婚約破棄されてからというもの、私は実家で魔獣を飼って暮らしています。

四季

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3話「あれから」

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 ◆


 あれから十年。
 私は今、実家に住み、魔獣のお世話をしている。

 魔獣といってもいろんな種類がいる。そのため、それぞれに合った世話をしなくてはならず、毎日とても忙しい。もちろん、人がお世話をするのが到底不可能な種の魔獣は飼っていないけれど。それでもいろんな難しさはある。それぞれに合った環境を作ること、快適に暮らせるようにすること、考えることはたくさんだ。

 でも、新しく明らかになることもあったりするので、そういう刺激や楽しさはある。

 私はこの人生を楽しんでいる。

 周囲から見れば少々変わり者かもしれないけれど。でもそれでもいい。私の人生だから。それに、周囲に迷惑をかけているわけではない。

 ちなみにルーボウンスはというと。

 あの後恋人だった別の女性と結婚する話になったそうなのだが、いざその時になって両家の身分の差が問題となってしまい、結局二人は別れなくてはならないこととなったらしくて。

 それで……二人は共に崖から身を投げたそうだ。

 共に死ぬことが幸せな結末だったのか?

 それは私にはよく分からない。


◆終わり◆
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