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@藤堂side
17.お久しぶりです@藤堂side
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さくらの姿を探しながら、どうにか仕事に打ち込む日々。
俺たちの会社では30周年のパーティを開くことになった。
取引先も招待しての大々的なもので、会場の手配などは総務部が行うが、招待客のピックアップや挨拶状の準備、招待客の接待など、営業部側から俺と、西島が準備に加わることになった。
総務部との共同業務ということで、俺が名乗り出たのだ。
そしてこれから、総務部側担当と打ち合わせだ。誰が来るのかグループウェアのスケジュールを確認したが、総務部全員が入っている。今日は主担当が打ち合わせに入ることになっているはずだが、誰が来るんだろう?
さくらだったら…
時間ピッタリに予約してあるMeeting Roomに入る。
先に入っていた総務部側の担当は、総務部の課長とさくらだった。俺は思わず小さくガッツポーズした。
席に着いていた総務部の課長木村さんとさくらが立ち上がる。
さくらは眼鏡と紺のジャケットは以前の通りだが、髪はほどいていて、柔らかい生地のスカートだ。
「ああ、藤堂さん。今回はお願いしますね。」
例の総務部長の下で何とか総務をまわしている苦労人として社内で同情される木村さんだ。
「木村さん、こちらこそ。うちの営業アシスタントの西島です。招待状とか、作業割り振ってやらせてください。」
「あ、どうも、こちらは…小林はご存じでしたかね?」
俺は満面の笑みでさくらを見る。
「ええ、よく、知ってますよ。ねえ、さくらさん。」
「お久しぶりです…」
さくらがペコリと頭を下げる。
「うん。久しぶりだね。…なんでだろう?」
「え、あの、まあ、部も違いますし…」
「んんっ?」
さくらは微妙に目を反らしている。
「私も、さくらさんはよく知ってます。ねっ?」
西島とさくらは目を合わせてにっこりしている。
なんだよ、また合コン連れて行ったんじゃないだろうな。
座って、詳しい日程や会場について木村さんから説明を受ける。
俺の目の前にはさくら。じーっと視線を送り続ける。さくらは、ちらっとこっちをみて、目が合うと目線を手元に下げる。
おでこから、見下ろす角度。あの夜、抱き締めて見下ろす時と同じ。
おれは、意地悪したくなった。
靴を脱いで、つま先で、さくらの足首をくすぐる。
びくっとして足をひっこめるさくら。足を上げて、すねを触る。逃げきれなくて困っている。
スカートはいて、脚をさらしてるから、悪いんだよさくら。俺だけに見せてくれるんでいいのに…。
打ち合わせが終わると、木村さんは次の打ち合わせが続いていると言って出て行った。
「小林さん、ごめん、片付けといて。」
続いて西島がスマホをみて、
「あ、すみません。」
といってそそくさと出ていく。私用だろ。
さくらがあわてて、
「では、よろしくお願いします。」
と、あわててデスクの上のものをまとめて抱える。
おれは西島が、俺たちの為に開けておいたドアを閉めた。
さくらがびっくりしてこっちを見る。
「やっと、ちゃんと、俺を見たね。」
また、目線を下げるさくら。
「あの、失礼します。」
出口に向かうさくらの動線をふさぐ。
「さくら、さっき、俺に足触られて、嫌だった?」
ぐっとさくらに近づく。狭い部屋で逃げ場がない。
「ねえ?どうなの?嫌なら、セクハラで訴える?」
さくらが動揺して目を泳がせる。
「ねえ?さくら?」
さくらの耳元で囁くように問い詰める。
「あ、あの…」
「何?」
ああ、なんでこんなに困らせたくなるんだ。俺に追いつめられていっぱいいっぱいになっているさくらが可愛くて仕方ない…。
そっと、ふうっと
さくらの耳に息をかける。
さくらが抱えていた手帳や書類を足元に落とす。
「さくら、耳、弱いもんね。」
さくらが真っ赤になって、涙目で俺を見る。やばい。もう、このままキスしたい。
「ねえ、嫌?」
さくらが首を横に振る。
俺は心の中でガッツポーズした。
「さくら…なんで、避けるの?」
「…ごめんなさい…。」
ドアノブがガチャっと鳴る。あわててさくらから離れる。
「あ、まだここだった。課長、部長が探してますよ。あれ?さくらさん、落としちゃいました?」
西島が俺の横をすり抜けて、さくらの足元の書類を拾う。
「あ、ごめん。」
さくらもかがんで拾い出す。
俺はMeeting Roomを後にした。
後ろで西島の声が聞こえる。
「さくらさん、丸菱の杉下さんとその後、どうなんですか?」
「あ、うん。ちょこちょこ連絡してるよ。またご飯行くの。」
思わず足を止める。
「え、ほんとに?順調ですね~」
「そんなんじゃないよ。総務同士、情報交換。」
「まった~」
まて、なんだそれ。スギシタ?
