MELODIST!!

すなねこ

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#078 Furioso

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東京都・年齢不詳男性「やはり因習村での尾行は気付かれていなかったようです。全く、不用心な奴ですね。こちらはバッチリと貴方を脅せるネタまで確保できてますよ。女装した姿なんてお仲間に見られたくないでしょ」


…………………………………………………………………………………



 この橋梁を渡った先は、未来の日本で生きる事を許された人間の暮らす『理想の街』である。
 ニュー千代田区画は都野崎仁一が首相に就任後、構想から僅か2年と言う超短期間で完成したハイパーエコシティだ。
 全ての電気は音エネルギーによって賄われており、区画の中心に建造された巨大なハンネス機関を4基搭載した発電プラントから供給されていた。
 有り余るほどの電気は昼夜問わず高層ビル群を煌々と照らし、夜も眠らぬ街…かつての首都東京の名残を残す唯一のエリアとなっている。

 ゆくゆくは東京全体にこのスーパーエコシティ構想を拡大し、幸福な暮らしを享受する世界で唯一の楽園に造り変える事を目標としていた。



 液晶パネルで出来たデスクの天板に被せられた立体的なホログラム。綺麗に区画整備された街並みは将来の東京の姿である。
 淡い紫色の濃淡で表現されたマップ全体を眺めた都野崎の手元には携帯端末。表示されているメール画面には、妹が今し方死去したという知らせが届いていた。


 ノックの音と共に現れた秘書の男は深々とお辞儀をして都野崎を部屋の外に誘導する。これから虎ノ門ヒルズの地下に向かい、他の3人と合流して地下の操作盤を開錠する作業を行う予定だった。

 今宵、零式自鳴琴を起動し日本全土の掃討作戦を開始する。

 都野崎の理想に向けて、罪も無き多くの国民が犠牲となり、歴史的建造物も含めた全ての建物が破壊され尽くすのだ。


 黒塗りのセダンに乗り込んだ都野崎は手元の携帯端末に視線を落とす。かけがえのない存在の死。しかし、それを悲しむ様子の見られない彼の顔には薄ら笑みすら浮かんでいた。
 フロントミラー越しに都野崎の表情を伺っていた秘書の男はゆっくりと顔を伏せる。

「……総理…本当に葬儀には参列なさらないのですか…?」

思いもよらぬ彼の言葉を聞き、都野崎は端末をスーツの胸ポケットに仕舞う。そして、今度は都野崎の方からフロントミラー越しに秘書の男の方を見やった。

「何度も言わせるな。……それに、今夜日本は一度焦土と化す。葬式など開いてる暇は無くなるだろう」
「……左様でございますが…」

短く呟いた秘書の男はシフトレバーを操作し、ブレーキペダルからゆっくりと足を外す。ゆっくりと動き出したセダンは総理官邸を出発し、溜池山王駅のまわりを周回し、都道405号外濠環状線を走行する。


 そして、赤坂一丁目の交差点が見えてきた時、セダンが急激にスピードを上げ始めた。車両の動きを不審に思った都野崎は身を乗り出して秘書の男の肩を叩いた。

「おい…交差点を右だ。何をやっている?」


しかし、秘書の男はアクセルを踏み続け虎ノ門駅方向に突き進む。更に速度を上げて見えてきたのは新橋駅跡地。既に千代田区を出ていたセダンは瓦礫が山積みになった道なき道を上下左右に酷く揺さぶられながら爆走している。

「止まれ!止まるんだ!」

秘書の男は都野崎の言葉を聞き入れようとしなかった。一心不乱に前だけを見据え、悪路にハンドルを取られないようにと両手でしっかり握っている。



…………………………………………………………………………………


 身の危険を感じた都野崎は、携帯端末で警護隊に連絡を入れた。

「私だ!至急向かってくれ!豊田が血迷った!」

これまでに経験した事のないような猛スピードによる慣性が都野崎の身体を座席シートに縫い付ける。そして、正面に見えるのは先日爆破解体され隅田川に沈んだ勝鬨橋。


「私の名前なんて覚えていたのですね、都野崎さん」


唐突に口を開いた秘書の男。冷や汗をダラダラと流しながらハンドルを握り直した彼は、顔を後部座席の方に向ける。


「私はずっと……自分はただの秘書だから仕方のない事だと諦めていました」
「何を言って…」


フロントガラス越しにセダンの進行方向に見えたのは、堆く積まれたビル解体後の巨大な瓦礫群。このままでは正面衝突は免れない。



「これが正しい事なのだと自分に言い聞かせて、貴方についてきました。重機や機械兵器から区民たちが逃げ惑い、力尽きて轢かれる様子を幾度となくこの目で目撃しても尚……貴方を止められなかった」

