青の話

豆腐

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閑話:女子会の帰り道

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坂「ユズ、恋愛辞めるってよ」

満「いや、辞めるんじゃなくて、お休みですって」

坂「ただのノリよ」 

満「それにしても楠木課長、本気なんでしょうか」

坂「本気なんじゃない?今まで群がる女なんて見向きもしなかったし、そもそも無表情だったのにあの子が来てからニコニコよ。逆に怖すぎるわ」

満「ですよね・・・この前の話し合い、この人誰よって思いました」

坂「ね、怖いよね・・・怖いといえば、楠木くんのファンクラブどうしよっか。うちもだけど、秘書課も多いんじゃない?」

満「多いですよー、最近楠木課長の笑顔の話題で持ちきりで・・・仕事しろって感じですね」

坂「業務課に居ないのが救いよね。むしろ楠木くんに協力しまくりそう」

満「あそこはあそこで、楠木課長崇拝派ですからね・・・あれ、ユズちゃん、恋愛しないとか無理じゃないですか?」

坂「無理よ。もう囲い込み始まってるし」

満「入って2週間経ってないのに・・・可哀想・・・・・」

坂「何が琴線に触れたのか分からないのも怖い」

満「一目惚れか、昔会ったことがあるとか?」

坂「33歳と25歳の接点とは」

満「分からなさすぎですね・・・・様子見しますか、ファンの動向も含めて」

坂「そうね、楠木くんの出方を見ましょう。ユズの事はさり気なくサポートしてあげましょ」

満「了解です」

坂「ところで依子ちゃん」

満「なんでしょう?」

坂「若社長とは何か発展したかな?」

満「・・・あ、私バス来たので帰りまーす」

坂「あ、逃げた」




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