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後編
しおりを挟む「あちょ! あーっちょちょちょちょちょ! あちょ! あちょっあちょっあちょちょちょちょっ!」
そんなことをしていたら。
「そこのあなた!」
「え……」
「あなたのような強い女性は将来の王妃に相応しい! 僕のところへ来てくれませんか!?」
王子に見初められて。
まさかの展開が待っていた。
◆
婚約破棄から数年。
私は王子の妻となり二人の子を生んだ。
「ああ、あの時は本当に、運命の出会いだと思いましたよ」
「そうですか……」
「でも、今、あなたを選んで良かったと心から思ってます」
私は幸せになれた。
だがその一方で、ヴォリーウォーテテは残念な道を行くこととなったようだ。
ヴォリーウォーテテは本気でネールと結婚しようと考えていたようだがいざその時になると「そこまで関わる気はない」と言われたうえ逃げられてしまったようで。
それによって彼は精神崩壊。
極端に幼児退行してしまい、積み木で遊ぶことくらいしかできない状態にまでなってしまったそうだ。
話せる言語レベルも三歳児程度にまで下がってしまっているのだとか。
ま、べつにどうでもいいのだが。
◆終わり◆
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