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2話「婚約は破棄となる」
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「でももうさすがにもう我慢できなくなってきちまったんだ」
「確かにあの豪快な近づき方には違和感があったけれど……そういうことだったのね」
「あぁそうだよ、悪いか?」
「ま、悪いでしょうね。というより感じ悪いわ」
本心を話すと。
「そういうとこだよ! 可愛くねぇなぁ」
その後、婚約はさらりと破棄となった。
◆
帰宅した私は実家で暮らしている姉と両親にこのことを話した。
どう言われたかまですべて。
それを聞いて一番怒ったのは、他の誰でもない――姉であった。
姉は昔から私を宝のように扱ってくれる。一般的な姉妹よりは年の差が大きいというのもあるかもしれないけれど、彼女は私に優しい。譲ってくれたり、支えてくれたり、彼女は私をいつも姫のように扱ってくれるのだ。
そんな姉のことだ、私を悪く言われて許すはずもなく。
「許せない。待ってて、その男、言葉でしばいてくるわ」
姉はそう言って家を出ていった。
◆
数日後、オーベンは、自宅の自分の部屋にて亡骸となって発見された。
一時、村は大騒ぎになった。
健康体だったオーベンが急に亡くなったということで。
事件性はなく、自ら命を絶ったと思われる――そういう結果で話はまとまり終わった。
「確かにあの豪快な近づき方には違和感があったけれど……そういうことだったのね」
「あぁそうだよ、悪いか?」
「ま、悪いでしょうね。というより感じ悪いわ」
本心を話すと。
「そういうとこだよ! 可愛くねぇなぁ」
その後、婚約はさらりと破棄となった。
◆
帰宅した私は実家で暮らしている姉と両親にこのことを話した。
どう言われたかまですべて。
それを聞いて一番怒ったのは、他の誰でもない――姉であった。
姉は昔から私を宝のように扱ってくれる。一般的な姉妹よりは年の差が大きいというのもあるかもしれないけれど、彼女は私に優しい。譲ってくれたり、支えてくれたり、彼女は私をいつも姫のように扱ってくれるのだ。
そんな姉のことだ、私を悪く言われて許すはずもなく。
「許せない。待ってて、その男、言葉でしばいてくるわ」
姉はそう言って家を出ていった。
◆
数日後、オーベンは、自宅の自分の部屋にて亡骸となって発見された。
一時、村は大騒ぎになった。
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事件性はなく、自ら命を絶ったと思われる――そういう結果で話はまとまり終わった。
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