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理想の旅 1
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ぼうっとしてみても、全く時間が進まない。
浜辺で遊んでから一晩経って、船ががらんどうになって、その昼過ぎ。
遠くから見ても船長は呆然としたままだし、船員たちもよそよそしい。仲の良いヤツ同士で過ごしているようだけど、それでも濡れた布が肌に張り付いたかのように居心地が悪そうだ。
そんな中、ドオルがお守りをしに来ましたと言わんばかりの気取った足取りでやってきては手すりに体を預けていた。
「船長はどこに行きたいんだろうねぇ?」
「え、なに急に?」
「船旅に固執してたっぽいのに、何回も打診されたくらいで針路変えたでしょぉ?だからだよ」
「べつに、順番がどうでも世界一周はできるでしょ」
「途方もないねぇ。ミナライはどこか行きたいって船長にお願いしないの?」
「村に帰りたいよ」
「そうじゃなくってぇ、旅として行きたいところ!」
「うーん。お城に行ってみたいかも」
「へえ?お願いしてみなよぉ」
「したよ。あっ、それだと村に帰るのが遅くなっちゃうか…」
「そんなに故郷が好きなのぉ!?」
ドオルは人形っぽいカクカクした体を跳ね上がらせてまでびっくりしていた。
モンスターは色んなところを移り住んで生活するから、ジブンのことが珍しく見えるのかもしれないけど…こんな反応をされるのはイヤな感じだな。
「じゃあじゃあ、ミナライの夢ってなんなのぉ?」
「なんだろう…村に帰れたらそれでいいけど」
「そうじゃなくて、村にいたときにどんな夢があったのって聞いてるのぉ!」
ミナライになる前のことか。イヤだな、そんな話したくない。言いふらされるかどうかじゃなくて、単純にイヤだ。
警戒じゃなくて感情を優先するなんて、最近は気が緩んでる。もうどうにでもなれと投げやりになっているのかもしれない。
良くないな。船員が一気にいなくなったからってこんなテキトーになってちゃダメだ…。
とはいえ、村の話はそこまで警戒するべき話題じゃない気もする。言いふらさられたって今さらだしな…これから長い付き合いになるのが確定したメンバーだし、警戒なんて意地を張っているのと同じかもしれない。
モンスターからしたら、言いふらしてイジめるっていうかお喋りの感覚に近いのかもしれないし…。船での生活って思ったよりヒマだから、お喋りくらいでしかヒマつぶしできないもんな。
うん、よし。話そう。
「ずっと村にいたかったの。村で過ごせたら良いのにって思ってた。」
「…ん?村に居る時にそう思ってたってことだよねぇ?」
「うん。」
「村にから追い出されそうになってたのぉ?」
「そんなんじゃ…いや、それに近いかも。」
「誰に言われたわけぇ?」
「色んな大人に。勝手に。」
「なんで?」
「こっちが聞きたいよ!さんざん「イヤ」って言ったけど「もう決まったことだ」とかなんとか言ってさ。」
「んんん?」
ドオルはカチカチと音を立てて首をかしげた。
「ミナライは大人から嫌われてたのぉ?」
「はあ!?あんなのジブンの方がキラいだし!」
「あくまで仮説だってばぁ!始めから説明してよ。」
「…なにを?」
「村にいられなくなった理由だよぉ!」
むくれて聞き返せば、割と真面目な口調で返って来た。ドオルはからかった訳じゃなかったのかもしれない。
「…思い出すのもイヤなんだけど。」
「じゃあこっちの知りたいことにだけ答えてくれたら良いよぉ。ミナライは、村から出なきゃいけない理由は知ってたの?」
「教えられたけどよくわかんなかった。あんなヤツらのことなんか聞く気なかったし。」
「そういうとこでしょぉ…。」
「なに?」
「いやいや、なんでもぉ!」
グチグチうるさいな…!この話、村にいた時からほんとうにイヤだったのに。
