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この道を一人歩く時
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いつも貴方のことを思い出す
かつて婚約していた貴方のことを
かつて共にここを歩いていたことを
茶会で出会った私と貴方
惹かれ合うのに理由なんてなくて
まるで吸い寄せられるかのように
互いを見つめ
互いを想い合った
二人並んで歩いた冬
もみの木が綺麗ねって言ってみたら
君のドレスも綺麗だ
そんな風に言ってくれたこと
ずっと忘れない
きっと忘れない
いつまでも覚えているから
どうして別れてしまったのかな?
私たちは愛し合っていたのに
私たちは確かに好き同士だったのに
ボタンを掛け違えた
その瞬間がどこだったのだろう
この道を一人歩く時
いつも貴方のことを思い出す
かつて婚約していた貴方のことを
かつて共にここを歩いていたことを
それでも
いつかは前を向いて
再び歩き始める
そしてまた誰かと
ここを二人して歩くの
その果てにあるものが何かは
まだ分からないけれど……
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