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4話 晩餐
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ステラが作る夕食は、まるで魔法がかかっているかのようだった。
遙か昔に存在した魔物達が自在に操っていたという"魔法”、それは今では魔鉱石を使わなければ人間には使用できないはずのものだ。
リーンは、目の前に並べられた料理をまじまじと観察した。
食堂の、ゆうに12人は座れるであろう長テーブルの奥に屋敷の主人であるギィが座り、そこから一番遠い向かい側の席にリーンが座して運ばれた夕食を口にしていた。
ピッポとステラが給仕を務め、料理を運んだ後は主人とその客人の晩餐が滞りなく進むよう二人は食堂の隅に立って控えていた。
おそらくミドガルド領で採れた新鮮な食材を使っているのだろう、彩り豊かに美しく盛り付けられた野菜のソテーを見てリーンは思った。
きっと食材そのものは王都に流通しているものよりずっと瑞々しく美味しいはずなのだ。リーンは野菜のソテーをナイフで切り分け口に運んだ。
まるで魔法がかったように現実味がない味が口一杯に広がる。甘いとも苦いとも辛いとも形容しがたい。詰まるところ、今まで食べたどんな食べ物より不味い。”美味しくない”という程度ではなく、毒が入っているのではないかと思うほど舌が拒否反応を起こしていた。『不味い』としか表現出来ない味がする。
しかし、いくらクラウン王から暗殺を依頼されているとはいえ、屋敷に到着して一日目でリーンを毒殺するなんてお粗末な計画をミドガルド伯が立てるとは思えなかった。もしそんな風にリーンが到着後すぐ死んだりしたら不自然極まりない。もし自分がギィの立場で、預けられた元・第一王子を暗殺するなら不慮の事故に見せかけられるように工作するだろう。つまり、何か仕掛けてくるにしても数ヶ月後……、少なくとも三ヶ月はリーンを生かし泳がせておくはずだ。
そう考えながらも、リーンの舌は脳に”食べてはいけない毒物である”と危険信号を伝えていた。
野菜をただローストし、調味料と香辛料で味付けすれば良いだけのはずなのに何故こうもとんでもない不味さに仕上がるのだろうか。 リーンはステラの”魔法”が加えられていない赤ワインで、口に含んでいた野菜のソテーを胃に流し込んだ。
野菜のソテーだけではなく、それより前に運ばれてきたスープも酷い味だった。
これから運ばれてくるメイン料理やデザートも恐ろしい味付けなのだろうと容易に想像でき、リーンは内心ため息をついた。ただし、あくまでも表情は笑みを絶やさず動作は優美にナイフとフォークを運び続けた。
……もしかすると、これはあのケチな偏屈辺境伯から俺への嫌がらせなのだろうか……?
チラリとギィを見ると、顔色一つ変えず黙々と料理を口に運んでいる。ギィ本人からギィの前の皿へと視線を移動させ、ジッと彼が食べている料理を観察した。自分の前に出された物と見比べる。
まるっきり同じ料理に見えた。しかし、もしかしたら味付けだけは違っているのだろうか。
もし味付けまで俺と同じものを食べているのだとしたら、よくあんな平気な顔ですましていられたものだ。
ここへ来る道中でリーンを『嘘つきで虚飾まみれ』だと批判したその口の味覚が正常なら、ギィの方がよっぽど『嘘つき』ではないのかとリーンは思った。
それともギィは余程の味音痴なのか、はたまたこの”味わい”がミドガルド領の料理の特徴なのだろうか。しかしワインだけは本当に美味しい。この拷問のようなフルコースにおける天の救いだ……。
リーンがワインを飲み干すと、それに気づいたステラがサッとボトルを持ってリーンの空になったグラスにワインを注いだ。
「美味しいよ、ありがとう」
そうリーンがステラにほほ笑みかけると、ステラのまるい頬に朱が走った。しかし何も言わず、すぐにプイと視線をそらしワインのボトルを持って元いた位置に戻っていった。 ギィが金の瞳を上げリーンを睨んだ。ギィは黙していたが、その視線は雄弁に語っていた。
『この嘘つきめ』
俺は”ワインを”美味しいと言っただけだ。嘘はついていない。