「何がよくわかんなかったのかだけでも教えてよぉ。そこから何かわかるかもしんないし。」
「なんか、ジブンが村から出て行かなきゃいけないことがわかんない。」
「大人たちは、どういう理由でそのことを決めたの?」
「はあ?こっちが聞きたいよ!」
「いや…っ、ちょっと落ち着きなよ!相当嫌なことなのはわかったけどぉ…!」
背中をやたらと叩かれる。人形の体は硬いからけっこう痛い。
「落ち着けって…ジブンのせいじゃないもん。あっちが勝手に…。」
「そうだなぁ。ミナライを村から追い出そうとしたのは誰なの?」
「追い出されてないもん!」
「わぁっ、わかったから!質問に答えてよ!」
両手を何度も前に出して「落ち着け」と訴えられると、確かに騒ぎすぎなような気がしてきた。
でも元はと言えばあっちが…ああくそ、考えるのもイヤだな。
「…あのクソジジイどもだよ。ババアもクソだった。」
「なんか口悪いねぇ?」
「だってクソなんだもん。あっちが悪いし。」
「そっかぁ。その大人たちはミナライだけを村から出そうとしてたの?」
「ううん。他にも何人か出そうとしてた。ジブンの他にもイヤがってる子はいたもん。」
「へぇ!その大人たちはなんでそうしたいの?」
「そこは思い出したくないの!」
「えぇ…!?」
まだそんなこと言ってんの、という顔をされる。こっちのセリフだっての…!思い出したくないって何回言えばわかるの!?
「ああ…まあ、わかったよぉ。ミナライは親、いるんだっけ?」
「うん。」
「親はミナライが出ていくことをどう思ってるの?」
「イヤがったに決まってるでしょ!でもじじいどもには言ってないの。意味わかんない!イヤならちゃんと言えばいいのに。」
「ふぅん、なるほどねぇ。ミナライの親は、その年寄りニンゲンに逆らえないんじゃないかな?」
「なんでよ?」
「それは知らないけどぉ。ミナライの方が知ってるんじゃない?」
「知らないよ、あんなクソのことなんか!」
「知らないってことはなくない?今まで10年くらい一緒の村で過ごしてきたんでしょ?嫌な話のことは置いといて、思い出してみなよぉ。」
村の大人みたいな言い方でなだめられて、思わず黙り込む。
そうだな…。肌の色が濃くて、しわくちゃで、村を作ったのはあいつらだって聞いたことがある。海のことを良く知ってるのもあいつらだ。だからってあんな偉そうに…イライラするなあ。
「色々と思い出した?教えてよぉ。」
人形のドオルの顔は、にこにこと笑ったまま少しも変わらない。いくら真面目っぽく喋っていても面白がられてるみたいで落ち着かない。
「あいつらが村を作ったんだ。村をもっと大きくするためだとか言って、ジブンみたいな子を外に売り込もうとかなんとか。」
「そうだったんだぁ。あ、ミナライの友だちはその大人たちに反論したの?」
「あんまり…。からかってくるヤツの方が多かった。それか、どうでも良さげにしてるかのどっちか。」
「うぅん。ま、そんなもんか。」
「子どもだから仕方ない」というように切り捨てられた。村の大人にそっくりだ。
あのクソじじいどもの他にも「村のためなんだから仕方ないだろ」とか「回りまわって自分のためになる」とか言って取り合わない大人ばっかりでイヤになったな…。
「ミナライはいつごろ村を出される予定だったの?」
「大人になったら、だって。ずっと先だよ。」
「え?だったら今からそんなブルーになんなくてもぉ…。」
「ヤなことがあるってわかってたら前々からイヤな気持ちになるでしょ!」
「そうだけどさぁ…あ、わかった。」
「なにが?」
「ミナライ、村の外に出されるって話さ、つい最近されたんじゃない?」
「そうだけど…。」
「やっぱり!そういうのは時間が解決するもんだよぉ。気にすんなって。」
出た。「考えすぎ」って突き放すやつ。ヤな大人がよく言う…ドオルもあいつらと同じ感じか。今度からあんまり話さないようにしよ…。
