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貴方が愛してるって言ったのは いつのことだったかしら
しおりを挟む貴方が愛してるって言ったのは
いつのことだったかしら
でもね信じていたのよその言葉を
ずっとそれを頼りに生きてきた
貴方がよそ見をしていると
そう分かってはいても
きっと大丈夫だと
いつか帰ってきてくれると
そう思えたのは
あの頃の貴方の言葉があったからなの
でもそんなものは
何の役にも立たなくて
結局私は一人
今は一人になってしまった
貴方は欲望に忠実で
見つめている女性の方へ飛んでいってしまって
もうここへは戻らないのだと
そう察したわ
だって婚約破棄したんだものね
戻ってくるはずがない
そうよ
でも夢みてしまう
戻ってくるはずもない
なのに
どうしても期待してしまう
私も愚かなの
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