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婚約破棄の果てに
しおりを挟む涼しげな風が吹いて
貴方を思い出す
もう終わった関係を掘り起こす気なんて
少しもない
ただ記憶は思い出となり
今も胸の奥に
そっとしまわれている
愛している
そんな風に語り合えた頃は
未来も
将来も
何も恐れはしなかった
だって
お互いが一番大切な人で
それを
確かに感じていたから
私たちは強かった
そして
私たちの絆も
恐ろしいほどに強いと感じていたから
けれどももうそれも過去となり
過ぎ去った日々の中の
小さな欠片の一つでしかない
貴方はきっともう思い出さないでしょう
それでも私は
何も言わずともそっと思い出すことはある
婚約破棄の果てに
貴方との日々は
遠き日の記憶となり
胸中のどこかに
残り続けるでしょう
婚約破棄の果てに
貴方との日々を
思い出す時には
小さく小さく
誰も知らない歌を歌うでしょう
涼しげな風が吹いて
貴方を思い出す
もう終わった関係を掘り起こす気なんて
少しもない
ただ記憶は思い出となり
今も胸の奥に
そっとしまわれている
いつまでも……
婚約破棄の果てに
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