リーンは三杯目のワインを口にしながら、睨みつけてくるギィに口角を上げて見せた。 案の定、それからも地獄のフルコースは粛々と続いた。『毒蛾王子』の意地で、笑顔を顔に貼り付け料理を平らげて見せた自分を褒め称えたい。
夕食後、ピッポがこっそりとパンと水をリーンに与えられた私室まで届けに来た。
ピッポが言うには、あの晩餐でも「いつもの食事より美味しい方」だったそうだ。
「あのような出来ではありましたが、ステラはリーンハルト様をもてなそうと非常に頑張っておりました」
老執事はリーンに向かって申し訳なさそうに頭を下げた。リーンはピッポが持ってきたパンをちぎって一かけらずつ口に入れながら彼の話を聞いた。
領地の街頭商人から入手したというその堅焼きのパンはナッツとシナモンが入っており口に含むと優しい香りが広がった。外側の皮は堅いが中はもっちりと柔らかく、素直に美味しくあっという間に胃の中へ消えた。強烈な味付けの品々を食べた後だからこそ余計に美味しく感じられたのかもしれない。汲んできたものをコップに入れただけであろう水も王都のものに比べてすっきりと美味しく、リーンは改めてミドガルド領で採れる食材の美味しさとステラの料理の腕について思いを馳せた。
アイビーが行方不明の王子だと発覚し王都に連れて行かれるまでは、ミドガルド城の料理はアイビーが担っていたそうだ。ピッポは料理が出来ず、城館の主人であるギィが厨房に立つことは常識外れであったし、そもそもギィも料理についての知識はまるでなかった。 そのためアイビーが連れ去られた1年前からは、かろうじて料理が出来るステラが仕方なくシェフの役割も行っているとのことだった。
ギィは、自分も料理が出来ないという負い目と、新たな使用人を雇わずピッポとステラの二人に城館の管理を任せ負担を掛けているという自責の念があるためか、滅多なことではピッポとステラの仕事に口を出してこないのだ、とピッポは語った。
いや、あの晩餐は”滅多なこと”だろう……。
食事は生きる喜びの一つだ。毒殺されかけて酷い目にあったこともあるが、リーンが『今日も生き延びることが出来て良かった』と感じられる数少ない瞬間の一つが、美味しい食事を口に出来た時であった。だからこそリーンは毒殺への対処策として王宮に自分専用の厨房を作らせ、料理の腕を磨いていたのだ。最近ではその腕前は宮廷料理人が唸るほどになっていた。
士爵はどうせ貴族ではない。ただの名誉称号だ。ならば俺が厨房に立っても何の問題にもならないだろう。
リーンが考えを巡らせている間、ピッポはニコニコと側に控えていた。ピッポもアイビーも、この養父にしてあの息子ありと言うべきか、内面と外面を使い分けるほど器用な性質ではなさそうだった。
「何か嬉しいことがあったのか?」
「はい、リーンハルト様」
白い口ひげを撫でながら、嬉しそうにピッポは頷いた。
「ですが私の口からお伝えするよりも、明日ステラから直接リーンハルト様へ伝えさせましょう」
あの小柄なメイドに、何か喜ぶようなことでもあったのだろうか。リーンは、桃色の髪を二つ頭の上に丸く結い上げた少女の姿を思い浮かべた。リーンを全身で警戒する様子も、釣り目で黒目がちの灰色の瞳も、まるで猫の子のような雰囲気の少女だ。
リーンは彼女が自分に”伝えたい内容”について皆目見当がつかなかった。
そもそもリーンは”子供”というものが苦手だった。小さく非力で周囲の愛情を受けないと生きていけない弱い生き物。その姿は非力で身を守る力も無かった頃の昔の自分を思い出させリーンを苦々しい気分にさせた。また、子供は弱く非力なくせにリーンの仮面を見抜き不躾にも直截な言葉をぶつけてくる生き物でもあった。
無邪気で”悪気がない”相手ほど厄介なものはない。悪いことだと分かってこちらに悪意を向けてくる相手ならば対応のしようがあるが、”悪気がない”相手は罪悪感も抱かなければ反省もしないのだ。
あの子が俺に”伝えたいこと”なんて、大体は”毒蛾王子”の噂に対しての嫌みか『ありがたい』お叱りくらいではないだろうか。まあそんなことはどうでもいいか。差し迫った心配事は明日の俺の腹具合かな。どうか今晩の”アレ”をちゃんと俺の胃が消化できますように……。
その晩、リーンは自分の胃腸にエールを送りながら眠りについた。
遙か昔に存在した魔物達が自在に操っていたという"魔法”、それは今では魔鉱石を使わなければ人間には使用できないはずのものだ。
リーンは、目の前に並べられた料理をまじまじと観察した。
食堂の、ゆうに12人は座れるであろう長テーブルの奥に屋敷の主人であるギィが座り、そこから一番遠い向かい側の席にリーンが座して運ばれた夕食を口にしていた。
ピッポとステラが給仕を務め、料理を運んだ後は主人とその客人の晩餐が滞りなく進むよう二人は食堂の隅に立って控えていた。
おそらくミドガルド領で採れた新鮮な食材を使っているのだろう、彩り豊かに美しく盛り付けられた野菜のソテーを見てリーンは思った。
きっと食材そのものは王都に流通しているものよりずっと瑞々しく美味しいはずなのだ。リーンは野菜のソテーをナイフで切り分け口に運んだ。
まるで魔法がかったように現実味がない味が口一杯に広がる。甘いとも苦いとも辛いとも形容しがたい。詰まるところ、今まで食べたどんな食べ物より不味い。”美味しくない”という程度ではなく、毒が入っているのではないかと思うほど舌が拒否反応を起こしていた。『不味い』としか表現出来ない味がする。
しかし、いくらクラウン王から暗殺を依頼されているとはいえ、屋敷に到着して一日目でリーンを毒殺するなんてお粗末な計画をミドガルド伯が立てるとは思えなかった。もしそんな風にリーンが到着後すぐ死んだりしたら不自然極まりない。もし自分がギィの立場で、預けられた元・第一王子を暗殺するなら不慮の事故に見せかけられるように工作するだろう。つまり、何か仕掛けてくるにしても数ヶ月後……、少なくとも三ヶ月はリーンを生かし泳がせておくはずだ。
そう考えながらも、リーンの舌は脳に”食べてはいけない毒物である”と危険信号を伝えていた。
野菜をただローストし、調味料と香辛料で味付けすれば良いだけのはずなのに何故こうもとんでもない不味さに仕上がるのだろうか。 リーンはステラの”魔法”が加えられていない赤ワインで、口に含んでいた野菜のソテーを胃に流し込んだ。
野菜のソテーだけではなく、それより前に運ばれてきたスープも酷い味だった。
これから運ばれてくるメイン料理やデザートも恐ろしい味付けなのだろうと容易に想像でき、リーンは内心ため息をついた。ただし、あくまでも表情は笑みを絶やさず動作は優美にナイフとフォークを運び続けた。
……もしかすると、これはあのケチな偏屈辺境伯から俺への嫌がらせなのだろうか……?
チラリとギィを見ると、顔色一つ変えず黙々と料理を口に運んでいる。ギィ本人からギィの前の皿へと視線を移動させ、ジッと彼が食べている料理を観察した。自分の前に出された物と見比べる。
まるっきり同じ料理に見えた。しかし、もしかしたら味付けだけは違っているのだろうか。
もし味付けまで俺と同じものを食べているのだとしたら、よくあんな平気な顔ですましていられたものだ。
ここへ来る道中でリーンを『嘘つきで虚飾まみれ』だと批判したその口の味覚が正常なら、ギィの方がよっぽど『嘘つき』ではないのかとリーンは思った。
それともギィは余程の味音痴なのか、はたまたこの”味わい”がミドガルド領の料理の特徴なのだろうか。しかしワインだけは本当に美味しい。この拷問のようなフルコースにおける天の救いだ……。
リーンがワインを飲み干すと、それに気づいたステラがサッとボトルを持ってリーンの空になったグラスにワインを注いだ。
「美味しいよ、ありがとう」
そうリーンがステラにほほ笑みかけると、ステラのまるい頬に朱が走った。しかし何も言わず、すぐにプイと視線をそらしワインのボトルを持って元いた位置に戻っていった。 ギィが金の瞳を上げリーンを睨んだ。ギィは黙していたが、その視線は雄弁に語っていた。
『この嘘つきめ』
俺は”ワインを”美味しいと言っただけだ。嘘はついていない。
リーンは三杯目のワインを口にしながら、睨みつけてくるギィに口角を上げて見せた。 案の定、それからも地獄のフルコースは粛々と続いた。『毒蛾王子』の意地で、笑顔を顔に貼り付け料理を平らげて見せた自分を褒め称えたい。
