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報酬とドンチャン騒ぎ。
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ゴブリンキング率いる三百六十匹もの集落を壊滅させて領都デオランツに戻ると、防壁の入出門から街中まで領民達がズラッと並んで冒険者と騎士団に拍手したり声援を送ったりと、まるで凱旋セレモニーのような状態だった。
「ヒューブ。お前、Bランクに昇級するだけじゃ済まないかもな」
「というと?」
「うん。ここの領主のミラティランド伯爵様は武勇を好まれる人だからな。ゴブリンキング率いる三百六十匹の集落を一人で壊滅させた冒険者となると、必ず食指が伸びる。となると、寄り子の名誉爵の騎士爵に叙爵されてもおかしくないからな」
「名誉騎士爵に叙爵ねえ。はあ~…面倒臭いな」
「そう言うなって。名誉爵位だから領地は無いが、一応は貴族扱いだから、それなりの権力は持てるんだぞ?」
「権力ってのは、不敬罪で首チョンパの事かい?」
「おうよ。お前を馬鹿にする奴がいたら遠慮なく首を刎ねろ。誰も文句は言わないさ」
「権力ってのは随分と物騒だねぇ」
ギルマスのコリントスと話し込んでいたら、いつの間にかギルドに着いた。
ギルドのドアを開けると、万雷の拍手と喝采が襲ってきた。
すわ敵襲かと腰の剣に手を伸ばしたかけたが直ぐに手を放した。
「ギルマス。ちょっと大袈裟じゃない?」
「馬鹿モン。領都壊滅の危機が無くなったんだ。それを思えばこれくらいは当然だろ」
ギルマスのコリントスが手を上げるとギルド内が静かになった。
「野郎ども、そして淑女諸君。もう知っているとは思うが、改めて紹介しよう。今回の作戦の最大最高の殊勲者のMr.ゲーゲンヒューバーことヒューブだ!!」
拍手が起きた。
「このヒューブはゴブリンキング率いるジェネラル五匹を含めた三百六十匹もの集落をたった一人で討伐、壊滅させた!!」
口笛が鳴った。
「もしもヒューブがいなければ、冒険者にも騎士団にも甚大な被害が出ていただろうし、ここ領都デオランツも壊滅されていただろう。このヒューブは俺達だけじゃなく、この領都を救った大英雄様だ。だからソレを賞してBランクへの昇級と、白金貨一枚の報酬を支払う事にした。では、主役から何か一言をいただきます」
「うぇっ!?いきなり!?」
いきなりのスピーチを頼まれたヒューブは焦ったが、冒険者や職員達のキラキラした目で見られているので何か言わないといけない。
「(ギルマスの野郎、覚えとけよ)え~、ただいまご紹介にあずかりましたゲーゲンヒューバーでございます」
この掴みでギルド内に笑いが起きた。
「皆さまのご存じのとおり俺は無属性魔法使いです。世間一般ではハズレ魔法などと呼ばれていますが、今回のような武功を立てる事ができました。また今回の事で何か文句のある奴は死ぬ覚悟で絡んできて下さいね。因みに今回の報酬は白金貨一枚と聞いていますので、ここに大金貨を一枚用意しました。皆さん、飲み過ぎて二日酔いにならない程度に飲んで食べてのドンチャン騒ぎといくぞー!」
調理場からラガーの大ジョッキが運ばれてきて全員に行き渡ると、
「乾杯!!」
「「「「『乾杯!!』」」」」
乾杯の音頭で、それこそ本当にドンチャン騒ぎが始まった。
命が、街が助かったという安堵で皆んな喜んでいて、あちらこちらで笑い声が聞こえる。
ヒューブは冒険者達に囲まれて、ゴブリンの集落を潰した事をアレやコレやと聞かれて満更でもない様子だ。
「無属性魔法はハズレ魔法だなんて誰にも言わせないぞ!!」
「「「「『そうだ、そうだ!無属性魔法は役に立つ立派な魔法だぜ!!』」」」」
