【R-18】泥中の女

みつる

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日常

No.1

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本格的に寒くなってきた11月の半ば。

コートを羽織っているものの、
女は冷たい空気に肩を縮め朝の通勤路を歩いていた。

166cmと、平均より高めの身長の女は、
コツコツとヒールを鳴らし、
まだ人通りの少ない街路樹を歩く。

街路樹を抜けきる少し手前、
休日であれば子供達で賑わう広い公園が、
平日や時間帯のこともありひっそりと佇んでいた。

女は街路樹から公園へ歩みを変えると、
慣れた足取りで奥へと進んでゆく。

公園の入口から1番遠い場所に、
男子トイレと女子トイレが並んでいる。

公園の入口からこのトイレを遮るものはなにもなく、
申し訳なさ程度に大人1人やっと隠れられるくらいの
低い低木がトイレの前に数本植えられている。

女は辺りを見渡し、誰も見ていないことを確認すると、
男子トイレの中をそっと覗いた。

中には誰もおらず、個室の扉も全て開いていた。

1番奥の個室へ入り鍵を掛けた女は、
荷物を置く台へ鞄を置き、羽織っていたコートを脱いだ。

女はコートだけに留まらず、スーツのジャケット、
ワイシャツ、さらにはスカートまでも脱ぎ始める。

脱いだ衣類を扉のフックへ引っ掛け、
下着とガーターストッキング、
ヒールだけの姿になった女は便座へ座った。

ひんやりした便座は一瞬女の動作を止めたものの、
すでに熱を帯びた女の体は、
どこか艶があり濡れているようにも見える。

脚を大きくガニ股に開くと、
下着越しでもはっきりとわかる
ぷっくりとした秘部へ指を這わせ焦らすようになぞった。

たったそれだけのことだが、
いつ誰が来るかも分からない公園の、
それも男子トイレの個室で下着姿となり行為に及ぶ自分に、
女は興奮を抑えきれずにいた。

秘部をなぞっていた指をめると、
下着をずり降ろし片脚だけを下着から抜く。

既に下着は女の愛液で濡れており、
愛液の独特な臭いがムワッと個室を包み込んだ。

女は便器の蓋へ寄り掛かるように背を丸め、
両脚を上げて開くと、
両手を使い秘部の肉ヒダを左右へゆっくりと開いた。

くちゅ…

静かなトイレ内に響いた水音に女は頬を染め生唾を飲む。

そのまま開いたり閉じたりを何度か繰り返すと、
秘部を開いたまま両手の人差し指で挟むように突起を触る。

「んっ……」

漏れた甘い声は、反響した後、吐息のように消えた。

もてあそぶように、人差し指でくにくにと突起を弄る度、
女の口からは荒くなった吐息と短い声が漏れる。

上げた脚は指の動きに応える様にピクピクと震える。

女はそのまま愛撫を繰り返していたが、
ぴたりと手をめ、
脚を広げた状態のまま、手探りで台へ置いた鞄を漁る。

鞄の中から目的の物を見つけると、
女はそれを自分の顔の前へ持ってきた。

それは男性器を元に作られたアダルトグッズ、バイブだった。

女は口を開け、舌先でバイブの先端を舐める。

決して美味しいものではないはずだが、
女はうっとりとした表情を浮かべ、
唾液を零しながら懸命にそれを舐めていた。

先端の膨らんだ部分を口へ含み、
唇と舌を使ってすする様な卑猥な音を立てる。

先端が充分に濡れると、
女はそれをゆっくり口内の奥へと進み入れた。

愛おしげにバイブを握る優しげな手元とは正反対に、
限界まで咥え込んだバイブを放さんとばかりに
頬をすぼめ唇と舌でしゃぶる女の姿は、
飢えた獣同然に思えた。

バイブから口を離すと、
らされヒクついている秘部へそれを押し当てる。

「んっ……ぁっ、ん………んんっ…」

膨らんだバイブの先端が、内部を押し拡げ入ってくる。

「あヒッ!」

ぐぽっ、と卑猥な音をたて先端を丸呑みすると、
女の肩と脚がビクりと跳ねた。

「はぁっ、はぁっ、はっ……ンッ…!」

女は浅い呼吸を数回すると、バイブを握る手に力を入れる。
ゆっくり、だが確実に奥へと入ってくるバイブに、
女は口をパクパクさせ飲み込み忘れた様な声を漏らす。

「あっ…ぐッ………ぅあ、アッ…」

時間をかけ、徐々に奥へと入ってくるバイブは、
やがて根元まで飲み込まれ、女の秘部の形を変えていた。


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