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後編
しおりを挟む「婚約破棄された、だと!? 愚かな! どうしてそんなことになるんだ! 何をした! どれだけ無礼なことをやらかしたんだ! 婚約破棄されるなんぞ恥でしかない、お前は我が家の恥さらしだ!!」
父は言った。
「婚約破棄されるなんて、浮気でもしたの? そうでしょう、そうでなければ普通婚約破棄なんてないわよね。ああ! もう! 酷い娘を持ったものだわ! 貴女みたいな娘を持って、私たち夫婦は不幸よ。あーあ、こんな不出来な娘ならとっとと捨てておけばよかったわぁ」
母は言った。
両親は心なかった。
だから私は家を出ることにした。
外の世界なんて知らない。
けれども、もう、あそこで生きてゆくのは嫌だし無理だった。
出来損ないの判を押されて生きてゆくなんて辛すぎる。
◆
王都へ出て一年、私は今、魔術調薬士として活動している。
一人家を出た直後に適性が判明したのだ。
そしてその仕事に就くことができ、おかげで、それによって仕事を得ることができている。
生活は順調だ。
ちなみにダルブヘインはというと、あの後、ストーカー化した女性に執拗に追い掛け回されて心を病んだそう。で、今は、施設に入っているらしい。だがそれでも女性によるストーカー行為は続いているようで。施設側もストーカーによる行為に色々困っているらしい。
◆
王都へ出て三年が経った。
私は数がぐっと減る二級魔術調薬士の資格を取ることができた。
それによって仕事も増えて。
また、少し前には仕事仲間からプロポーズもされ、すべてが順調だ。
◆終わり◆
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