夕食後、ピッポがこっそりとパンと水をリーンに与えられた私室まで届けに来た。
ピッポが言うには、あの晩餐でも「いつもの食事より美味しい方」だったそうだ。
「あのような出来ではありましたが、ステラはリーンハルト様をもてなそうと非常に頑張っておりました」
老執事はリーンに向かって申し訳なさそうに頭を下げた。リーンはピッポが持ってきたパンをちぎって一かけらずつ口に入れながら彼の話を聞いた。
領地の街頭商人から入手したというその堅焼きのパンはナッツとシナモンが入っており口に含むと優しい香りが広がった。外側の皮は堅いが中はもっちりと柔らかく、素直に美味しくあっという間に胃の中へ消えた。強烈な味付けの品々を食べた後だからこそ余計に美味しく感じられたのかもしれない。汲んできたものをコップに入れただけであろう水も王都のものに比べてすっきりと美味しく、リーンは改めてミドガルド領で採れる食材の美味しさとステラの料理の腕について思いを馳せた。
アイビーが行方不明の王子だと発覚し王都に連れて行かれるまでは、ミドガルド城の料理はアイビーが担っていたそうだ。ピッポは料理が出来ず、城館の主人であるギィが厨房に立つことは常識外れであったし、そもそもギィも料理についての知識はまるでなかった。 そのためアイビーが連れ去られた1年前からは、かろうじて料理が出来るステラが仕方なくシェフの役割も行っているとのことだった。
ギィは、自分も料理が出来ないという負い目と、新たな使用人を雇わずピッポとステラの二人に城館の管理を任せ負担を掛けているという自責の念があるためか、滅多なことではピッポとステラの仕事に口を出してこないのだ、とピッポは語った。
いや、あの晩餐は”滅多なこと”だろう……。
食事は生きる喜びの一つだ。毒殺されかけて酷い目にあったこともあるが、リーンが『今日も生き延びることが出来て良かった』と感じられる数少ない瞬間の一つが、美味しい食事を口に出来た時であった。だからこそリーンは毒殺への対処策として王宮に自分専用の厨房を作らせ、料理の腕を磨いていたのだ。最近ではその腕前は宮廷料理人が唸るほどになっていた。
士爵はどうせ貴族ではない。ただの名誉称号だ。ならば俺が厨房に立っても何の問題にもならないだろう。
リーンが考えを巡らせている間、ピッポはニコニコと側に控えていた。ピッポもアイビーも、この養父にしてあの息子ありと言うべきか、内面と外面を使い分けるほど器用な性質ではなさそうだった。
「何か嬉しいことがあったのか?」
「はい、リーンハルト様」
白い口ひげを撫でながら、嬉しそうにピッポは頷いた。
「ですが私の口からお伝えするよりも、明日ステラから直接リーンハルト様へ伝えさせましょう」
あの小柄なメイドに、何か喜ぶようなことでもあったのだろうか。リーンは、桃色の髪を二つ頭の上に丸く結い上げた少女の姿を思い浮かべた。リーンを全身で警戒する様子も、釣り目で黒目がちの灰色の瞳も、まるで猫の子のような雰囲気の少女だ。
リーンは彼女が自分に”伝えたい内容”について皆目見当がつかなかった。
そもそもリーンは”子供”というものが苦手だった。小さく非力で周囲の愛情を受けないと生きていけない弱い生き物。その姿は非力で身を守る力も無かった頃の昔の自分を思い出させリーンを苦々しい気分にさせた。また、子供は弱く非力なくせにリーンの仮面を見抜き不躾にも直截な言葉をぶつけてくる生き物でもあった。
無邪気で”悪気がない”相手ほど厄介なものはない。悪いことだと分かってこちらに悪意を向けてくる相手ならば対応のしようがあるが、”悪気がない”相手は罪悪感も抱かなければ反省もしないのだ。
あの子が俺に”伝えたいこと”なんて、大体は”毒蛾王子”の噂に対しての嫌みか『ありがたい』お叱りくらいではないだろうか。まあそんなことはどうでもいいか。差し迫った心配事は明日の俺の腹具合かな。どうか今晩の”アレ”をちゃんと俺の胃が消化できますように……。
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