瓦礫の山が迫る。都野崎は運転席をしきりに蹴りながら叫んだ。

「止める!?馬鹿を言うな!!理想の日本を作る為の過程だ!お前は選ばれた側だろうが!何の不満がある!?」


必死の形相を見せる都野崎に、秘書の男はフッと静かに落ち着いた表情で答えた。

「選ばれた?…何故貴方に選ばれなければ、生き続ける事ができないのですか?神にでもなられたおつもりですか………」

スゥと息を吸い込んだ秘書の男。そして肺に満たされた空気を大声と共に一気に吐き出す。


「ふざけるなっ!!何が理想だ!!お前がやったことは、ただの虐殺だ!!」


ハァハァと息を切らした秘書の男は正面に向き直った。そして、今度は静かな口調に戻って口を開く。

「…もう後戻りは出来ません。何もかもが手遅れです。ただ、これだけは確実にわかります……貴方のような人間が国家元首になってはいけなかった」

瓦礫の山に衝突するまであと数秒。せめて命だけは助かろうと、都野崎はドアハンドルに手を掛けた。しかし、もう少しで手が届くというところで秘書の男によってチャイルドロックがかけられる。いくら力強く引こうともドアは開かない。



…………………………………………………………………………………






「……これ以上、日本を壊させはしません」






 静かな灰色の街にこだまする衝撃音と爆発音。時速200キロ近くで瓦礫の山に突進した車両はその原型を留めておらず、まるで握り潰された紙屑のようにグシャリと小さくなっている。
 爆発と共に激しく炎上し、都野崎が呼んだ警護隊の人間が到着する頃には何もかもが消し炭と化していた。








 空高くまて立ち昇る黒煙は、ニュー千代田区画に入る橋を渡っていた京哉達からも確認できた。

「何だ…火事か?」

ふと南の方角を確認した京哉であったが、すぐに進行方向に向き直る。そこら中で建物の爆破解体が行われていた事を考えると、火事が起こっても特段珍しくもない。


 ニュー千代田区画とその他を隔てる壁は無い。しかし、誰もがこのエリアに足を踏み入れることを敬遠する。その他22区とはあまりにも生きる世界が違うからだ。
 外では電気が使えずに命を落とす人間も少なくはない。しかし、此処では有り余った電力を昼間の無意味な照明の為に垂れ流している有様だ。
 相変わらずギラギラと騒がしい街を歩いているうちに、京哉はある事に気が付く。……人が誰もいない。

「妙に静かだな…サラリーマンとかOLとか、全然歩いてねーの不思議」

京哉がぼそっと呟くと、背中を叩いてきたシェリーがある一点を指さす。植物のプランターを外に運び出している壮年の男が一人。
 顔を見合わせた二人は、急いでその壮年の男の元に駆け寄って行った。

 グリーンショップと書かれた看板。どうやら、植物を売っている店の者のようだ。二人が辿り着く前に店内に引っ込んでしまった男を追って、そっと顔を出す。

「す、すみませーん」

京哉が呼び掛けると、シマトネリコの鉢植えを抱えた先程の男が慌てて出てくる。京哉とシェリーを見て一体何事かと眉を顰めていた。


「今日はおやすみなんだよ。今はこの子達を日光浴の為に外に出してるだけだからね」
「あ、大丈夫です!客じゃないんで!」
正直に口走った京哉の背中をシェリーが叩く。店の男の方を見れば、案の定更に怪訝な顔をしていた。客じゃないなら一体何なのかとなるに決まっている。
「す、すみません…お聞きしたい事があって。今日って何かあるんですか?あ、ちょっと友達のお見舞いに来たんですけど外の様子が前とは違うから…」
何とか誤魔化して男の機嫌を取り繕った京哉。相変わらず難しい顔をしたままの彼は、スッと壁に貼られた紙を指差した。