「どうしたのぉ?寒い?」
「いいや。村に早く帰りたいなあって。」
ふてくされてうずくまると、ドオルは的外れな心配をしてきた。こっちが取り合わなくなった時にだけ気にかけてくるんだから…。
浜辺で遊んでから一晩経って、船ががらんどうになって、その昼過ぎ。
遠くから見ても船長は呆然としたままだし、船員たちもよそよそしい。仲の良いヤツ同士で過ごしているようだけど、それでも濡れた布が肌に張り付いたかのように居心地が悪そうだ。
そんな中、ドオルがお守りをしに来ましたと言わんばかりの気取った足取りでやってきては手すりに体を預けていた。
「船長はどこに行きたいんだろうねぇ?」
「え、なに急に?」
「船旅に固執してたっぽいのに、何回も打診されたくらいで針路変えたでしょぉ?だからだよ」
「べつに、順番がどうでも世界一周はできるでしょ」
「途方もないねぇ。ミナライはどこか行きたいって船長にお願いしないの?」
「村に帰りたいよ」
「そうじゃなくってぇ、旅として行きたいところ!」
「うーん。お城に行ってみたいかも」
「へえ?お願いしてみなよぉ」
「したよ。あっ、それだと村に帰るのが遅くなっちゃうか…」
「そんなに故郷が好きなのぉ!?」
ドオルは人形っぽいカクカクした体を跳ね上がらせてまでびっくりしていた。
モンスターは色んなところを移り住んで生活するから、ジブンのことが珍しく見えるのかもしれないけど…こんな反応をされるのはイヤな感じだな。
「じゃあじゃあ、ミナライの夢ってなんなのぉ?」
「なんだろう…村に帰れたらそれでいいけど」
「そうじゃなくて、村にいたときにどんな夢があったのって聞いてるのぉ!」
ミナライになる前のことか。イヤだな、そんな話したくない。言いふらされるかどうかじゃなくて、単純にイヤだ。
警戒じゃなくて感情を優先するなんて、最近は気が緩んでる。もうどうにでもなれと投げやりになっているのかもしれない。
良くないな。船員が一気にいなくなったからってこんなテキトーになってちゃダメだ…。
とはいえ、村の話はそこまで警戒するべき話題じゃない気もする。言いふらさられたって今さらだしな…これから長い付き合いになるのが確定したメンバーだし、警戒なんて意地を張っているのと同じかもしれない。
モンスターからしたら、言いふらしてイジめるっていうかお喋りの感覚に近いのかもしれないし…。船での生活って思ったよりヒマだから、お喋りくらいでしかヒマつぶしできないもんな。
うん、よし。話そう。
「ずっと村にいたかったの。村で過ごせたら良いのにって思ってた。」
「…ん?村に居る時にそう思ってたってことだよねぇ?」
「うん。」
「村にから追い出されそうになってたのぉ?」
「そんなんじゃ…いや、それに近いかも。」
「誰に言われたわけぇ?」
「色んな大人に。勝手に。」
「なんで?」
「こっちが聞きたいよ!さんざん「イヤ」って言ったけど「もう決まったことだ」とかなんとか言ってさ。」
「んんん?」
ドオルはカチカチと音を立てて首をかしげた。
「ミナライは大人から嫌われてたのぉ?」
「はあ!?あんなのジブンの方がキラいだし!」
「あくまで仮説だってばぁ!始めから説明してよ。」
「…なにを?」
「村にいられなくなった理由だよぉ!」
むくれて聞き返せば、割と真面目な口調で返って来た。ドオルはからかった訳じゃなかったのかもしれない。
「…思い出すのもイヤなんだけど。」
「じゃあこっちの知りたいことにだけ答えてくれたら良いよぉ。ミナライは、村から出なきゃいけない理由は知ってたの?」
「教えられたけどよくわかんなかった。あんなヤツらのことなんか聞く気なかったし。」
「そういうとこでしょぉ…。」
「なに?」
「いやいや、なんでもぉ!」
グチグチうるさいな…!この話、村にいた時からほんとうにイヤだったのに。