俺たちの会社では30周年のパーティを開くことになった。
取引先も招待しての大々的なもので、会場の手配などは総務部が行うが、招待客のピックアップや挨拶状の準備、招待客の接待など、営業部側から俺と、西島が準備に加わることになった。
総務部との共同業務ということで、俺が名乗り出たのだ。
そしてこれから、総務部側担当と打ち合わせだ。誰が来るのかグループウェアのスケジュールを確認したが、総務部全員が入っている。今日は主担当が打ち合わせに入ることになっているはずだが、誰が来るんだろう?
さくらだったら…
時間ピッタリに予約してあるMeeting Roomに入る。
先に入っていた総務部側の担当は、総務部の課長とさくらだった。俺は思わず小さくガッツポーズした。
席に着いていた総務部の課長木村さんとさくらが立ち上がる。
さくらは眼鏡と紺のジャケットは以前の通りだが、髪はほどいていて、柔らかい生地のスカートだ。
「ああ、藤堂さん。今回はお願いしますね。」
例の総務部長の下で何とか総務をまわしている苦労人として社内で同情される木村さんだ。
「木村さん、こちらこそ。うちの営業アシスタントの西島です。招待状とか、作業割り振ってやらせてください。」
「あ、どうも、こちらは…小林はご存じでしたかね?」
俺は満面の笑みでさくらを見る。
「ええ、よく、知ってますよ。ねえ、さくらさん。」
「お久しぶりです…」
さくらがペコリと頭を下げる。
「うん。久しぶりだね。…なんでだろう?」
「え、あの、まあ、部も違いますし…」
「んんっ?」
さくらは微妙に目を反らしている。
「私も、さくらさんはよく知ってます。ねっ?」
西島とさくらは目を合わせてにっこりしている。
なんだよ、また合コン連れて行ったんじゃないだろうな。
座って、詳しい日程や会場について木村さんから説明を受ける。
俺の目の前にはさくら。じーっと視線を送り続ける。さくらは、ちらっとこっちをみて、目が合うと目線を手元に下げる。
おでこから、見下ろす角度。あの夜、抱き締めて見下ろす時と同じ。
おれは、意地悪したくなった。
靴を脱いで、つま先で、さくらの足首をくすぐる。
びくっとして足をひっこめるさくら。足を上げて、すねを触る。逃げきれなくて困っている。
スカートはいて、脚をさらしてるから、悪いんだよさくら。俺だけに見せてくれるんでいいのに…。
打ち合わせが終わると、木村さんは次の打ち合わせが続いていると言って出て行った。
「小林さん、ごめん、片付けといて。」
続いて西島がスマホをみて、
「あ、すみません。」
といってそそくさと出ていく。私用だろ。
さくらがあわてて、
「では、よろしくお願いします。」
と、あわててデスクの上のものをまとめて抱える。
おれは西島が、俺たちの為に開けておいたドアを閉めた。
さくらがびっくりしてこっちを見る。
「やっと、ちゃんと、俺を見たね。」
また、目線を下げるさくら。
「あの、失礼します。」
出口に向かうさくらの動線をふさぐ。
「さくら、さっき、俺に足触られて、嫌だった?」
ぐっとさくらに近づく。狭い部屋で逃げ場がない。
「ねえ?どうなの?嫌なら、セクハラで訴える?」
さくらが動揺して目を泳がせる。
「ねえ?さくら?」
さくらの耳元で囁くように問い詰める。
「あ、あの…」
「何?」
ああ、なんでこんなに困らせたくなるんだ。俺に追いつめられていっぱいいっぱいになっているさくらが可愛くて仕方ない…。
そっと、ふうっと
さくらの耳に息をかける。
さくらが抱えていた手帳や書類を足元に落とす。
「さくら、耳、弱いもんね。」
さくらが真っ赤になって、涙目で俺を見る。やばい。もう、このままキスしたい。
「ねえ、嫌?」
さくらが首を横に振る。
俺は心の中でガッツポーズした。
「さくら…なんで、避けるの?」
「…ごめんなさい…。」
ドアノブがガチャっと鳴る。あわててさくらから離れる。
「あ、まだここだった。課長、部長が探してますよ。あれ?さくらさん、落としちゃいました?」
西島が俺の横をすり抜けて、さくらの足元の書類を拾う。
「あ、ごめん。」
さくらもかがんで拾い出す。
俺はMeeting Roomを後にした。
後ろで西島の声が聞こえる。
「さくらさん、丸菱の杉下さんとその後、どうなんですか?」
「あ、うん。ちょこちょこ連絡してるよ。またご飯行くの。」
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