気勢を上げる冒険者の周りで「そうだ、そうだ」の大合唱がおきている。
今夜はゆっくり眠れそうだな。
ヒューブは、ラガーを飲みながらホッとしていた。
「ヒューブ。お前、Bランクに昇級するだけじゃ済まないかもな」
「というと?」
「うん。ここの領主のミラティランド伯爵様は武勇を好まれる人だからな。ゴブリンキング率いる三百六十匹の集落を一人で壊滅させた冒険者となると、必ず食指が伸びる。となると、寄り子の名誉爵の騎士爵に叙爵されてもおかしくないからな」
「名誉騎士爵に叙爵ねえ。はあ~…面倒臭いな」
「そう言うなって。名誉爵位だから領地は無いが、一応は貴族扱いだから、それなりの権力は持てるんだぞ?」
「権力ってのは、不敬罪で首チョンパの事かい?」
「おうよ。お前を馬鹿にする奴がいたら遠慮なく首を刎ねろ。誰も文句は言わないさ」
「権力ってのは随分と物騒だねぇ」
ギルマスのコリントスと話し込んでいたら、いつの間にかギルドに着いた。
ギルドのドアを開けると、万雷の拍手と喝采が襲ってきた。
すわ敵襲かと腰の剣に手を伸ばしたかけたが直ぐに手を放した。
「ギルマス。ちょっと大袈裟じゃない?」
「馬鹿モン。領都壊滅の危機が無くなったんだ。それを思えばこれくらいは当然だろ」
ギルマスのコリントスが手を上げるとギルド内が静かになった。
「野郎ども、そして淑女諸君。もう知っているとは思うが、改めて紹介しよう。今回の作戦の最大最高の殊勲者のMr.ゲーゲンヒューバーことヒューブだ!!」
拍手が起きた。
「このヒューブはゴブリンキング率いるジェネラル五匹を含めた三百六十匹もの集落をたった一人で討伐、壊滅させた!!」
口笛が鳴った。
「もしもヒューブがいなければ、冒険者にも騎士団にも甚大な被害が出ていただろうし、ここ領都デオランツも壊滅されていただろう。このヒューブは俺達だけじゃなく、この領都を救った大英雄様だ。だからソレを賞してBランクへの昇級と、白金貨一枚の報酬を支払う事にした。では、主役から何か一言をいただきます」
「うぇっ!?いきなり!?」
いきなりのスピーチを頼まれたヒューブは焦ったが、冒険者や職員達のキラキラした目で見られているので何か言わないといけない。
「(ギルマスの野郎、覚えとけよ)え~、ただいまご紹介にあずかりましたゲーゲンヒューバーでございます」
この掴みでギルド内に笑いが起きた。
「皆さまのご存じのとおり俺は無属性魔法使いです。世間一般ではハズレ魔法などと呼ばれていますが、今回のような武功を立てる事ができました。また今回の事で何か文句のある奴は死ぬ覚悟で絡んできて下さいね。因みに今回の報酬は白金貨一枚と聞いていますので、ここに大金貨を一枚用意しました。皆さん、飲み過ぎて二日酔いにならない程度に飲んで食べてのドンチャン騒ぎといくぞー!」
調理場からラガーの大ジョッキが運ばれてきて全員に行き渡ると、
「乾杯!!」
「「「「『乾杯!!』」」」」
乾杯の音頭で、それこそ本当にドンチャン騒ぎが始まった。
命が、街が助かったという安堵で皆んな喜んでいて、あちらこちらで笑い声が聞こえる。
ヒューブは冒険者達に囲まれて、ゴブリンの集落を潰した事をアレやコレやと聞かれて満更でもない様子だ。
「無属性魔法はハズレ魔法だなんて誰にも言わせないぞ!!」
「「「「『そうだ、そうだ!無属性魔法は役に立つ立派な魔法だぜ!!』」」」」
気勢を上げる冒険者の周りで「そうだ、そうだ」の大合唱がおきている。
今夜はゆっくり眠れそうだな。
ヒューブは、ラガーを飲みながらホッとしていた。
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