1 / 3
1話
しおりを挟むその日私は海に近い砂浜にて親戚の子と砂で城を作っていた。
「これこうするの?」
「ええそうよ、そっちはそうやって固めて」
「うん! ここをこうするね! かためてかためて~……わっ、崩れちゃった。どうしてだろ? 上手くできない……」
「じゃあ代わるわ、私がそっちをやるからあなたはこっちで砂を」
「うん……やってみる、がんばる……」
長い時間はかかったけれど。
「やったあ! できた!」
「ふう、完璧ね」
何とか完成した砂の城――しかしそれが我が身を貫く剣となるとは思いもしなかった。
婚約者アドレフスクにその光景を目撃されて。
「この前お前海で砂の城作ってただろ」
「ええ」
「何なんだあの行動は! みっともないぞ、いい年して!」
怒られてしまった。
「親戚の子が遊びに来たのよ。それでああいう遊びをしていたの。それ以上の理由なんてないわ」
「我が婚約者だという自覚があるのか!? 女が砂遊びなんかして!!」
ただ怒られるだけならまだ良かった。
時間は捨てることにはなるけれど、聞き流していればそれで済むから。
「怒らないでちょうだい。それに、法に触れる行いなわけでもないのだしいいじゃない、砂で城を作るくらい」
「駄目だ!」
「どうしてよ」
「みっともないからだ!!」
しかしアドレフスクはそれ以上に怒っていて。
0
あなたにおすすめの小説
腹に彼の子が宿っている? そうですか、ではお幸せに。
四季
恋愛
「わたくしの腹には彼の子が宿っていますの! 貴女はさっさと消えてくださる?」
突然やって来た金髪ロングヘアの女性は私にそんなことを告げた。
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
お前は要らない、ですか。そうですか、分かりました。では私は去りますね。あ、私、こう見えても人気があるので、次の相手もすぐに見つかりますよ。
四季
恋愛
お前は要らない、ですか。
そうですか、分かりました。
では私は去りますね。
婚約破棄ですか???実家からちょうど帰ってこいと言われたので好都合です!!!これからは復讐をします!!!~どこにでもある普通の令嬢物語~
tartan321
恋愛
婚約破棄とはなかなか考えたものでございますね。しかしながら、私はもう帰って来いと言われてしまいました。ですから、帰ることにします。これで、あなた様の口うるさい両親や、その他の家族の皆様とも顔を合わせることがないのですね。ラッキーです!!!
壮大なストーリーで奏でる、感動的なファンタジーアドベンチャーです!!!!!最後の涙の理由とは???
一度完結といたしました。続編は引き続き書きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
四季
恋愛
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる