文字の大きさ
大
中
小
2 / 4
2話
色々問い詰められた。が、私は心を折らず、ひたすら真実を述べ続けた。だってそれが真実なのだ、わざわざ嘘に合わせる必要なんてないはず。私は本当のことを言うだけ。心を強く決めて、私は話した。
しかし信じてはもらえない。
さらに「息子に過剰な行為をする」として婚約破棄を突きつけられてしまった。
私は切ない気持ちになっていた時、妹のハルニーはなぜかとてもご機嫌だった。とても不自然だ。姉が理不尽な婚約破棄で悲しんでいる時に、日頃見かけないくらい笑顔で機嫌が良い妹。普通であればあり得ないことである。
だが、数日後、その理由が分かった。
ハルニーは既にカストロフと関係を持っていたのだ。
確かにカストロフは以前から私をよく妹と比べていた。妹の方が良かった、とか、妹の方が可愛いのに、とか。ただ、その時には、そういうことなのだと気づけなかった。既に関わりがあるだなんて、少しも考えてみなかった。当然、そぶりもなかったし。
両親は、私を差し置いてカストロフと親密になっていたハルニーに対し、怒りを露わにする。
「ハルニー! あなた、なんてこと!」
「何なの? お母様。そんなカッカしちゃって。あたし、なーんにも悪くないのよ」
「お姉ちゃんの婚約者と関係を持つなんて!」
「あたしが悪いの? そうじゃないでしょ。男性に魅力を感じさせられないお姉様が悪いの」
しかし、当のハルニーはというと、行いを悔いてはいないようで。
「お前は何ということを!」
「お父様うるさーい。声大きいし、唾飛んでるー」
「せ、せめて、リリーナに謝れ!」
「何それ、あたしを悪者にするの? 馬鹿みたい。ま、そういうつもりなら好きにすれば。あたしはべつにお父様に味方してもらおうなんて思ってないからー」
ハルニーは末っ子ということもあって両親に可愛がられて育った。そのため昔から自分勝手なところがある。思い通りにならないと不機嫌になるし、私のものであっても欲しければ奪う。彼女はそういう気質だ。
彼女にとって、他人はただの置物に過ぎないのだ。
私も、子どもの頃には、お菓子やおもちゃを奪われることも少なくなかった。
しかし信じてはもらえない。
さらに「息子に過剰な行為をする」として婚約破棄を突きつけられてしまった。
私は切ない気持ちになっていた時、妹のハルニーはなぜかとてもご機嫌だった。とても不自然だ。姉が理不尽な婚約破棄で悲しんでいる時に、日頃見かけないくらい笑顔で機嫌が良い妹。普通であればあり得ないことである。
だが、数日後、その理由が分かった。
ハルニーは既にカストロフと関係を持っていたのだ。
確かにカストロフは以前から私をよく妹と比べていた。妹の方が良かった、とか、妹の方が可愛いのに、とか。ただ、その時には、そういうことなのだと気づけなかった。既に関わりがあるだなんて、少しも考えてみなかった。当然、そぶりもなかったし。
両親は、私を差し置いてカストロフと親密になっていたハルニーに対し、怒りを露わにする。
「ハルニー! あなた、なんてこと!」
「何なの? お母様。そんなカッカしちゃって。あたし、なーんにも悪くないのよ」
「お姉ちゃんの婚約者と関係を持つなんて!」
「あたしが悪いの? そうじゃないでしょ。男性に魅力を感じさせられないお姉様が悪いの」
しかし、当のハルニーはというと、行いを悔いてはいないようで。
「お前は何ということを!」
「お父様うるさーい。声大きいし、唾飛んでるー」
「せ、せめて、リリーナに謝れ!」
「何それ、あたしを悪者にするの? 馬鹿みたい。ま、そういうつもりなら好きにすれば。あたしはべつにお父様に味方してもらおうなんて思ってないからー」
ハルニーは末っ子ということもあって両親に可愛がられて育った。そのため昔から自分勝手なところがある。思い通りにならないと不機嫌になるし、私のものであっても欲しければ奪う。彼女はそういう気質だ。
彼女にとって、他人はただの置物に過ぎないのだ。
私も、子どもの頃には、お菓子やおもちゃを奪われることも少なくなかった。
感想
あなたにおすすめの小説
婚約破棄したのはあなたです。なのに私が幸せになると困るのですか?
MMMMO薄暗い大広間に響いたのは、婚約者だった男の冷たい声だった。
「エレナ・ローゼンベルク。私は今日、この場をもってお前との婚約を破棄する」
貴族たちがざわめき、楽団の演奏が止まる。
エレナは静かに顔を上げた。
「理由をお聞きしてもよろしいでしょうか」
「理由など明白だ。お前は堅苦しく、面白みがない。それに……」
王太子アーノルドは隣に立つ令嬢の肩を抱いた。
「私が愛しているのはリリアだ」
虐げられた私、ずっと一緒にいた精霊たちの王に愛される〜私が愛し子だなんて知りませんでした〜
ボタニカルseven「今までお世話になりました」
あぁ、これでやっとこの人たちから解放されるんだ。
「セレス様、行きましょう」
「ありがとう、リリ」
私はセレス・バートレイ。四歳の頃に母親がなくなり父がしばらく家を留守にしたかと思えば愛人とその子供を連れてきた。私はそれから今までその愛人と子供に虐げられてきた。心が折れそうになった時だってあったが、いつも隣で見守ってきてくれた精霊たちが支えてくれた。
ある日精霊たちはいった。
「あの方が迎えに来る」
カクヨム/なろう様でも連載させていただいております
大事な婚約者が傷付けられたので全力で報復する事にした。
オーガスト イーデルハイト王国王太子・ルカリオは王家の唯一の王位継承者。1,000年の歴史を誇る大陸最古の王家の存亡は彼とその婚約者の肩に掛かっている。そんなルカリオの婚約者の名はルーシェ。王国3大貴族に名を連ねる侯爵家の長女であり、才色兼備で知られていた。
ルカリオはそんな彼女と共に王家の未来を明るい物とするべく奮闘していたのだがある日ルーシェは婚約の解消を願い出て辺境の別荘に引きこもってしまう。
突然の申し出に困惑する彼だが侯爵から原因となった雑誌を見せられ激怒
全力で報復する事にした。
ノーリアリティ&ノークオリティご注意
美しい容姿の義妹は、私の婚約者を奪おうとしました。だったら、貴方には絶望してもらいましょう。
久遠りも美しい容姿の義妹は、私の婚約者を奪おうとしました。だったら、貴方には絶望してもらいましょう。
※一話完結です。
ゆるゆる設定です。
【全4話】私の婚約者を欲しいと妹が言ってきた。私は醜いから相応しくないんだそうです
リオール私の婚約者を欲しいと妹が言ってきた。
私は醜いから相応しくないんだそうです。
お姉様は醜いから全て私が貰うわね。
そう言って妹は──
※全4話
あっさりスッキリ短いです