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中学三年生、千恵。
おじさんの置き土産
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「真面目に交際してくれてるようだったら、これ以上口出しできないけど…。」千恵の母親は言った。
「俺は真面目に付き合っているつもりです。」ヨシヒコは先ほどまで、知らなかったとはいえ処女の中学生とセックスして中出ししようとしていた男である。どの口が言うのかとヨシヒコは良心の呵責を感じたが、今は仕方ない。
「この紙袋の中に、今まさにコンドームが入っているなんて知ったら、仰天するだろうな。」ヨシヒコは思った。
「そう…。でも今日のところは、娘を連れて帰らせてもらってもいいかしら。年上の人と付き合ってるだなんてびっくりして…。反対するわけじゃないけど…。付き合い方について色々話したいの…。心構えとか…。」
「わかりました。」
母親は千恵の背中に手を添え、自分の車に向かって駐車場を歩き始めた。ヨシヒコは見送っていたが、車の近くで千恵は母親に何か告げ、小走りに戻ってきた。
「真面目に付き合ってるんだ。嬉しかった。また電話してね。」千恵は電話番号を書いたメモ用紙をヨシヒコに握らせて囁いた。こういうと千恵は母親の元に駆け戻って行った。千恵を乗せた車が駐車場から出て行った後、紙袋の中には千恵が買った「をっとっと」が残った。
「危うく中学生とセックスしてしまうところだった。」帰宅後ヨシヒコは痛く反省した。反省しつつも一方では、ヤれるはずだったのが不発に終わったため、欲求不満でもんもんとしてもいた。千恵の全裸が頭の中をチラついたが、頭を振り考えないようにした。それでも勃起はおさまらなくて困った。
「そういえば」とヨシヒコは、ローテーブルの下に突っ込んでいた段ボール箱のことをふいに思い出した。段ボール箱は、先日引っ越しで退去していった、同じ階のおじさんが置き土産にくれたものだった。おじさんはエロ本だと言っていた。ヨシヒコは段ボール箱を引っ張り出して開けてみた。
最初に開けた箱には民芸品が詰まっていた。木彫りの精巧なシャケが木版に固定されたものとか、それの天狗の面バージョンとか、部屋の壁に飾るようなものがいくつも詰まっていた。実に見事なものばかりである。おじさんが旅行先で買い集めたものだ。
「旅行先では素晴らしいものに見えたんだけど、今ではなんでこんなもの買ってしまったんだろうと不思議だよ。部屋の壁に飾ることは今後もないだろうな。あげるよ。フリーマーケットとかで売っていいよ。」
おじさんがそう言っていたことを思い出した。とりあえず今は全く役にたちそうもない。ヨシヒコは段ボールをまたローテーブルの下に押し戻した。
おじさんが残していったもう一つの段ボール箱を引っ張り出すと、今度はエロ本がたくさん入っていた。小説あり。マンガあり。グラビア誌あり。全部エロである。グラビア誌は制服を着た女の子があられもない肢体を披露しているものが多かった。
「おじさんそういう趣味かよ。」ヨシヒコは少し呆れたが、千恵の全裸を頭の中から追い出すために活用させてもらい、自分で抜いてようやく落ち着いた。
「俺は真面目に付き合っているつもりです。」ヨシヒコは先ほどまで、知らなかったとはいえ処女の中学生とセックスして中出ししようとしていた男である。どの口が言うのかとヨシヒコは良心の呵責を感じたが、今は仕方ない。
「この紙袋の中に、今まさにコンドームが入っているなんて知ったら、仰天するだろうな。」ヨシヒコは思った。
「そう…。でも今日のところは、娘を連れて帰らせてもらってもいいかしら。年上の人と付き合ってるだなんてびっくりして…。反対するわけじゃないけど…。付き合い方について色々話したいの…。心構えとか…。」
「わかりました。」
母親は千恵の背中に手を添え、自分の車に向かって駐車場を歩き始めた。ヨシヒコは見送っていたが、車の近くで千恵は母親に何か告げ、小走りに戻ってきた。
「真面目に付き合ってるんだ。嬉しかった。また電話してね。」千恵は電話番号を書いたメモ用紙をヨシヒコに握らせて囁いた。こういうと千恵は母親の元に駆け戻って行った。千恵を乗せた車が駐車場から出て行った後、紙袋の中には千恵が買った「をっとっと」が残った。
「危うく中学生とセックスしてしまうところだった。」帰宅後ヨシヒコは痛く反省した。反省しつつも一方では、ヤれるはずだったのが不発に終わったため、欲求不満でもんもんとしてもいた。千恵の全裸が頭の中をチラついたが、頭を振り考えないようにした。それでも勃起はおさまらなくて困った。
「そういえば」とヨシヒコは、ローテーブルの下に突っ込んでいた段ボール箱のことをふいに思い出した。段ボール箱は、先日引っ越しで退去していった、同じ階のおじさんが置き土産にくれたものだった。おじさんはエロ本だと言っていた。ヨシヒコは段ボール箱を引っ張り出して開けてみた。
最初に開けた箱には民芸品が詰まっていた。木彫りの精巧なシャケが木版に固定されたものとか、それの天狗の面バージョンとか、部屋の壁に飾るようなものがいくつも詰まっていた。実に見事なものばかりである。おじさんが旅行先で買い集めたものだ。
「旅行先では素晴らしいものに見えたんだけど、今ではなんでこんなもの買ってしまったんだろうと不思議だよ。部屋の壁に飾ることは今後もないだろうな。あげるよ。フリーマーケットとかで売っていいよ。」
おじさんがそう言っていたことを思い出した。とりあえず今は全く役にたちそうもない。ヨシヒコは段ボールをまたローテーブルの下に押し戻した。
おじさんが残していったもう一つの段ボール箱を引っ張り出すと、今度はエロ本がたくさん入っていた。小説あり。マンガあり。グラビア誌あり。全部エロである。グラビア誌は制服を着た女の子があられもない肢体を披露しているものが多かった。
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