「少し前にいきなり通達が来たんだよ。テロ対策訓練の為、住民は今日から3日間外に出ないように…ったく商売上がったりだよ」
「3日間って…やけに長いな……本当に訓練か?」
貼り紙を睨み付けて訝しげに小首を傾げた京哉に、店の男も溜め息混じりに続ける。
「何か隠してるんじゃないのか、また。千代田区民は全員怪しんでるよ…政治家達の事」
ニュー千代田区画に住む人間の正直な心情に初めて触れた京哉。急ぐ道中ではあったが、彼らの声が気になってしまい問い掛けた。
「…此処以外の場所、区民全員立ち退きさせられて建物全部解体されてる……って知ってた?」
「あぁ。風の噂程度だがな…何を考えてるんだろうな、都野崎って男は。まあ運良く先祖代々この場所で商売してるお陰で不自由な暮らしはしてないけど、気分は良くないよな」
重そうな鉢植えを床にゴトっと置き、腰を摩りながら答えた男は小窓から外の景色を眺める。
「……こんな事言ったら千代田区外ソトの人は怒るかもしれないけど、昔の方が良かったよ。落ち着いた雰囲気のある政治家の街って感じがしたしさ。それに、千代田区民は其処の橋から外に出ちゃいけないっていう暗黙のルールがあるんだ。多分知らなかったと思うけど…」
それは初めて聞いた、と興味津々に首を縦に振る二人。
「なんだか、俺らをぬるま湯に浸からせて閉じ込めておいて、馬鹿にさせようって魂胆じゃないかって…一般住民は皆心のどこかで不安に感じてるよ」

 国民は馬鹿な方が良い。何年か前にどこかの国の首長が似た様な事で口を滑らせて大バッシングを受けていたのを思い出した京哉。
 賢い人間に噛み付かれるのを恐れて虐殺を繰り返した東南アジアの国の政策に似たようなものも感じる。

「そっか……ありがとうございました!友達のお見舞いはまた今度にします!」

ニカっと笑って手を挙げた京哉に続いて、シェリーも足早に屋外に出る。



…………………………………………………………………………………


 異端カルトが拠点を置く高層ビルは、霞ヶ関の官僚ビル街の一角にある。低層階は官僚や一般スタッフの詰めるオフィスとなっているが、街の様子を見るに今日は誰も出勤していないのだろう。

 そうなると、正面からこちらを見据えている二人組は間違いなく異端カルトの人間ということになる。

「…シェリー、下がってろ」

ジュラルミンケースの肩ベルトに手を掛けた京哉は、前方の人影を睨みつけながらシェリーに指示を出す。

 ほぼ同時に地面を蹴った両者。太刀とコンバットナイフがかち合う音が響き、そこから鍔迫り合いが始まった。
 青紫のドレッドヘア…特徴的な見た目と、この体幹の強さ。見間違う筈もない、サラフィエルだ。

「よう…また会えたな」
「こっちは会いたくも無かったんですけど…」

京哉の太刀がナイフを弾き飛ばしアスファルトの上に転がる。サラフィエルが腰のベルトからもう一本を取り出そうとした時、もう一人の人影が彼女に呼び掛けた。

「時間無いんですから無意味な争いやめてくださーい」

その男の声に、京哉は聞き覚えがあった。歩み寄ってきた彼の様相を見て、確信する。

「……生きてたんだな、矢波…」

鶯谷で新興宗教団体を運営していた男…矢波もといダンタニアンである。

「生きてましたとも。まだまだこの目で人の不幸を見たいので、あんな事じゃ死ぬに死にきれませんよ」

救い用のない屑と呼ぶに相応しい外道っぷりの彼と数ヶ月ぶりの再会を果たしたものの、ダンタニアンの方には特に敵意のようなものは感じられない。

「チッ…わーったよ。おい、ついてきなクソ男とそこのクソガキ」

サラフィエルにクソ男とクソガキと呼ばれた当の本人達は、その指示に素直に従う訳がない。一向に戦闘状態を解かない京哉に向かって、サラフィエルは更に不機嫌を上乗せした荒々しい口調で怒鳴りつけてきた。

「こっちだってテメェらなんかと一緒にいたくねぇんだよ!お前のクソ親父とミゲルの命令で残されて仕方なくだな…」
「……く、クソ親父?」

京哉にとってクソ親父とは、あのクソ親父しか思い当たらない。死んだという一報は虚偽だったのであろうか。それよりもまず、何故託斗が異端カルトの人間に指示を出す立場になっているのか。

