馬に乗っているところを見られ婚約破棄された私でしたが、今は良き人と巡り会え穏やかに生活できています。

四季

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後編

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 その後色々あって私はポトルレーフと恋仲に。
 そうして気づけば結婚していた。

 で、今も彼と夫婦なのである。

「この花綺麗だね」
「ほんと? 良かった。自分の好みで選んだからちょっと心配だったわ」

 私たちの関係は結婚からどれだけ時が過ぎても変わらない。

 いつまでも。
 どこまでも。

 良き友であり、良きパートナーだ。

「最高の色みだよ!」
「そう……えへへ、褒められたら嬉しくて、でも変に照れちゃう」
「センスあるよね」
「そうかしら」
「うん! あるよ! 間違いないっ」
「ありがとう、貴方にそう言ってもらえるととても嬉しいわ」

 ちなみにアロウスはというと。
 婚約破棄後突然目の前に現れた謎の美女に惚れ込み、資産の九割以上を彼女に注ぎ込むもやがて捨てられたそう。
 以降ストーカー行為を繰り返すようになったらしくて。
 アロウスはいつからか美女をつけ狙うことだけがいきがいというような状態になってしまっていたそうだ。

 だが、ある時、美女と口論になった果てに少し腕に傷を負わせてしまったそうで。

 それによって仲間を呼ばれたらしい。

 その仲間というのが、美女の知り合いであり、裏社会で活動する組織の男たちだったようで。
 アロウスは男たちに殴る蹴るの暴行を加えられた後山奥に捨てられ、凍えて死亡してしまったそうだ。


◆終わり◆
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