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しおりを挟むそしてその数日後、妹ルルナが周りに相談もせず勝手にウォリスと婚約した。
「ちょっと、ルルナ、あまりに勝手よ」
「姉から奪うのか!?」
両親は私の味方をしてくれ、ルルナを責めた。
するとルルナは「こんな面白みのない家、出ていく」と宣言。
ウォリスと生きていく、そう言って、去っていった。
「何なんだあいつは! 勝手過ぎる!」
「育て方を間違ったかしら……」
父母は身勝手なルルナに怒っていた。
「いや、君のせいじゃない。私も駄目だったんだ、きちんと見ていなかったから」
「お姉ちゃんがいてくれて良かったわね」
「ああそうだな」
「今日をもって、あの子とは縁を切りましょう」
「そうだな、そうしよう。ルルナはもううちの娘ではない」
◆
数ヶ月後のある朝、ルルナが泣きながら帰ってきた。
着ていったはずの美しい衣服は身につけていない。
まとっているのは土のような色のぼろぼろの穴だらけの布切れだけだ。
「おかあさまぁ……おとうさまぁ……助けてください……」
ルルナの話によれば、ウォリスと二人で暮らすようになってから毎日のように「家事もまともにできないのろま」と侮辱されるようになり、さらには殴られたり蹴られたりもするようになっていったらしい。また、二人で暮らすためにルルナが持っていった服やアクセサリーはウォリスに勝手に売られ、それによって入ったお金は彼が呑む酒を買うために当てられたのだとか。
「ルルナはもううちの娘ではない、来るな」
「面白みのない家なのでしょう? よそへ行けばいいじゃない、ここはもう貴女の実家ではないわ」
両親はルルナを追い返した。
――それから数日が経った朝、彼女は、実家近くの山中にて亡骸となって発見された。
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