明けぬ夜には翡翠色の灯火を~愛を知らないヴァンパイアが愛を知ったら溺愛されるようになりました~

あんみつ~白玉をそえて~

文字の大きさ
13 / 34

血湧き肉躍る

しおりを挟む
自らが贈った服を焦らすようにゆっくりと脱がせていく。リエルはなんの抵抗もせず、ただ俺を熱い目で見つめてくるだけだった。その反応からするに、俺も随分と表情が乱れているらしい。しかしそれも当然だ。ああ、何百年ぶりだろうこの血湧き肉躍る感覚!国を傾かせる程の女も男も抱いた俺が、こんな痩せっぽちのガキに発情している。その事実が酷く愉快でたまらない。

服を全て剥ぎ取ると、リエルは普段の真っ白な肌とは対照的に全身が赤くなっていることがわかる。首筋から垂れる血がますます艶かしい。首筋、肩、鎖骨。順々と、真っ赤な肌でもわかるほど紅い花を咲かせてゆく。

「よかったな?お前の好きな赤が今や全身に移り変わっているぞ」

舌を絡ませて、噛んで、歯列をなぞって。お互いの唾液でどろどろになるころにはリエルはとろんとした瞳でぐりぐりと体を押し付けてくる。どうやら無意識らしいのは、ただただ快楽に溺れて思考を失った瞳を見ればわかる。

まず胸の先端で固くその存在を主張する可愛らしい乳首の周りを丁寧に舐める。円を描くように、丹念に。その先端に触れるかと思いきや、触れない。そんなフェイントを何度もかけた後、いきなり噛みつきに行けば、リエルが高くひゃあんとないた。そのあまりの大きさに自分でも驚いたらしい。思わず口を塞いだ様子だ。

「犬にしては随分色っぽい声だったな?……もっと聞かせろ」

噛んだあとはじっくりと舐めしゃぶる。その合間にそんなことを言えば、渋々手を外すのが見えた。

「いい子だ」

軽く口付けると声にならない声が聞こえた。
そのまま下半身に手を伸ばせば、それが大きく熱くなっているのがわかる。

「リエル、お前、初めてだろう」

こくりと頷く瞳からは快楽からか、羞恥からか、涙が浮かんでいる。

「初めてなのに、こんなに興奮して……ふっ、可愛いぞ」

ゆっくりと扱き始めればそれに合わせてリエルが嬌声をあげる。しばらくそうして慣らしてから、一気に先っぽをグリグリと押し込むと一際高く声が上がった。

「あ、ルイ、さ、それ、らめえ……!」
「何もダメじゃないだろう?」

動きを激しくしてもう1度耳元で囁く。

「ほら、イケ」

耳をカプリと噛んだ途端、勢いよくリエルは白濁を吐き出した。どろどろになった己の手を見て、笑みが漏れる。

「あ、手、よご、れて」
「……ふっ、こんな時まで私の心配、か。だが安心しろ」

れろりと白濁を舐め取れば、リエルの表情が一変した。

「そん、な、汚い、です!」
「だが、お前のここは興奮しているようだぞ?」

そう言われてリエルは股間に目を向ける。そしてその現実に、ついに涙を零した。
たまらなくなって、目元の涙を舐めとる。

「ほら、心配するな……同じだろう?何もおかしくはない」

いきり立った己のものを見せるとリエルはそこに目が釘付けになる。

「そんなに見て面白いか?」

苦笑が漏れたのもつかの間。突然、リエルは俺のそれを口に含んだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

創作BL短編集

さるやま
BL
短編まとめました。 美形×平凡、ヤンデレ、執着・溺愛攻め多め

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、 隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。 しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです… オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が なかたのでした。 本当の花嫁じゃない。 だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

処理中です...