【R-18】藤堂課長は溺愛したい。~地味女子は推しを拒みたい。

絵夢子

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@さくらside

11.4月1日22:09 ベッドへ@さくらside

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「さくら、俺に触られて、嫌じゃないんだよな?会社の役職に遠慮する事ないんだよ」
 藤堂さんの優しさ、気遣い。

「嫌じゃない…です。あったかい…」
「ん…」

 藤堂さんに体に向きを変えられて、向かい合う。
「泣き止んだ。」
「はい。ありがとうございました。」
 今日、私の気持ちをたくさん吐き出させて受け止めてくれた藤堂さんに、素直な感謝を伝えたい。

 額に、頬に、背を丸めてそっとキスをしてくれる。。

「いいの?さくら?」
「え?なに?」
 なにが「いいの」なんだろう?

 藤堂さんの唇が、耳元に近付く。どきっ。
「このまま、進めるよ?さくらを、抱いていい?」

 さっきみたいに、抱きしめるってことかな?

「さくらのこと、もらっていい?はじめてでしょ?」
 あ、わたし、付き合ったことないって言っちゃってた。
 それって…処女を…

 憧れていた藤堂さんが、私を?
 高峰さんに悪い…と思いながらうなづく。
 今夜だけ、今夜だけ許して。
「いいんだね。」
「はい…」

 藤堂さんが、おでこにキスをくれる。
 ああそうか、私より背の高い藤堂さんだと、私のおでこがそういう位置だな。なんて納得してたら、身体が浮く。
 藤堂さんに抱き上げられてる。
 重いよね?大丈夫かな?

 ベッドの上に置かれ、藤堂さんもすぐ横にこちらを向いて寝そべる。顔が近い…。
 藤堂さんの手が反対側の頬を撫でる。そのまま額に、頬に優しくキスしてくれる。
 大事にしてくれてる。と思う。

 唇が触れ合って、藤堂さんの唇が私の唇をつまむ。
 ぞくぞくするほど、気持ちいい。
 唇がこんなに気持ちいいなんて、いつもどうして食べたり飲んだりしていて平気なんだろう?

「ん…」
 思わず声が漏れる。
「くすぐったい…」
「ふふ、かわいい。」
 藤堂さんの指が髪に触れ、露わにされた耳に唇が触れる。
「あっ」
 思わず肩をすくめる。

「あの…藤堂さん…」
「ん?何?」
「その…私…初めてなので…どうしたらいいか…わからなくて…。教えて…下さい…」
 やっとの思いで言う。初めてで、めんどくさいとか思われたくない。優しくしてくれる藤堂さんに。
「さくらは、何もしなくていいんだよ。優しくするけど、痛かったり嫌なことは言って?」
「はい…。」
 憧れの人にこんなに大事されて、幸せ。

 唇が合わさり、藤堂さんの唇がムニムニと動く。
「さくら、口開けて」
 少し開けた唇の間から、藤堂さんの舌が入り込んでくる。
 他人の体の一部が、自分の中に入ってくる。
 唾液を混ぜ合わせ、粘膜を溶け合わせる。

 鼻で荒く息をするお互いの息が上唇をくすぐる。頭の中で唾液の音が響く。
 より深く混ざりたくて角度を変えたときにお互いの歯がぶつかる。
 初めてのことに頭がくらくらする。わたし、ちゃんと、藤堂さんに応えられてる?

 藤堂さんが一瞬キスを中断する。藤堂さんの顔が見える。
 真剣で、少し慌てているような、見たことのない顔。

「さくら…もっと…しよ…」
 藤堂さんの手がシャツの上から腰やおなかを滑る。ぞわぞわとしたものが背中を走る。

「ん…うん…、はぁ…」
 声が漏れる。口じゃなく鼻の奥でなるような、初めての自分の声。

 藤堂さんの手が徐々に上へ動く。
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