「貴方がこの場所に来た理由はわかります。ミーア・ウィルソンと若乃宮麗慈の奪還でしょう?残念ながら、此処にはもういませんよ」

もういない、とはどの意味で捉えれば良いのだろうか。最悪の事態も想定し、京哉は太刀を握る手に力を込める。

「貴方を挑発する意図もありません。移動したという意味です。右神託斗達も一緒にね」
「移動?一体何処…」

皆の居場所を尋ねようとした京哉であったが、近くにいたサラフィエルがイライラした様子で足をドスンと踏み鳴らした。

「だから!今からそこにテメェらも連れて行くからついてこいっつってんだよ!!イライラする男だな!!このイカレ⬛︎⬛︎⬛︎ピーー野郎がっ!!」
「ヒェッ…何この人怖い……」
怯える京哉の襟首を鷲掴みにしたサラフィエルは、ズカズカと大股で歩き彼を引き摺っていく。逃れようともがくものの、更に放送禁止ワード連発の暴言を浴びせられて黙らされる京哉。

「貴女も一緒に」

ジッと遠くから見据えていたダンタニアンに声を掛けられたシェリーも、恐る恐る足を踏み出す。





…………………………………………………………………………………




 綺麗に舗装された街並みを港区方向に走り出したバン。虎ノ門ヒルズに向かうとダンタニアンに告げられた二人の脳裏には、真っ先に零式自鳴琴が思い浮かんだ。

「日本政府が楽団貴方がたに協力を要請し、受諾されたのですよ」

運転席に座る彼が明かした衝撃の事実に、京哉とシェリーは身を乗り出した。

「は!?対立してる組織に依頼なんてするか?普通……」
「ウルセェんだよ!そうなっちまったモンは仕方ねェだろ!」
京哉の座る助手席を後ろからガンガン蹴り付けるサラフィエルの大声に、シェリーは白目を剥きながらじっと耐えていた。

「まぁ…理由は色々あったようですが、一つ大きかったのは世界政府を出し抜く為…でしょうね。ミゲルと都野崎首相は零式自鳴琴を起動させて日本全土の掃討作戦に乗り出す算段のようですから」
「……奪い取る為の手伝いを僕らにさせようって事…?」

まさか、外道に加担する事になるとは…。ショックを受けた様子の京哉を横目にダンタニアンはカラカラと笑い始める。

「今更何に心を痛めておられるのですか?貴方がただって十分に人の道から外れてますよ。まぁ、流石のぼくも今回の計画には及び腰ですがね」


 緩やかに速度を落としていくバンが停車した真横に虎ノ門ヒルズ森タワーの入り口が見えた。ニュー千代田区画外で唯一取り壊されていない高層ビルである。
 車外に出ると、同車種のバンが10台程既に並んで駐車されていた。


「屋上に皆さん集合しています。今日だけは高層階行きエレベーターの電源を復旧しているそうなので、そのまま向かってください。…まぁ、長年整備なんてされてませんから何かあっても知ったこっちゃありませんがね」

ヒヒヒと相変わらず気味の悪い笑い方をするダンタニアンに不安を煽られながら、京哉とシェリーはタワーの中に向かって歩き始めた。


「…わーってるよ。罠じゃないかって疑ってんだろ?僕も疑ってるから心配すんなよ」

エレベーターホールで不安げな表情を浮かべるシェリーを一瞥した京哉は、フルートを太刀に変形させた状態で右手に携える。そして、左手でシェリーの手を握った。


 チン…とカゴが到着した合図がだだっ広く静かなホール内に響き、二人が身構える。
 未整備というだけあって、溝に入り込んだ砂利にドアが擦れて滑らかな開閉とはいかないようであった。ゆっくりと外の空気を取り込んでいく密室…。
 警戒したものの、中には誰も乗っていない。一通り内部を確認してから乗り込んだ二人はそのまま屋上を目指して上昇していった。
 


…………………………………………………………………………………




 ジャリジャリと不安になる音を立てながら開いたドアの先に広がるのは建造物の屋上とは思えない程深く生い茂った緑。
「げっ!?何だコリャ…ジャングルかよ」
かつての屋上庭園の樹木は手入れをされないうちに伸び放題になっており、冬でも葉の落ちない常緑樹が行手を阻んでいた。
 どのように進もうかと悩んでいたが、ふと足元に視線を落とすと土や埃で汚れた上から複数人に踏みつけられた跡が確認できる。しかも、ごく最近の足跡であった。

 足跡を頼りに腕で木々の枝葉を掻き分けながら進んで行けば、伸び切ってふかふかになった芝ゾーンの向こう側に水の張られていないプールが見えた。
 そしてその手前のエリアに同心円上に並べられた20脚のシンフォニーチェア。


「遅かったな、京哉」


 そして、その中心に据えられた指揮台に立っていたのは白い燕尾服を纏った託斗であった。





[78] Furioso 完
 
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