「何がよくわかんなかったのかだけでも教えてよぉ。そこから何かわかるかもしんないし。」
「なんか、ジブンが村から出て行かなきゃいけないことがわかんない。」
「大人たちは、どういう理由でそのことを決めたの?」
「はあ?こっちが聞きたいよ!」
「いや…っ、ちょっと落ち着きなよ!相当嫌なことなのはわかったけどぉ…!」
背中をやたらと叩かれる。人形の体は硬いからけっこう痛い。
「落ち着けって…ジブンのせいじゃないもん。あっちが勝手に…。」
「そうだなぁ。ミナライを村から追い出そうとしたのは誰なの?」
「追い出されてないもん!」
「わぁっ、わかったから!質問に答えてよ!」
両手を何度も前に出して「落ち着け」と訴えられると、確かに騒ぎすぎなような気がしてきた。
でも元はと言えばあっちが…ああくそ、考えるのもイヤだな。
「…あのクソジジイどもだよ。ババアもクソだった。」
「なんか口悪いねぇ?」
「だってクソなんだもん。あっちが悪いし。」
「そっかぁ。その大人たちはミナライだけを村から出そうとしてたの?」
「ううん。他にも何人か出そうとしてた。ジブンの他にもイヤがってる子はいたもん。」
「へぇ!その大人たちはなんでそうしたいの?」
「そこは思い出したくないの!」
「えぇ…!?」
まだそんなこと言ってんの、という顔をされる。こっちのセリフだっての…!思い出したくないって何回言えばわかるの!?
「ああ…まあ、わかったよぉ。ミナライは親、いるんだっけ?」
「うん。」
「親はミナライが出ていくことをどう思ってるの?」
「イヤがったに決まってるでしょ!でもじじいどもには言ってないの。意味わかんない!イヤならちゃんと言えばいいのに。」
「ふぅん、なるほどねぇ。ミナライの親は、その年寄りニンゲンに逆らえないんじゃないかな?」
「なんでよ?」
「それは知らないけどぉ。ミナライの方が知ってるんじゃない?」
「知らないよ、あんなクソのことなんか!」
「知らないってことはなくない?今まで10年くらい一緒の村で過ごしてきたんでしょ?嫌な話のことは置いといて、思い出してみなよぉ。」
村の大人みたいな言い方でなだめられて、思わず黙り込む。
そうだな…。肌の色が濃くて、しわくちゃで、村を作ったのはあいつらだって聞いたことがある。海のことを良く知ってるのもあいつらだ。だからってあんな偉そうに…イライラするなあ。
「色々と思い出した?教えてよぉ。」
人形のドオルの顔は、にこにこと笑ったまま少しも変わらない。いくら真面目っぽく喋っていても面白がられてるみたいで落ち着かない。
「あいつらが村を作ったんだ。村をもっと大きくするためだとか言って、ジブンみたいな子を外に売り込もうとかなんとか。」
「そうだったんだぁ。あ、ミナライの友だちはその大人たちに反論したの?」
「あんまり…。からかってくるヤツの方が多かった。それか、どうでも良さげにしてるかのどっちか。」
「うぅん。ま、そんなもんか。」
「子どもだから仕方ない」というように切り捨てられた。村の大人にそっくりだ。
あのクソじじいどもの他にも「村のためなんだから仕方ないだろ」とか「回りまわって自分のためになる」とか言って取り合わない大人ばっかりでイヤになったな…。
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「そうだけどさぁ…あ、わかった。」
「なにが?」
「ミナライ、村の外に出されるって話さ、つい最近されたんじゃない?」
「そうだけど…。」
「やっぱり!そういうのは時間が解決するもんだよぉ。気にすんなって。」
出た。「考えすぎ」って突き放すやつ。ヤな大人がよく言う…ドオルもあいつらと同じ感じか。今度からあんまり話さないようにしよ…。
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