
マグナス王国の公爵令嬢マチルダ・スチュアートは他国出身の母の容姿そっくりなためかこの国でうとまれ一人浮いた存在だった。
そんなマチルダが王家主催の夜会にて婚約者である王太子から婚約破棄を告げられ、国外退去を命じられる。
自分と同じ容姿を持つ者のいるであろう国に行けば、目立つこともなく、穏やかに暮らせるのではないかと思うのだった。
マチルダの母の祖国ドラガニアを目指す旅が今始まる――
※文章を書く練習をしています。誤字脱字や表現のおかしい所などがあったら優しく教えてやってください。
※第二章まで完結してます。現在、最終章をゆっくり更新中です。書くスピードが亀より遅いので、お待たせしてすみませんm(__)m
※小説家になろう様にも投稿しています。
悪役令嬢ですか?……フフフ♪わたくし、そんなモノではございませんわ(笑)
ラララキヲ
ファンタジー
学園の卒業パーティーで王太子は男爵令嬢と側近たちを引き連れて自分の婚約者を睨みつける。
「悪役令嬢 ルカリファス・ゴルデゥーサ。
私は貴様との婚約破棄をここに宣言する!」
「……フフフ」
王太子たちが愛するヒロインに対峙するのは悪役令嬢に決まっている!
しかし、相手は本当に『悪役』令嬢なんですか……?
ルカリファスは楽しそうに笑う。
◇テンプレ婚約破棄モノ。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げてます。
婚約者の母親に虐げられていましたが敢えて捨てられることで縁を切ることができました。~彼女らは勝手に破滅していったようです~
四季
恋愛
婚約者の母親に虐げられていましたが敢えて捨てられることで縁を切ることができました。
婚約破棄ですか? 無理ですよ?
星宮歌
恋愛
「ユミル・マーシャル! お前の悪行にはほとほと愛想が尽きた! ゆえに、お前との婚約を破棄するっ!!」
そう、告げた第二王子へと、ユミルは返す。
「はい? 婚約破棄ですか? 無理ですわね」
それはそれは、美しい笑顔で。
この作品は、『前編、中編、後編』にプラスして『裏前編、裏後編、ユミル・マーシャルというご令嬢』の六話で構成しております。
そして……多分、最終話『ユミル・マーシャルというご令嬢』まで読んだら、ガッツリざまぁ状態として認識できるはずっ(割と怖いですけど(笑))。
そして、続編を書きました!
タイトルは何の捻りもなく『婚約破棄? 無理ですよ?2』です!
もしよかったら読んでみてください。
それでは、どうぞ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる