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後編
しおりを挟むその後私は都へ出た。
そこで数年働き、仕事の中で出会った男性と結婚、都にて家庭を築いた。
欲しいものを手に入れることができ続けた私は運が良かったのだろう。
誰もが都に出ただけで幸せになれるわけではない。
枯れた花のように踏まれ風と共に飛び去るように消える者だっているのだ。
でも私には幸せが待っていた。
この道を選んだことを悔いることはないだろう。
きっと永遠に。
むしろこの決断にいつまでも感謝し続けるだろう。
ちなみに、北の村はあの後少しして隣国の侵攻の舞台となったようで。敵国の兵たちに蹂躙されたようだ。聞いた話によれば、今はもうあの村には誰もいないらしい。数人は逃げ出した者もいたようだが、ほとんどの村人が村の中で滅びゆくこととなったらしい。
両親も亡くなったのだろうか……。
ルルノスもきっと……。
でも、それでも、後悔はない。
そこに私がいたところでどのみち何も変えられなかっただろう。
ならばここで生き延びている方が有意義なはずだ。
◆終わり◆
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