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後編
しおりを挟む「ふ、ふふふふふ、ふふふふふすふすふすすすすす」
鎌を使い、ニラを刈り続ける。
「ふ、す、ふ、す、すすすするすすする、ふふふふ、ふふふするる、するるるるるる、ふるするふるるするるるるる、ふ、ふ、す、すすすす、ふふふふふふふふ」
ひたすら刈りとり続ける。
どんどん進める。
「ふるふるふるするふふふふふふふふふ、ふ、る、ふ、ふ、ふる、ふす、す、すすすすす、ふ、すすす、ふるするふる、す、するるるるるるるるふるふふふふふふるるるるる」
自宅の近くの広い畑に植えてあるニラを数時間で刈り取ることに成功した――そう、私には『スキル・十倍速狩り』がある。
だから一般の人より圧倒的に素早く刈ることができるのだ。
こうして素敵な一日が終わった。
◆
あれから数年、私はニラ刈り名人として国王から表彰されるまでになった。
今はニラ界の女王となっている。
……そんな名称はおこがましいとは思うけれど。
一方レイヴィオはというと、あの後、デザインを盗まれたことでやる気を失い、ある日突然仕事を辞めてしまったそうだ。で、以降は、ほぼ一日中自室にこもっているようになってしまっているらしい。彼はどこへも行かず引きこもり、ずっと何やらぶつぶつ言っているだけだそうだ。
……人の一生とは分からないものだ。
◆終わり◆
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